テレビの報道番組で
連日のように沖縄普天間基地移設問題が
取り上げられています。
鳩山首相や閣僚の足並みの乱れや
政策のブレなど
批判や様々な意見が飛び交っています。
個人的に
沖縄のいろいろな場所を訪れると、
活気に満ちた子供たちの声や
走り回る姿を見て
こどもの数が多いなと感じました。
彼らをどう育て
どう幸せに生きて行けるように
環境を後世に伝えていくか、
どの親でも当たり前に考えていることが
県とか国とか大きくなると
少し対岸の火事のような感覚で
とらえているようにも思えるところが
少々湧き出てくるのも事実です。
あくまで個人的な見解ですが・・・
普天間基地の辺野古への移設が
自民党時代の案に戻ったような感じになってきました。
「自民党時代が長年何もしなかった」
と政権交代時には
そういった言葉が飛び交いましたが、
本当にそうだったのでしょうか。
多くの負担を強いる土地が絡んだ政策は、
今日明日ではできない大変厄介なこと。
移設に際し、
住民の理解と環境アセスメントなどの調査も
大変重要なことがらで
それを何年もの間
着々と準備を行ってきた事実があります。
やっとのことで県民が
理解を示しかけてきた そんな時に
「沖縄の負担軽減、普天間基地移設は最低でも県外」
なる眠りかけていた感情を
起こしてしまったのでした。
眠ったいた感情が
「期待」に変わり
人々は夢を見るようになりました。
しかし、
数か月でその期待という夢は
儚く散ってしまい
失望に変わってしまったように思います。
選挙による政権交代の結果が失望なら、
人々は軍事クーデターか
もしくは
無関心になって
それぞれが勝手に行動してしまう世の中になる危険性が
生まれるような気がします。
どうやら今週中に
アメリカと共同声明を発表するらしいです。
1月26日、
3月26日、
4月27日等の
日記ブログに記載したので
根本的な問題のことは割愛し
どうなってほしいか私見を書きます。
さっきのニュースを観ていると・・・
辺野古の海岸を埋め立てて
新しく滑走路を作ることになりそうな雲行きですが、
政府はヘドロなどを使って環境に配慮し
「エコ」という言葉を使って
環境破壊に繋がらないようにと
美辞麗句を様々駆使して
お茶を濁そうとしている節があります。
ここで私が思うことは、
環境に優しいとか
エコなどと言葉巧みに
関心を逸らしているようにしか
思えないということです。
沖縄の海はとてもきれいです。
ただ、
20年前に比べて
本当にきれいな海のまま
今に至っているのでしょうか・・・。
そんな疑問がわきました。
南部の海岸での写真ですが、
サンゴの死がいがいっぱい砂浜を覆っていました。
またゴミもとても多く散乱していました。
ごみを掃除する多くのボランティアの方々・・・
護岸工事や公園整備などの名目で
どんどん工事が進み、
本当の自然がなくなってきているのではないでしょうか。
護岸工事のされていない海岸は少ない・・・
大義名分を並べても
人間が何かをすれば
自然を破壊してしまうような気がします。
環境に配慮するなら
本当にエコなら
何もしてくれるなと
人間は手を出すなと
私は思います。
また、沖縄の街を散策していて
いろいろ思うことがあります。
まず、普天間基地を高台から
見渡せる公園からの写真です。
ジェットエンジンを響かせる戦闘機が
離陸するときに響き渡る爆音は、
雷が間近で落ちたような音が
数十秒続きます。
響き渡る轟音が、
今まで聞こえていた携帯オーディオの音楽を
打ち消してしまうのです。
民家をこするように飛ぶ飛行機
国土復帰後38年間に
軍関係の航空事故が400回以上もあったと
沖縄タイムズに書いてありました。
非常に怖い話です。
ただ、
こんな危険な場所に建築許可を出した経緯も
調べないと公平ではありません。
轟音が事故の恐怖を駆り立てます。
普通はこんな場所には建築許可を出さないのだが・・・。
一方、
眺めのいい景色を優雅に広大な敷地で
ゆったりと構えたアメリカ軍関係者の住居と
細々した狭い敷地に居住する日本人。
良いとか悪いとかでなく、
日本人が払っている税金から
「思いやり予算」とかいうお金でこんな状況を
作り出している現状が正しいのでしょうか。
話を変えて・・・
沖縄の一般の方が
普段何気なく買い物や
近場の遊び場にしているショッピングセンターでも
思うことがあります。
サンエーという地元スーパーや
シネマQという映画館が入ったメインプレイスや
サンエーショッピングモール経塚店、しおざきシティ店、西原店、
イオンショッピングモール那覇店、南風原店、北谷店、名護店、
北谷アメリカンビレッジ、
とみとん、
ネオパーク等いろいろ見てきましたが、
休日は本当に人がいっぱいです。
観光地の国際通りや
西は久茂地から東は牧志、北は松山、
南は与儀周辺の繁華街、
アウトレットモールあしびな~は、
観光客もいっぱいです。
また、宜野湾のラウンドワンや
南風原のサザンヒルは
その単体で遊び場が存在し、
相乗効果が期待できるのに
周りには
関東や関西のような遊び場施設がないのが
残念に思いました。
全体的に・・・・、
なんだか
遊び場が少し少ないような気がしました。
北谷周辺の若者の街は、
元はアメリカ軍基地だったらしく
跡地の利用で成功した良い例のような気がします。
普天間や他の基地も撤退したら、
基地とそこに従事する人間の住んでた街のあった広大な土地が
沖縄の人の自由な発想で
街作りを行えると思うのですが・・・。
竹下内閣のときだったか、
故郷創生1億円なる予算配分がありましたが、
思いやり予算の充当を含めて
沖縄のこれまでの基地負担慰謝予算という名で
補助金を交付してあげたら面白いと思うのですが・・・。
撤去費用にも莫大なお金が掛かるのですから。
総括すると・・・、
沖縄だけでなく全体として
アメリカ軍基地の無い日本の国土、
そして
自国は自国で守るという概念と自衛力、
完全に新しいアメリカとの関係、
それに伴う悲惨な戦争の歴史の再確認と
新しい法と制度の構築が
絶対に必要だと思います。
今の様な国民をどう守るか
何も書かれていない憲法のもとでは
法治国家として国民を守れない。
国民自身も意識を改革して
自立しなければなりません。
右翼だとか中道だとかの話ではありません。
国とは何か
自衛とは何か
国際関係とは何か
世界とは何か
しっかりと認識しなければなりません。
問題先送りや及び腰、
グレーゾーンでの決着で
なぁなぁで終わらせることは
絶対にやめるべきです。
そして
最後にもうひとつ重要なこと
それは
新しい日本人への意識改革・・・。
謝り続けて
相手の言いなりになるのは絶対に良くない。
この意味において
憲法改正は避けて通れないと思います。
20世紀後半のように
もう逃げてばかりで
顔色をうかがっている時代は
終わりにしないと・・・。
そう思いました。
。。。。