一歩一会・・・♪

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『海辺のカフカ』再読。

2009年01月06日 | こんな本読んでみました♪
村上春樹著『海辺のカフカ』再読読了。

刊行当時読んでも全然分からなかった所が、何となく納得。
「分からないなら分からないでいいんじゃないか・・・?」

・・・それかよ?・・・・の感想である。

数行の詩的素敵文章を味わうために、理解不能気味のストーリーを
また初めから巡りなおすのも悪くない・・・・
・・・と、再び読み始めてます。
今年、一年・・・カフカ巡りで終わってしまうのではなかろうか(笑)

そういえば、昨年は『スプートニクの恋人』を5回は読んだな・・・・。
今年も・・・・「じっくり村上春樹イヤ~♪」になりそうな予感♪

『海辺のカフカ』で度々出てくるセリフ。
「世界はメタファーだ・・・」

これがよく分からない。
隣の家に国語の先生か、哲学の先生が住んでたらどんなに嬉しかったか・・と
思う今日この頃。痛烈に思う・・・。知り合いにもいない。

織田信長がお市の方から送られてきた「あずきの袋」を見て
「世界はメタファーだ」と言ったのなら分かるのだけどな・・・。
(・・・ちょっと違うかな・・・)
 
  僕らがみんな滅び、失われていくのは、世界の仕組みそのものが
  滅びと喪失の上に成り立っているからだ。僕らの存在はその原理の
  影絵のようなものに過ぎない。

大島さんのこの言葉がヒントだろうか?
最終的にメタファーではない代用できない
「絶対的安心の対象になるもの」(※)を
手に入れることのできた・・・・15歳のカフカ君。

早いですよ!あなたはラッキーだ!超超ラッキー少年であると思うぞ。
15歳でそれを手にする事ができるなんて・・・・。

・・・救いのある本だった。(・・と思うのです。私の中では)

※「絶対的安心の対象になるもの」・・・う~~ん♪
素敵な響きですな・・・。某アルバムの某歌詞カードの某らくがきの
ような場所から引用させていただきました。



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