大塚でつぶやく

北大塚にある、とあるおでん屋で働く夫を観察する妻のブログです。立ち上げは夫だったはず・・・・ですが・・・

ひさしぶりに

2007-06-01 17:12:13 | お通し日記

5月31日木曜日。
久しぶりのお通し日記です。一人で、ゆっくりと、おでん屋さんへ。考えたらもうずーっと、店長のお通しをいただくということがない。お友達と行ったりはするのだが、店長の料理に没頭するということがなんかできない。あと、一人のほうがお酒が美味しい。「なにがでてくるかな」「何を出してやろうかな」の程よい緊張関係が、私には大きなごちそう。
本日のお通し

・・・・の残骸(笑)。
食べてから写真とってないと気付いたんです。
・和牛のタタキ
・きのこと鶏ささみの和え物

後者が美味しくて、かつ、味の成り立ちが解らなかったので、シェフを呼んで料理法を聞く。「粕と味噌です。」「きのこは何ですか?」

「えー、、タマ・・・・タマ・・・・・タマ・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「タマホニャララ!」
よくわかりました。
(あとでネットで調べたかぎり近そうなのはタマチョレイタケでしょうか、かわった香りとしゃくしゃくした歯ごたえがよかったです)

さて、ここで大塚のバンダナ王子KD君に「3種おまかせ」をお願いする。
「松と梅、どちらになさいます?」このお店でそれ私に聞く人はいなかったけどちゃんと聞くのが貴方らしいね・・・・。かつて「にごりない?ハルさん」「ハルさん?じゃ、これいっとけ!」って「袋吊 『てつろう』」を出した人とか「ハルさんねぇ・・大抵飲んでるからなぁ・・・」ってこまった苦笑いする人とは大違い(笑)
「う・・・じゃ、じゃぁ松で」
「わかりました。」生真面目な顔ですたすたと取り出してくれたのはこれっ。

・楯野川(山形県) 大吟醸 番外編 攻め
・雁木(山口県)純米
・美丈夫(高知) 麗(吟醸)

なーるほど。
あれっ、おでん屋に楯野川の大吟なんてあったの?
「本店からくすねてきました」
ありがとうございます。

あんまりお通しが美味しかったので「店長ー、お通しおかわり!」
そしたら、出てきたのはこれ

ひねりましたね。茗荷と胡瓜とネギ、鶏に牛タタキの残りなどが入ってます。←メニューにないものをねだる迷惑客
ウマカッタ!!

では次、店長、オススメでお酒をひとつお願いします!
といったら出してくれたのは

七本槍 無濾過生原中取り の お燗!!

ばっちうまい!!
お料理にもぴったり!

なんだか、家の冷蔵庫から取り出しておうちでつまみつくって、より、こうやって仕事人さんにサーブしてもらって、じっくり瓶や器を眺めながら、ありがたく肴をちびちびつまむほうがお料理もお酒も断然美味しく感じるのはなぜでしょうね・・・。

は~。ちかごろは主婦となって外に飲みに行くこともままならぬ身だったので、本当に、ひさしぶりに「日本酒が美味しかった~」と思える時間でした。


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