bikepit saito

自転車屋の日々

ワイヤールーティング

2016-07-23 10:43:00 | 自転車
最近、ここ数年? クロモリフレームの復権に合わせて、昔の部品も再販されたりしていますね。
写真のようにブレーキワイヤーをバーテープに巻き込まないスタイルも、現代人には新鮮に映るのかな。(私は古代人なので懐かしいです…)

ワイヤーの流れはこうです。



バーのストレート部分(上ハン)の後ろ側を通します。

当たり前だと思っていたのですが、最近の旧車スタイルブームの中でバーの前を通して組んでいるショップさんを見かけたもので。
若い店員さんだと知らない、分からないのかもしれませんね。むしろ『そんなのカンケーねー!』とかパンツ一丁になってたりして。

昔はフロントバッグをバーに直接取り付ける事もあったので、ワイヤー前通しだとうまくありません。
そもそも上ハンが握りづらくなりますし。

使ってみないと分からない事もありますよね。

(例外的にすごく短いステムの時は前通しの事もあったかなぁ!?)


それと、写真のブレーキは“右後ろブレーキ”になっていますね。
これは当時『外国の選手は右後ろだね。』とか言ってまねてみたり、『カンパニョーロのブレーキキャリパーにはこの方がワイヤーの流れが自然だ。』とか言って、まあ、明確な答えも無いまま試行錯誤しておりました名残でございます。

古い奴の戯言でした。