外に出たときは 未だ黄昏だったのに
たった一区の電車のスピードより速く 暮れてゆき・・・
“秋の日は 釣瓶おとし”
家までの道々に 金木犀 の香りが
強くなったり 弱くなったり
それだけが 私の道連れだった 昨日
いつも開花は香りで知り・・・
落花が 樹の根元に 円く散り敷いているのを見て
電気がついているみたい! と
小さい子供に言われた昔を いつも思い出す
まだまだ 裸電球の街灯があったころ
たった一区の電車のスピードより速く 暮れてゆき・・・
“秋の日は 釣瓶おとし”
家までの道々に 金木犀 の香りが
強くなったり 弱くなったり
それだけが 私の道連れだった 昨日
いつも開花は香りで知り・・・
落花が 樹の根元に 円く散り敷いているのを見て
電気がついているみたい! と
小さい子供に言われた昔を いつも思い出す
まだまだ 裸電球の街灯があったころ