ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

26-19 メアリーとイーゼット、ティルシとハリソン

2023年03月07日 | 第26話 婿になった修道士


 25話のラストで
ハリソンさんはクレールさんが
白い犬を連れて来ていると知り、
おかみさんを通して
会わせてほしいと頼んでいました。



 けれども、おかみさんが
ホールへ戻った後の話の流れの中で、
その事をすっかり忘れてしまい、
ハリソンさんに返事が伝わっていません。

 クレールさんはOK出したのに、
ちっともハリソンさんが来ないので、
迎えに来てしまったようです。

 クレールさんとエクトル氏は
同じ時期にパリの英語勉強会で
学んでいた事があり、
互いを英語変換名で呼び合っていました。

 クレールさんの洗礼名は
マリクレールなので、
頭のマリーを英語化してメアリー。

 エクトル氏は姓の直前の名が
イゼシェルで、英語ではイズキールとなり、
Ezekielの綴りの頭2文字からイーゼット。

 ちなみに白わんこ・ティルシ君の名は、
ルネサンスに書かれ、
後の時代も絵画やオペラの原作として
人気のあったトルクァート・タッソ作の
牧歌劇「アミンタ」から。

 主人公アミンタの親友で
恋の相談役となる人物の名から
付けられています。

 🌱 続きは明日。



 

 

 



この記事についてブログを書く
« 26-18 今時の勇者は剣では戦... | トップ | 26-20 「それはクレアとフラ... »
最新の画像もっと見る