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東京国立博物館を後にし、上野から東京駅まで戻る。
東京駅に着いたのは午後5時ごろ。荷物をロッカーから取り出しても、新幹線に乗るまでには十分時間があるため、みやげ物をいくつか買い付ける。しかし、そうこうしているうちに時間がなくなったため、慌てて新幹線乗り場に向かう。
18:36発のひかり385号に乗り、米原まで向かった。これで、東京とは、またしばしの別れとなる。次に来るのはいつのことになるだろうか。ところどころ空席のある車内から、東京の夜景を惜しみながら、ふと思った。
米原駅には20:51に到着し、そこから21:01発のしらさぎ15号に乗り換えた。帰りの新幹線と同じく始発であるため、座席は空席が目立っていた。外の景色は、都会と比べ物にならないほど街灯が少なく、電車はただ、暗闇の中を突っ切っていた。それでも、北陸トンネルを過ぎ、今庄側に抜けると、「ようやく、帰ってきた」という安堵感が込み上げて来た。そして21:54、特急電車は鯖江駅に到着し、数えるほどのわずかな乗客を降ろして、過ぎ去っていった。
たった2日間の東京であったが、福井に比べると、改めて都会のめざましい発展、人・人・人の波、に驚かされた。その中にあって、歴史的な施設、場所が各所に残されていることも、東京滞在で感じたことである。常に新しさを求める都会の面と、かつての歴史・文化などを今に伝える面をあわせ持つ街、東京。機会あれば、また行ってみたい。
(終わり)
東京国立博物館を後にし、上野から東京駅まで戻る。
東京駅に着いたのは午後5時ごろ。荷物をロッカーから取り出しても、新幹線に乗るまでには十分時間があるため、みやげ物をいくつか買い付ける。しかし、そうこうしているうちに時間がなくなったため、慌てて新幹線乗り場に向かう。
18:36発のひかり385号に乗り、米原まで向かった。これで、東京とは、またしばしの別れとなる。次に来るのはいつのことになるだろうか。ところどころ空席のある車内から、東京の夜景を惜しみながら、ふと思った。
米原駅には20:51に到着し、そこから21:01発のしらさぎ15号に乗り換えた。帰りの新幹線と同じく始発であるため、座席は空席が目立っていた。外の景色は、都会と比べ物にならないほど街灯が少なく、電車はただ、暗闇の中を突っ切っていた。それでも、北陸トンネルを過ぎ、今庄側に抜けると、「ようやく、帰ってきた」という安堵感が込み上げて来た。そして21:54、特急電車は鯖江駅に到着し、数えるほどのわずかな乗客を降ろして、過ぎ去っていった。
たった2日間の東京であったが、福井に比べると、改めて都会のめざましい発展、人・人・人の波、に驚かされた。その中にあって、歴史的な施設、場所が各所に残されていることも、東京滞在で感じたことである。常に新しさを求める都会の面と、かつての歴史・文化などを今に伝える面をあわせ持つ街、東京。機会あれば、また行ってみたい。
(終わり)