ハリソンさんはカノ紳士 ーフランス通過編 ー(後半)

今は昔の18世紀欧州が舞台の歴史大河ロマン。

32-5 転げ回り、のたうち回って愛を叫ばなければダメなんですか?

2025年02月13日 | 第32話 ポータブルシュンガショウシ
  


 兄弟アンブロワーズさん
(後のデノワ氏)、
戻って26話の1、2ページでは
英国人牧師さんから
「鳥でも捕まえて食ってろ、
このクソとションベン合わせた
みたいな服着やがって!」
…か?
――な大暴言を
ブッかまされ、

街では主婦グループらが
言いたい放題。

 一緒にいる
兄弟ジェローム先輩も
無力感に打ちのめされて
もう涙を流すしか無い
といった状況。

 もし、
「ベルサイユのばら」なら
こういう場合、
感情表現が激々なんでしようし、
展開も劇々なんでしょうが…。

(gmprojectから受け継いだ
原作の復刻版を見てみたら
確かにゲキゲキで…
余りの激しさに正直戦慄
してしまいました)
😖😵🤯😳😖😵‍💫

 でも、
この話、前半にも
書いてあるように
「ベルばら」の12ページにも
行ってない、
オスカルさんも9歳の少女
だった頃の事。

 悲しみと無力感にはまだ、
「静けさの中で流す涙」
が似合う時代

だったのです。

 もし、
この場面に音楽を付けると
したら、
カール・シュターミッツ作曲の
「クラリネット協奏曲第7番
変ロ長調」の第2楽章ロマンツェ
って所でしょうね。

 …それくらい静かな悲しみの
場面なのでした。


更に2人の会話が続く。
ハリソンさん、いつ出てくんの??
って感じ?


32-4 聖都の魔女達、ママに非ねば人に非ずなんですか?

2025年02月04日 | 第32話 ポータブルシュンガショウシ
  


 ノアイラさんと同年代の
町方の娘さん達、
とっくに子持ち主婦になり、
仲間意識絶賛継続中。

 そんな中でノアイラさん、
焦りと除け者感に
苛まされ続け、
その事が今話冒頭の夫への
「足ダン」「壁ドン」
に繋がった…とかか?!

 てか、
ここアビニョンって
当時ってばローマ教皇領
なんですけど?
悪口ドギツ過ぎ。
結婚する訳に行かない
人達と
結婚したくても
すんなりと行けない人達
まとめてブッ飛ばす、
凄い破壊力。


 女性だって昔から
こうやって差別して
来ちゃってるし、
こういう場ではもう
完全なる強者
ですよね〜?!

 この人達ときたら、
逃げおおせた後には
「でも、髪の色が濃くて
若い方の人は
カッコ良かった」

とか…言って盛り上がって
いました。

 …この人達、
後日ノアイラさんの
奇跡の玉の輿婚を知ると
モーレツ歯ぎしりをする
羽目になるのです。


次ページは兄弟達の会話。