すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

障がいを通し、生きることの意味を考えました。

2013年10月06日 | 日記

 NPO法人夢ハウスの理事長を務める小柴さんたちが、実行委員会を立ち上げ、ビデオ「晴れた日ばかりじゃないけれど」の上映会をとりぎん文化会館で開かれたので行ってきました。この日は行事が重なり、ビデオは見損なったのですが、小柴さん、ビデオを撮影した貞末さん、そして、司会の八百谷和子さんのトークセッションはしっかり聴かせていただきました。

 

 ビデオはHTLV1関連脊椎症で、首から下の自由を失いながらも、懸命に地域で1人で暮らし、2005年に亡くなった細井道子さんの4年間の生活を貞末さんが追ったものです。小柴さんも筋ジスで首から下は、指先を除いてほとんど動きません。小柴さんは細井さんとも親交があり、そうしたエピソードを交えて、話は展開していきました。障がい者が生きること、そして、最期をどうやって迎えるかということにまで話は広がったのですが、それは人間とはどうあるべきかという根源を問う重いものでした。

 私は街づくりは障がい者に優しい街をつくることが、障がいのない人にとっても優しい街になると思っています。医療や住宅の施策もそうだと思っていますし、それがセーフティーネットなんだと思っています。そのことは間違っていないと改めて確認できた反面、真の実現まではほど遠い現状にも思いを致しました。大切なことは、すべての人が、普通に暮らすことのできる地域の実現です。そのために、県政が何ができるか、そして、何をしなければならないか、真剣に考え、実現に向けて勉強したいと思いました。小柴さん、貞末さん、ありがとうございました。

 

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