一歳児は今年は2クラス。半年たつとそれぞれのクラスの特徴が出てきて、どちらもそれぞれの面白さがあります。
お母さんたちも我が子だけでなく、どの子の遊びも、どの子の成長も喜んで見守る仲間になってきているようでうれしく思います。
「おはようございます。」子育ての杜の緑の扉を開けておかあさんと手をつないでやってきたYくん。
夏前までは、ちょっと困った顔でお母さんにしがみついていたYくんが今日は満面の笑みで部屋に入ってきました。
行きたいところ、遊びたいおもちゃのところにお母さんの手をどんどん引っ張っていきます。
今まで貯めていた気持ちをパーッと外に出したかのようにYくんの顔は晴れ晴れとして本当にうれしそう!
まわりのお母さん達も「あら!」とYくんの変化にみんな気が付き始めました。
自分からどんどん遊ぶ子、誰にでもにこやかに接する子、活発な子……大人は目に見えてわかりやすいそんな子どもの姿をどこか理想としているところがあるようです。
早く離れてひとりで遊んでくれないかな…といつもぴったりくっついてなかなか自分から動かない我が子にちょとじれったい思いをしているお母さんもいると思います。
子どもはみんな違います。
「よこで比べるのではなく、その子自身の成長をたてに見る」
そして、子どもにとってその成長を一緒に待っていてくれるお母さんの存在はどんなに心強いことか知れません。
よく待ってたね、おかあさん。
心ゆくまで遊んだYくんと手をつないで帰るお母さんも、お母さんとしてひとまわり大きくなったように感じました。