Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

イワツツジとコシアブラの最盛期

2016-04-22 23:23:15 | 自然から学ぶ

 

 「山作業始める」からほぼ1ヶ月続いたイワツツジ下の雑木刈りの後、それほど間をおかずにイワツツジは咲き始めた。チラホラしていた花が一斉に咲いたのは今週半ば。あっという間に咲いて今日訪れるとすでに最盛期は過ぎて葉の緑が目立つ。もはや目を奪うほどの咲きぶりは見られない。現状は2012年に記した「今年のツツジ咲く」のイメージだ。当時は4月29日。最もタイムリーに撮影できたのは、翌2013年に撮影した「イワツツジ咲く」のもので4月20日撮影のものだった。前にある柿の木の緑がほとんど目立たず、イワツツジの色が鮮やかに浮かんでいる。そのことを思うと前年のものは梅の木の緑や、ツツジの葉の緑が目立つ。ここに9日という時間差があるから当然のことなのだが、日を重ねるほどに山々の景色が変わる季節なのだと教えられる。

 今週半ばに最盛期を迎えたイワツツジの群落が、2日ほどで色あせて見えてしまうほど、変化が著しいうえに花の命が短い。たったこれだけのために1ヶ月も下草を刈っていたと思うと、ちょっと情けない事実。夕方訪れても山の影になっていてこれらの写真のようには撮影できない。午前中、それも早い時間に限って見られる景色だから、ここで寝泊まりしていないわたしには、そもそも2013年のような山の姿を拝めることはほとんどない。ヒノキ林とイワツツジの境界線に沿ってコシアブラが芽を出す。ちょうどイワツツジが最盛期を迎えるのと時を同じくして、食べごろの芽となる。また梅の木と柿の木の境界域の畦畔にはヤマウドが芽を出す。これもまたほぼ同じ時期と今年はなった。2013年の緑の少なさから判断すると、今年は1週間ほど山々が緑化するのが早いという印象だ。ずてに梅の木のある畑にはワラビがたくさん姿を見せ始めている。

 ということで、今年は山菜を採りに週半ばに出かけた際に、最盛期のイワツツジを撮ってみたが、夕方ということもあってこれが精一杯だった。もう少し風越山の背景が焼けてくれればもう少し風情があったのだが・・・。


コメント    この記事についてブログを書く
« ふだんは“野放し” | トップ | 経験値ではモノが言えない »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自然から学ぶ」カテゴリの最新記事