すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

代表質問ー11 元気な未来づくりをやらいや④ 1回目の追求質問への答弁

2014年12月24日 | 日記

産業育成策や地元企業の育成は重要な県政の課題です。大切な議論だと思っています。

副議長(前田八壽彦君)平井知事

知事(平井伸治君)(登壇)重ねてお尋ねをいただきました。植物工場につきましては、そういうスペースの問題、それからさまざまなコストについての支援が可能であれば支援のこと、こういうことを総合的にやりながら今後も誘致を進めてまいりたいと思います。電気代のことについては、まさにちょっと前半のほうのお話になりますが、あれは原発そのものでございまして、原発の立地と、それから隣接市町村という定義されるところ、そういうところに限ってそういう料金設定が可能、補助金が可能ということになっております。これは国の制度で動いているものでありまして、福井県はそれを使っているにすぎないわけですね。私どものところで、では、それができるかというと、それは原発の立地との裏腹のものでございますので、そこをむしろ我々として使っていくというわけには多分ならない。ですから、そのほかのことでどんな対応が可能かということです。例えば販路開拓の支援であるとか、それからいろいろとそういう品種を選ぶ際のマッチングのことであるとか、さまざまなことで我々としても努力をしてまいりたいと思います。また、スペースにつきましては、これは市町村のほうの考え方があるのです。例えば愛ファクトリーで言えば、これは障害者の雇用、センコースクールファームもそうですけれども、そういう障害者雇用に影響する、直結するところがございまして、そういうことで地元も協力をするというようなコラボレーションができているわけでございます。今後ともそういう一つ一つ丁寧に対応して植物工場につきましての促進も図ってまいれればと思います。

 次に、医薬品、議員のほうから今後の産業展開についてお話がございました。私どもでも今推奨しようとしている成長戦略と基本的には同じようなスタンスでいらっしゃるのかなと思って伺っておりました。今までは電子機器産業が中心の鳥取県でありましたけれども、かなり外国に製造拠点が移っていってしまいます。そうするとこれから伸びる産業分野というのをつかまえてこなければいけないし、成長させなければなりません。そういう意味では地場にある技術や、それから生産拠点を考えるとフードバレーは一つの選択肢となりますし、また創薬ビジネスということも考えられようかと思います。この創薬については、議員のほうのお話もございますけれども、実は我々も同じことをやってきています。やっていただくとわかるのですが、なかなか大変です。製薬会社を我々も訪ねたりして、地元にはこういうようなシーズがあるから、この辺をくっついて一緒にやりませんかというようなことで誘いをかけに行くのですけれども、なかなかそこのところが難しいところがある。また、そういうのを粘り強く今後もやっていくということかなというふうに思っています。単なる大手企業がやってきて、つくって終わりということよりも地元のいろんなシーズが生きて中小企業が開発した技術がそういうところに生きてくればおもしろいと思います。そういう意味でキノコについて今もそういう創薬につながることを考えようとして、これは我々の体力にも手の届く範囲内で工夫が可能かな、また地域の資源も生かせるかなということで先般、議会のほうにも提案し、御承認をいただいてきたものがございます。これもレンチナンを初めとしたがんの関連物質についての製造が既に始まっておりますし、さらにもう次のステップのことですね、ほかの漢方薬系だとか、それからそのほかの素材をキノコでつくっていく、こんなことも含めて今取り組みも始まっております。いろいろと我々としても未来型の産業としては創薬も視野に入れていく必要があるだろうと思います。

 また、メタンハイドレートにつきましては、私どもの新エネルギーとしてできる範囲のことは我々のほうに引きつける意味でもやっていく必要があるだろうということで、人材育成に取り組むことにいたしました。今議会にも提案をさせていただきましたが、明治大学の松本先生のほうからは非常に評価をしていただいております。これがきっかけとなって鳥取県がそのメタンハイドレートの研究の拠点、さらには将来的にはこのメタンハイドレート関連のコングロマリットが成立してくるようなことになれば非常にありがたいというふうに思っておりまして、今後も関係者とよく協議をして鳥取での支援のあり方を考えていきたいと思います。

 コンテンツ産業につきましてお尋ねがございました。まず最初のコンテンツをつくること自体のビジネスは非常に難しいというのは、それはおっしゃるとおりなのだろうと思います。実は私どものほうでもゲームの素材をつくったり、それからキャラクターを開発をしたりして、これをでは、次のステップとして商品化につなげるところで結構苦労を今しているところです。ですからこの辺は、ただ関係者も非常に情熱を持ってやっていますので、それを我々なりにお支えをするというあり方かなと思います。これに対して生産額的急速に伸び得るのがコンテンツを利用した産業の育成のほうでございまして、今回の企業誘致もそうでありますが、そのほかにも例えばそうした漫画のイラストを活用して貴婦人の絵を使ってピンクのカレーを売り出すというようなことで今結構ヒット商品になり始めているものがあったり、さまざまな取り組みも可能かなというふうに思っているところでございます。

 そういう中でアンドロイドを使える人材育成はいかがかという具体のお尋ねがございました。この点につきましては、商工労働部長からお答えを申し上げたいと思います。また、デジタルサイネージの設定ということでございますが、この辺もソフト開発としておもしろい分野かなというふうに思います。そういうことで企業マインドで挑戦されるそういう企業さんとかがあれば我々としてもソフトビジネスの支援メニューもございますので、応援をさせていただきたいと思います。また、県独自のそういうデジタルサイネージの活用の工法も当然ながら、これは値段との相談になりますが、検討させていただきたいと思います。

副議長(前田八壽彦君)岡村商工労働部長

商工労働部長(岡村整諮君)それでは、アンドロイド等の人材育成について補足の答弁をさせていただきます。スマホの部分のアプリマーケットというのは非常に拡大しておりまして、県内でもLASSICさんですとか●アプシさん等で需要が膨らんでおります。アプシすさん等では、自社でITアカデミーという講座をつくられて人材育成に取り組まれております。それと一般社団法人の鳥取県情報産業協会においても、この人材育成に取り組んでいただいていまして、その取り組みを県で支援しております。それから戦略産業のプロジェクト、雇用創造プロジェクトにおいてもITの分野での人材育成を強化しております。また、こういう人材育成をビジネスとして展開しようというベンチャー的な企業さんも出てきておりますので、そういう企業に対しても支援をする等をしまして人材育成の仕組みといいますか、体制を強化していきたいと考えております。

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