メイル

いい天気。これは調子よいかなと思ったが、なぜか乗れない日。昼からの

カラオケを目視して、練習。鳥取砂丘。伯耆富士などなど。いざ行かん。

玄関の扉を開けると、そこにごみ当番の袋。今日の朝の収集を今頃持ってくるな

隣をにらんでも誰もいない。けちが付いたカラオケ喫茶行き。案の定知った顔。

複雑な思いが交錯して、のれず。煙草を吸いに外に出たら、目の前でじこ。

おばばの自転車と軽の爺が衝突。警察で賑ぎあう。他人事だが気分悪し。

4-5人なのでどんどん歌う。昴だけは褒めてやろう。その女と最後まで付き合う。

5時になって雪の花を最後に帰る。皆は沈黙。私の歌の時だけ。他は騒ぐ。

最後まで乗ってはくれなかった。事故らないように細心の注意で帰る。

うどん屋でヒレカツドンブリ。うどん付き。満腹の翁。野菜が足らない。

車で帰りかけるとクラウンが前にせり出す。まったく見るとご婦人。

最後まで調子悪い今日。慰めてくれるのは猫の白。まとわりつくのは

餌が欲しい。何も感も嫌になる翁。ストレス食いでお菓子を食べる。

あなおかし。世の中を斜に眺める。家内に電話するも心配事ばかり。

結局お嬢に頼る。まるでアリナミンのような女。でも今日は忙しい。

頼るところがなくなる翁。寂しく歌う。寒椿。いまだにうまく歌えない。

そうだお嬢の声を録音してた。元気をもらおう。かえって寂しくなる翁。

滅入る。これが最後の最後の手段。メイルくれ。と電話する。あのね。

しゃべったほうがよくね？。メイルはメイルの良さがある。

切符

休み明け。きょうはカラオケ喫茶が開いてる。しかし雪が積もった。

10センチ。大した事は無いが、条件は悪い。午前中練習。きょうは

西方裕之で攻める。おんなの日本海。うすばかげろう。ふたりの夜汽車

散らずの花、寒桜。ボタン雪。冬の蝶。城崎恋歌。なかなか歌わなくて

イノシシの話をしているカウンターの客。間が持てなくて家内にメールと

電話。1つも反応しない家内。まったくどうなっている。しびれをきらして

歌いだしをする翁。あとは雪崩式。みんなうまい。のらない。元は取った。

コーヒーとコーラ。これで800円。歌800円。こみで1000円。これならいいだろ。

ママが蛍火海峡を歌う。まだ正式でないが、ヒット曲になることを願う。

いい歌だ。やがて覚える竹取の翁。通い詰める。一週間がたった。ただ

ママはいい女だが、色気がない。ガマガエルのほうが色気がある。

やっぱりプロなんだから、もちっと色気がなくちゃ。よしわしが鍛えちゃる。

まずは服装からだ。お嬢を見習え。においたつ色気。きっとそれは歌に出る。

蛍光。蛍火海峡だから蛍光色の色の服を着ろ。イルミネーションでもいいじゃ

ないか。もっと太ってむっちりしなさい。そしたら私がＣＤを買ってあげる。

一枚。けちな翁の決断を勝ち取る女になりなさい。なに？いい？むりせんでも

イイだって。でもな千里の道も1っ歩から。身近な客を大事にしなきゃ。

お嬢を見習え。下手な歌でもみんなに人気。何故か。歌が色っぽいから。

上手いだけじゃだれも買わない。翁も売ってみたら。無理だな。歌詞を覚え

られない。認知症がかる翁。せいぜい店の上客。あれ？またきたの。これで

七日目。よく続くわね。お嬢を待ってる。私のファンじゃないの？のりかえ

アリですか？ママがもちっと太ったら乗り換える。抱き着いちゃいやよ。

抱き着きカエルは使ったし。夜汽車にしとこう。ぐちぐちはいやだからね

はいはい。任しとき。気っぷのいい翁。啖呵を切る翁。切符を切る。

 

