
市役所前駅にて(2011年3月)
昨年(2014年)春先より運行を終了していた福井鉄道200形201号ですが、1年近く経った今週日曜(1月25日)より、解体が行われたとのことです。
○ 関連ツイート
・2015年1月25日 ツイート1
・2015年1月25日 ツイート2
・2015年1月26日 ツイート
○ 関連ブログ
・福井鉄道 200形 201編成解体(2015年1月22日、西和路快速の撮り鉄 Nゲージ日記&情報局)
・解体寸前のモハ201(2015年01月25日、まったりエクストレイルと過ごすブログ)
福井を出た後は、何度か帰省の機会があっても福鉄電車を使う機会がなく、最後に利用したのが昨年8月と、ずいぶんご無沙汰になっていました。とはいえ、大学時代にはよく利用していたこともあり、思い出のひとつであった201号の解体には寂しさを感じずにはいられません。
「福井鉄道福武線地域公共交通総合連携計画」(H21年2月策定、PDF)では、今年度中(遅くとも年度末の3月ごろ?)にはF1000形の2編成目が入ってくることになっており、解体・整理の時期としてはぎりぎりであったと思います。地元の鉄道友の会による保存署名活動も行われていますが、201号については昨年の運行終了から約1年の間、保存についての話や計画も出なかったのか、これまでの旧型車両と同様に北府の車両工場敷地での解体となったようです。
202号とともに福鉄電車の急行専用車両としてはじめて導入された200形201号。2006年には小型車両が導入後されましたが、変わらず運行され、その翌年には各編成ごとに福井鉄道の時代ごとの塗装が施され、注目されました。クリーム色に青系の帯が入った福鉄カラーの電車は、最後まで福鉄電車の「顔」として活躍しました。今後、その「顔」としての役割は後進のF1000形に譲ることになります。
今後のF1000形の導入計画から、残りの202号・203号の運行期間もそう長くないと思います。保存に向けた活動もせひ実を結ぶものになってほしいと願う一方で、少しでも長く200形電車に乗っていたい、運行されているところを眺めていたい、と思うのは歳のせいでしょうか。(というほど長くは生きていないのですが。)

北府駅にて(2014年8月)
(今年は北陸新幹線の延伸開業もあり、北陸線の新潟・富山・石川各県への分割など、鉄道の大きな転換をむかえます。福井を離れたこともあり、余計に時の流れ・移り変わりというものを感じさせられます。)