
田原町駅にて(2010.12)
前回、200形201号が解体されたとの内容を記しましたが、福井鉄道の公式ツイッターでも、このことについていくつか投稿がありました。
○ 福井鉄道 公式ツイッター
・ 1月30日その1(解体報告)
・ 1月30日その2(連接構造について)
・ 1月30日その3(パンフレット1)
・ 1月30日その4(パンフレット2)
・ 1月30日その5(202号・203号について)
上のツイートにもありますが、200形電車は福武線の郊外鉄道線~福井市内軌道線を直接結ぶ初めての車両としての役割も大きいものでした。それまでの郊外電車は、福井市内の軌道のカーブ対応のため、市内に乗り入れるには1両編成に分けてから入る必要があったそうですが、200形はこれに対応した連接構造(2つの車両の間に台車がある構造)としたことで、分割なしで乗り入れできるようになったとのことです。
また、車両パンフレットには「高性能電車」「夢の急行電車」といった文字がみられ、当時の覆轍電車の印象をガラリと変えた、まさに「花形」といえる存在であったことをうかがい知ることができます。
F1000形の今後の増備により、201号に続いて202号・203号の運行も見られなくなるものと思います。えちぜん鉄道との相互乗り入れも来春に予定されるなど、運行形態自体も今後変わっていくなか、これからはF1000形をメインとして福鉄電車の新たなイメージが形作られれば、と思います。一方で、200形の保存に関しては、できることであれば沿線市などによって適切な形で保存・維持してもらえれば、と思っています。