昨日の続きです。一般質問に立った谷村議員は、辞職勧告について話始めました。一般質問は事前通告に従って進めるのがルールです。知事や教育長らに県政の課題や上程された議案について質すもので、議員が自由に演説していい場所ではありません。
ところが、質問の冒頭から辞職勧告について触れ、「嫁姑戦争で、嫁いじめ」などと話し始めたもんですから、当然、議長は「通告の範囲内で、(個人的演説でなく)質問をして下さい」と注意します。しかし、谷村議員は議長の制止を無視して話し続けるもんですから、再度の制止となり、このまま続けると質問を中止させる旨の警告があって、やっと質問を始めたような次第です。
しかも、その始まった質問でも、冗談と断ってですが、いじめを戒めるポスターを相手議員の家に貼りたいとか、自分の雇用が危なくなってきたとか、質問の中には辞職勧告に触れる発言が何カ所もあり、これは問題だなと質問を聞きながら思いました。
議員という大きな地位は県民の皆様から託されたものであり、私は単なる就職口と考えたことは一度もありません。一般質問は県議の大きな仕事です。現場に出かけて関係者の声を聞いたり、上京して中央官庁の方針を聞くなど何ヶ月もかけて準備をします。こうした場で、「これは冗談ですが」と断って、このような不真面目な発言をされたことに不快感を禁じ得ませんせした。
案の定、辞職勧告に賛成した議員の皆さんから、懲罰動議を提出したいと打診がありました。本会議は知事らと真剣勝負で県民の皆さんの思いを伝える論戦の場です。同じ議員として、深く反省してほしいと思いました。懲罰動議は地方自治法にも規程があり、辞職勧告の時とは違い、弁解の場も設けることができます。それで、会派としても、懲罰動議の提出に賛成することにしました。(続く)
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