蘭ちゃん

完全休養。カラオケ喫茶も休み。朝から退屈。家内から電話一本のみ。

沈黙の電話。なにしたかわからんままお昼。どん兵衛に茹で卵を入れる

はずだが、大儀いので、生卵。家内が剥いていったリンゴを添える。バランスは

とれている。長い長い午後ちょっとづつ寝る。白も寝る。仲よし同士。

夕方に雪の兆し。平野部でも積もる予報。パンとお湯を使った焼きそば生卵入り

リンゴパン。チョコレートリンゴ。中々おいしい。やっとプログの時間が来た。

しかし書くことがない。今日は何もなかったから。いやあったあった携帯電話用

マイクロＳＤＨＣをネットのアマゾンで買った。一番安いと思った。ついでに

ＵＳＢメモリー5本組。どうも400円を下回る価格では買えないみたい。

あとは携帯電話に適合するのを祈る。しょうがないから歌の練習。らうんろーど

した楽譜を見ながら歌えない。なんちゅう難しい。大川の寒椿。苦しむ翁。

ちゃんと歌っても多分認めてくれないだろう。難しく思えない歌。しかし

そうでない。世の中には見かけで計れぬものがある。🚻でいいにおいをかぐ。

やっぱりお嬢を連想する。見かけによらず強い心がある。緩やかな見かけに

拠らない。思いつめれば、梃子でも動かず。石になりたい翁。尻に敷かれたい。

要は見かけによらないってこと。でも見かけに惹かれる翁。匂いもいい。

例えお嬢がハナカマキリでも引かれてしまう。だいぶん太ったかまきりだが

色っぽい声で歌う。つまり見た目も、声も、においもいい。プラス心が

けがれない。こんな女いない。みんなが好く女。こんな女とディエット

したいと思わないか？男はもちろん女も。大人気のお嬢。テレビに出ませんか？

引きてあまたのお嬢は芸能界入り。でもすぐやめる。こんな世界では生きられぬ

かまわないで、これっきり。かまきり。チョット無茶だが普通のおばさんに

戻ったお嬢。飴をなめなめ歌う微笑み返し。キャンディーズのらんちゃんに

似てる。私の恋人。あの頃はかわいかった。ランのはなに似せて踊るお嬢。

ランかまきり。食べられても悔いなし。舞う翁。ふたりの大阪を練習する。

テレクラ

相変らずの買い物。ただ明日から4日独身になる。ハンバーガーとパンを

しこたま買う。自炊はできないので、パンで食いつなぐ。そうそうたばこも

買わなくちゃ。レジはムーミン。相変わらず。煙草やのおばさんは愛想いい。

マ一万円の買い物をいつもしてくれるんだから当たり前か。独身ならいいのに

しっかり結婚してる。かえってそば食って、家内を見送り、カラオケ喫茶に

向かう。少し遅い。昨日ほどではないが、5-6人。カウンターはいっぱい。

昨日の教訓で、見渡せるボックス席を陣取る。コーヒー。コーラ、お茶と

サービスがいい。1000円ぽっきり。歌い放題。駐車場の補助あり。みぎてで

補助金を要求したら、ガマガエルが勘違いして、ぎゅっと握ってきた。初

接触。水かきはないが、温かい手。うれしがる翁。加えてお客さん上手。

サメじゃないけど、うれしい翁。やっぱりお客をほめなくちゃ。舞い上がる

翁。普段うたわない、出雲の人よ。冬恋悲し。北のひとり星、時の花びら。

キレイ系で攻める。最後の心凍らせて。で滑る。羽生なら喜んですべるところ

だがここはカラオケ喫茶。滑りは禁物。なかなかいい女だ。しかし知り合いの

しかも夫婦のおばばが来ていたので、少し緊張。そうでなければガマガエルに

抱きついていたところだ。抱きつきがえる。手が暖かいなら、体も

暖かいだろう。第一すべらない。腰のくびれはない。お尻も堅そう。

でも魅力あふれる70代。青春時代を歌いそう。アイシャドウが目を覆う。

まるでデビルマン。ホントは背中に飛び立つ羽をもってるかも。なんて

またくるといいながら、びるをでる。でびる。また電話。家内から電話。

かなわない。無いと寂しいテレホン。なんだ？照れながら出る電話。

もう電話。あなたもう。バッテリー切れまで付き合って。話し中。

あちこちからかかる翁。閉口する。並行して電話できないか。電話機を

2台ご用意してください。ハイ白。お前用。下請けに出す翁。特注猫用。

肉球用。猫の手も借りたい。でもなんていえば？めえーとでも言っとけ。

山羊になったか？面妖な。最近髭が伸びて。つめもとがなきゃ。にゃー。

なにいってるの。ごめんまたかける。モテモテの夜は更け行く。

どうして女は、こんなに電話好き。話し好き。ぼちぼち前歯を入れようか。

歯なしずき。少しあいた竹取の翁。あいたたた。引っかかれる翁。

猫なで声で、キャチする。ハイ翁です。只今順番待ちです。しばらくたってから

おかけ直し下さい。あなたテレホンクラブの真似はこの辺でやめて。ひまな

おきなであった。

そば

荷物発送。灯油。いつもの買い物。夜には飲み会があるので、昼飯用だけ。

今日は老人会の総会兼新年会。銀行で記帳。けっこ忙しい。昼過ぎの昼めし。

老人会の時間までカラオケ喫茶。一杯ですみに押しやられる翁。広いからいいか

客が入ってきた。ソファーをたたくな。気になる。15人は居る。なかなか順が

回らない。土曜日に来たのは間違いだった。後悔する翁。が話で情報を

得た部分もあるのでまあいいか。今日に限ってママが遅い。これもまいいか。

閉店時間が来てやっと落ち着く。プロ歌手が来た。緊張して歌う。まいいか。

お爺さんだし。老人会に間に合う。いつもながらの総会と親睦会。新しい

顔が一人。年寄りばなしはつまらん。まあまあの弁当。ブタの湯がいたの。

最後は古いカラオケ機でのカラオケ大会。退屈はしのいだが若い女がいない。

一番若いのが、家内だったりして。みんなで歌う青い山脈。一番の盛り上がり

仕方ないのかもしれない。1人ディエットする翁。カラオケ通で通っている。

ふたりの大阪。おばさんと家内の前でディエットする。気恥ずかしさと

誇らしさ。今度はカラオケ喫茶で歌おうね。言葉を濁すおばさん。さも

アリなん。いつもは歌わない私の好きなおばさんが、意外といい声してて

うれしい。もっと歌えばいいのに。宝の持ち腐れが多いい鳥取。

腰痛のおばさんの積極性が欲しいトトロ。ぐわーおんと鳴くそうな。

簡単に言うと切羽詰まった白の鳴き声。何を言いたい。歌になってない。

うそ。彼女の声は本人の思っている以上にきれいだった。ホントは彼女を

カラオケ喫茶に連れ込みたい翁。旦那が邪魔だ。酔いつぶすしかないか。

先に寝てしまう翁。ワオーンで飛び起きる。買い物ですか？ジャスコで

出会う翁。おきな。こんなところで寝ないで。若い客ばかり。めうつりする。

それからせっせとスーパーがよい。気づいた翁。ここに若いやつがいる。

やがてスーパー併設のカラオケ喫茶ワオーンができたそうな。入るのは

じじばばのみだった。若いやつにはひまがない。せめての救いは声楽部。

みんなうまくて立ち寄れない竹取の翁。寂しく今日もそばを買う。