T.Shimada's Diary

日々の話題、過去の話題から。

近代化の影で

2006年07月03日 23時58分39秒 | 福鉄電車
 すでに先週・先々週の話になってしまったが、福井鉄道では6月末、旧型電車のうち80形(写真左)と120形(写真右)のさよなら運転を行った。現在すでに、120形の武生方面側(写真で見えている側)を残して解体されたという。このほか、300形がすでに解体されている。

 現在、大型車両で運行しているのは、200形と610形のみ。600形と140形は休車状態となっている。昨年までは大型車両のみが走っていた福武線も、今はすっかり小型の電車が主役となっている。地元紙によれば、福井鉄道では今後、小型車両の台数を増やす、路面区間の電停改良、右折分離信号の導入検討など、を推進する方向でいるそうだ。

 ここ2・3年の間に、日本各地では路面電車、LRTに対する動きが高まっているように感じる。その一方、福井鉄道では大型車両の廃車が進められ、路面を大きな電車が走るという光景も、徐々に少なくなり、将来なくなりつつある。歴史ある車両がなくなるのは残念でもある。が、LRT化の推進を選択した以上は、利用者にやさしい、心地よいと思える鉄道を目指してほしいと願いたい。


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