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永崎士道の建設業徒然なるままに、時々国防とグルメも

主に建設業の話題を書きたい。
私自身建設会社の社長だったので、
業者贔屓の発言も大目に見てください。

日本の現行政府当局こそ、いじめっ子の典型だ(その11)!

2012-08-09 | 国防
日本人は基本的に甘えの構造で生きてきた。 なぜなら、諸外国のような本当の地獄を経験したことがない民族だからだ。 異民族の奴隷支配を受けたこともないし、歴史に占める戦争期間など、ほとんど測定誤差に近いような短さである。 

中国の負の歴史に人肉食があるが、日本以外では特段珍しいことでもなかった。 日本を除き、すべての国で都市は城壁で囲まれていた。 短期に敵を打破できなければ、ろう城戦をやるためである。 そして、病人や老人、小さい子供らを殺して塩漬けにし、ろう城戦を戦い抜いた。 孔子の弟子、子路が塩漬けにされる話は有名だが、中国ではごく当たり前のことなのだ。

国防に関する無関心、無責任な反対論、理想主義も、ひとえに日本だけの特殊な歴史に原因がある。 とくに、戦争経験のない今の世代が、完全に甘え、稚心を捨て去ることは不可能だろう。 ただし、自分たちが特殊な甘えん坊であることぐらいは、自覚してほしい。

しかし、甘えの負の側面は依存心を生むが、プラスの側面が出ると性善説になる。 
 
日本の国家権力は、国外の敵と戦った歴史がほとんどない。 基本的に国内のもめ事を調停し、治安を維持する歴史しかないから内弁慶権力、小うるさい小姑権力になるのもしょうがない。 
 
狭い島国だから、権力者同士も数代さかのぼれば縁戚関係にある。 敵同士でも、心の根っこに武士の情けがあった。 また、そのような者でなければリーダーになれなかった。 えげつないユーラシアの謀略戦ばかりでは、武士道の美学は育たなかっただろう。 大陸では、敵の頭蓋骨で作った髑髏杯が祝宴でよく使われた。 織田信長も真似て、自分を裏切った浅井親子の首で作ったが、多くの歴史家は『これで部下の心が離れてしまった』と指摘する。  

このような国、民族だから、古今東西、日本だけが性善説で国家、社会を存続させることができたのである。 日本以外の国の制度、文化は性悪説を基調にしている。 ユーラシア大陸では、日本人のようなお人よしの甘えん坊民族はとうの昔に滅ぼされてしまっている。 ドーバー海峡の3倍の距離をもって大陸から隔離された島国だからこそなしえた、歴史の奇跡、偶然であった。
 
今日も読了ありがとうございます。

 

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