『歌舞伎の名セリフ』これは読了できません。

中村勘太郎著『歌舞伎の名セリフ』を本棚からほじくり出し読む。

勘太郎さんのラブラブ報道のショックだ。（ショックでもないけど・・）

「粋で鯔背なニッポン語」・・と副題がついております。
いろいろな歌舞伎の名シーンからの名セリフを取り出し
彼なりの解釈・感想を書き綴った本となっています。
・・・なかなかに面白い！
・・・が、読了は無理です。
・・・観てない歌舞伎のそのシーンのそのセリフは、読んでて面白くない。
そして飛ばして次のページへ・・・。
・・・覚えてないのもある、完全なる忘却のもある・・飛ばす。

・・・がっ、観たもので
「あのセリフよかったよなあ～～」って、薄ぼんやり覚えてたのが
ページをめくって出てきたりなんかすると、
いや～～～～～（♪）感動の桜吹雪が舞いますな！！

「首が飛んでも動いてみせるわ」
・・・なんかは、コクーンで観た四谷怪談の橋之助さんのソレより
おうちでＤＶＤにて観た、染ちゃんの『阿修羅城の瞳』の方が
印象に残ってたりして・・・・
いいんですかっ？！それで！？（も～～うし（牛）わけありません・・）

「月も朧に白魚の・・」・・このシーンなんて・・・も～～～～っ♪（牛になれ）
これまたコクーンの『三人吉三』の福助さん・・・
生で観たときは息をのんだ・・・。かっ・・・・・・こいい！！

「なあに、うちの人の好くのはここ（顔）ではのうて
ここ（心）でござんす」
はい♪『夏祭浪花鑑』でございます！
もはやこのシーンで歌舞伎オチした・・
といっても過言ではない、我が心に残る名シーン！
も～～～～っ！！（牛になる）勘三郎さん・・・かっこいいっ！！

それぞれにプチっと勘太郎ちゃんの感想が付いている。
過去に某特番で放送されていた、お父様の演技を舞台袖でじっと見つめる
真面目なお姿そのものの文章・・・。
・・・の中にも、少々面白いエッセンスが入ってて・・・いいです♪

もう一度あの昨年観た『紅葉狩』が観たいです・・・。
これからも頑張ってください！勘太郎様。愛をこめて・・・かずりん♪

※なんじゃかんじゃ言って中村屋と高麗屋なんだよな・・・私。