13番ラトゥ、瞬発力が頼もしい
一例として、専大戦を見る限り、CTB13番ペニエリ・ジュニア・ラトゥのスピードに乗った動きが印象的でした。無観客試合でなければ、場内は大いに沸いたことでしょう。
彼は、ボールを持って走り出す、その瞬発力が凄いです。それに、前へ前へのプレーは、FWにも絡んでいました。かつてのWTB14番ロペティ・オトを彷彿させるようなところがあります。体重があと2,3キロ欲しい感じですね。
ミスと言えば、前半6分のグラバーキックです。相手の足に当たり拾われてしまい、相手ボールにしてしまったケースです。後半、ランニング・タイムで50分ごろでしたか、大東のチャンスの場面でパスミスが出てしまいました。もったいなかったです。
試合を重ね、いろいろ体験して、日本のラグビーに馴染むことで、サイモニとともにチームを担う大きな戦力になるであろうと思います。
サイモニは期待にたがわず、随所でいいプレーを見せてくれました。昨年からのレギュラーは5番呉山、8番サイモニ、9番南、14番鎌田、そして15番鈴木です。7試合にフル出場したのは2,3人だと思いますから、まさに新チームです。全員が一つ一つ体験し、積み上げていくことが大切でしょう。