かぐや姫

たいした記事ではないけれど。

猫族

2020-02-23 19:33:05 | 日記

仕掛けぶりの雨が上がる。どう見てもツキがありそうでない一回のエレベータ

タクシーから降りる爺。見たことがある。エレベータを止めてあげる。はたして

行先は同じ。カラオケ喫茶。あとで聞いたが、なじみだそうだ。隣に座る。

なかなかうまい。よく立ち寄るプロ歌手の弟子。なんと喫茶に弟子が4人。

通りでみんなうまい。負けないで歌うが、オーダーシートをママがなくす。

わたしの歌がなかなか出ない。雪の花。ありきたりだ。退屈な歌の競演。

興味あるのは、蛍火海峡。覚えたい。大ヒットするかもしれない。いい歌だ。

覚えやすい。今度はストローがない。コーラをいただいてもストローがない。

飲みにくいのでママに買ってきてもらう。ハイストロー自分で包装はとってね。

よく気が付くが、雑かな。色気もない。ビール飲んでるから、色気出せよ。

お客さんからもらって飲むまま。酒類は選ばないのだそうだ。のみすけ。

これから長くお付き合い宜しく。ひょっとして大歌手になるかも。いまのうち

お嬢だってわからない。プロが絶賛の声。誰もが好む声してる。いまのうち

毎日女性に囲まれて、楽しいはずの翁。のらない。あきてしまったか。

じじいになるまで頑張らなくちゃ。分った。ママがのってくれないからだ。

ガマガエルはあんなに踊ってくれるのに。あなたが踊れる歌を歌わない。

しんみりを好んで歌う翁。雪の花。恋瀬川。のれないわ。手を握って

いつかチークダンスしたい翁。ホラ熱い夜の歌詞にあるように。

背丈が合わないわ。ママは背が高かった。とーるこえのまま。さすがぷろ。

ひとっプロあびさせてくれ。目の前に銭湯がある。そうか。わかった。ままは

戦闘力が高いのだ。かめかめ波を食らって、退散する翁。加湿器が見送る。

家内とゆうげが待っている。ルージュがほほについている。ちがうって

引っかかれたの。ママは猫族だった。ホホー信じられるか。だろうな。