は・な・し・の・種

話の種のつきるまで・・・

訃報

2009-03-05 | 暮らし

夜 電話がなって 夫の親友の訃報だった
2月中旬だった由 夫人からのもの
この幾年 気掛かりながら 故郷に帰った折に 
と思いつつ 訪ねることも無く過ぎていて・・・
還暦を過ぎた辺りから 残念ながら すこし認知症らしき傾向で
それでも 鎌倉を散歩した頃は 大したことはなく 明るく私などには優しかった
その後7・8年 病院 施設に入って過ごされたようだった
昔ながらの関白で 解らなくなってからも かなりてこずる事もあった様子
会社では 要職に有った方だけに つれあいとしては情けない思いが一杯だった事だろう

ひとは いつかは亡くなる訳だが 亡くなり方は自分では選べない
認知症の場合も 癌などでの凄絶な最後も 何かの事故も 
亡くなり方ではなく 唯一の存在として覚えておきたい
誰を愛し 誰に愛され どんな事で人に感謝されたか
生きているときどんな生き方をしていたか
こんな事を 「悼む人」 で話題の天童荒太氏が先日TVで話していて
本を読めば もっと心の糧になるであろう と思いながら
わたしは なかなか 「読書」 が出来ないでいる

忘れていた鉢から いつの間にか ニリンソウ