赤い布シェードのランプの下の方に書いた、廃業した旅館の女将さんとのこと。
ある出会いから、私と子どもはその元女将さんと少し近しい関係になり、
時々その廃旅館に遊びに行っています。女将さんはいつもいる訳ではないので
電話で確認して。中を探検させて貰い、欲しい物を持って降りて来て、貰っていいか
訊いて(ダメな物は実際ないのだけど)いくらかお金を払って貰います。
「なんかあったね」「おー、また色々見つけてきたね~」と老婦人は言います。
価格は「あんたが決めんね。いくらでも。思うごつでよかよ。」と彼女は言いますが
私が提示できずに黙っているといつも彼女が「●●●円でいいけど?」と言い、
「いいですか?!ありがとうございます!」と言って払います。安すぎて申し訳ない気が
する時にはそれに何百円か足して出します。女将さんは、「あらそう?」と言って
「気持ちよく がよかもんね」と言って受け取ります。
私は貧乏なので、値段を自分から提示していい、好きなごつよかよ と言われても
彼女にとってはあまりにも低い額だといけないし(世代間の経済感覚のずれもあると思う。
彼女はバブル期を経験した女将さんです。)、でもぶっちゃけ これは「持ってけドロボー」でも
いい位やろ 捨てるだけやろ 私以外誰も要らんやろ と思う物もあるし。
女将さんは毎回、私と子どもと自分用にいつの間にかジュースを自販機で買って来ていて
枇杷などもちぎって、ロビーのソファで「座って飲み」「お食べ」ともてなして下さるので
その分も。本当にいつの間にかで「いつ行ったの?」と毎回思い、忍術のようです。
流石、旅館の元女将さんって感じ。
この前は、ビーム電球を9個ぐらい戴きました。大広間での宴会で、カラオケや舞踊や
プロの歌手のステージを照らして盛り上げていた物。中には色つきライトも。昔ながらの非LED。
でも、長年使い倒したのかもしれなくて、点くかわからない。余命が短いかも。
「500円でよかよ」と言われ、600円払いました。家で掃除した後点灯テストすると、2つは点かず
残りは点きました。不思議なことに、一番新品っぽいNational2つが点かず、汚かったのは全部
点きました。この未使用っぽいビーム電球2つ以外全て点かなくても、600円で買えるのは
儲けものと思っていたら。
※イメージ
東輝っていう聴き慣れないメーカーのとNationalのと。
東輝って東芝の旧商号でした。競争に負けて潰れた会社かと思ってました。
青いビームライトを天井から点けると、ムードのある空間になりました。
マジックショーや水族館みたいな…純喫茶ソワレみたいな ラブホテルみたいな 知らんけど。
でも勿論そこで過ごすのは落ち着かず、暗いし、普通の今までの電球に戻しました。
彼女は高齢なので、私でよかったら手伝える事があれば連絡するように言っています。
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客室にある物も、何でも貰って(買って)よくて、色々あります。例えばTVを置く簡易な
スチール棚とか、テーブルとか、窓際で語らう空間の上から吊るされた和風照明とか。
電気工事の要らない引掛けシーリング式でした。
(関連:よくある和風照明のよさ)
白い布地が欲しかったらリネン室にたくさんあるし。
衛生的に心配だから例えば小屋や倉庫で何かをカバーする用とかに。