(2006年3月 神明駅にて600形601号
…ほとんどの時間帯はこの位置に留め置かれていました。(日によっては602号であったり,留め置かれてなかったときもあります。))
昨年12月後半のことですが,福井鉄道600形のうち601号が廃車となり,富山県の車両リサイクル工場へ解体のため移送されました。
600形601号は元々名古屋市営地下鉄名城線で運行していた車両を地上走行用に改造した電車でした。福井鉄道には1997(平成9)年に導入されましたが,その際に車体のカラーデザインの公募が行われ,鮮やかな独自のデザインが採用されました。
小型車両導入後は休車状態となり,一時期は602号との連結も検討されていたそうですが,今年3月予定の超低床車両の導入を控え,整理のため一度も動くことのないまま解体に回されたようです。
(関連のブログ記事)
・さようなら、福鉄601号車。陸送で伏木へ帰らぬ旅に…(2012.12.19 福鉄日録)
・「cat farm。」(2012年12月24日):記事後半部にて,富山のリサイクル工場の様子
・福鉄電車のこと(6) - 600形・610形電車(2006年12月30日,当ブログ内記事)
・福井鉄道600形・610形電車(T.Shimada's HomePage - ふくてつウェブ)
-----
この電車は大学時代に,朝の神明発田原町行きでよく利用していました。また,朝の運転以外は神明駅によく留め置かれていたこともあり,行き帰りのときにはよく見る車両でもありました(もしかすると,福鉄電車の中では一番よく見ていた形式の車両かもしれません)。なお自分の中では,その独特のカラーリングとライトの形状から「バッタ」というイメージが定着しています。
2006年3月朝 神明駅にて140形141号(左)と601号
朝平日臨時の田原町行き急行(左)に続き,右の601号が臨時の神明発田原町行き普通として出発していました。神明で乗る場合は,通学生でごったがえす臨時急行に比べて確実に座れる便でした。ただし1両編成のため,鳥羽中や三十八社のあたりで満員状態になることも多かったように思います。
3月に予定されている新しい超低床車両の導入を控えてのことですが,当時の思い出をひとつ失ったようで,少し寂しく感じます。
(なお600形602号は,夏のビア電・冬の居酒屋電車用としてまだ残っています。)
-----
なお,今回601号が送られた富山県の車両リサイクル工場ですが,昨年12月より列車の解体とリサイクルを開始したとのこと。従来は各会社で解体・廃棄処分されていた鉄道車両ですが,こうした車両を引き受けて解体し,得られた鉄スクラップを国内外の鉄鋼メーカーに売却するという。工場では月100両もの車両を解体できるそうです。
・列車解体を公開 日本車両リサイクル(2013.1.11 産経新聞)
・北陸の経済ニュース(12月18日 北國新聞)
列車解体が本格稼働 日本車両リサイクル(記事中のえち鉄は誤りで,正しくは福鉄)
・日本車両リサイクル株式会社
取引先としては,JR西日本・JR東日本のほか,名古屋市交通局(市営地下鉄)や福井鉄道も含まれています。上記2番目の記事にもありますが,福井鉄道では600形601号(1両)がこの工場に送られています。
…ほとんどの時間帯はこの位置に留め置かれていました。(日によっては602号であったり,留め置かれてなかったときもあります。))
昨年12月後半のことですが,福井鉄道600形のうち601号が廃車となり,富山県の車両リサイクル工場へ解体のため移送されました。
600形601号は元々名古屋市営地下鉄名城線で運行していた車両を地上走行用に改造した電車でした。福井鉄道には1997(平成9)年に導入されましたが,その際に車体のカラーデザインの公募が行われ,鮮やかな独自のデザインが採用されました。
小型車両導入後は休車状態となり,一時期は602号との連結も検討されていたそうですが,今年3月予定の超低床車両の導入を控え,整理のため一度も動くことのないまま解体に回されたようです。
(関連のブログ記事)
・さようなら、福鉄601号車。陸送で伏木へ帰らぬ旅に…(2012.12.19 福鉄日録)
・「cat farm。」(2012年12月24日):記事後半部にて,富山のリサイクル工場の様子
・福鉄電車のこと(6) - 600形・610形電車(2006年12月30日,当ブログ内記事)
・福井鉄道600形・610形電車(T.Shimada's HomePage - ふくてつウェブ)
-----
この電車は大学時代に,朝の神明発田原町行きでよく利用していました。また,朝の運転以外は神明駅によく留め置かれていたこともあり,行き帰りのときにはよく見る車両でもありました(もしかすると,福鉄電車の中では一番よく見ていた形式の車両かもしれません)。なお自分の中では,その独特のカラーリングとライトの形状から「バッタ」というイメージが定着しています。
2006年3月朝 神明駅にて140形141号(左)と601号
朝平日臨時の田原町行き急行(左)に続き,右の601号が臨時の神明発田原町行き普通として出発していました。神明で乗る場合は,通学生でごったがえす臨時急行に比べて確実に座れる便でした。ただし1両編成のため,鳥羽中や三十八社のあたりで満員状態になることも多かったように思います。
3月に予定されている新しい超低床車両の導入を控えてのことですが,当時の思い出をひとつ失ったようで,少し寂しく感じます。
(なお600形602号は,夏のビア電・冬の居酒屋電車用としてまだ残っています。)
-----
なお,今回601号が送られた富山県の車両リサイクル工場ですが,昨年12月より列車の解体とリサイクルを開始したとのこと。従来は各会社で解体・廃棄処分されていた鉄道車両ですが,こうした車両を引き受けて解体し,得られた鉄スクラップを国内外の鉄鋼メーカーに売却するという。工場では月100両もの車両を解体できるそうです。
・列車解体を公開 日本車両リサイクル(2013.1.11 産経新聞)
・北陸の経済ニュース(12月18日 北國新聞)
列車解体が本格稼働 日本車両リサイクル(記事中のえち鉄は誤りで,正しくは福鉄)
・日本車両リサイクル株式会社
取引先としては,JR西日本・JR東日本のほか,名古屋市交通局(市営地下鉄)や福井鉄道も含まれています。上記2番目の記事にもありますが,福井鉄道では600形601号(1両)がこの工場に送られています。