強風にあおられる 櫨の葉は まるで炎のよう・・・
=日めくりの暦が苦手である
24時間すごせる回数券を日々ちぎるような デジタル的な喪失感がきつい
一月ごとのカレンダーは・・・消えてゆく時が見えにくいのがいい
ただし 月の変わり目には 喪失感がまとめてやってくる= 天声人語より
12月 カレンダーが最後の一枚 ともなれば 喪失感の極
この月の桝目にも そこそこスケジュールが入っていて
暮れのお仕事は 今年も大幅にカット と言う事になりそう・・・
← カレンダー絵は 蝦夷錦★椿
今はまだ 椿と言うより 山茶花の時期 →
※ ※ ※
公孫樹が色付いてきたと思ったら もう散りしいて・・・
眺めながら歩いていると 余りにもいろいろな形があって おどろいた
検索に寄れば・・・ 物議をかもしそうなので? やめておく
先日 これも天声人語に おもしろい話が有って (寺田寅彦の随筆集とか)
=或る日 何の気なしに梢を眺めていると 突然あたかも切って散らしたように
葉が落ち始めた 驚いていると 少しはなれた小さな樹も同様に落葉を始めた
ほんの束の間ながら まるで申し合わせたように 濃密な黄金色の雪を降らせた
殆ど風はなく それは 垂直に 枝の間をくぐり くぐり落ちていった
たくさんの葉をふるい落とした後に再び静穏に復した・・・=
一体何が起きるのかしら・・・? 出会ってみたい
・・・と言っているうちに 樹々はどんどん裸木になってゆく 12月