徒然にっき'18

OCNブログから引っ越してきました。
文華の日常を綴った、プライベート日記です。

地面を見て、大雪の大変さを想像する

2006-01-17 22:28:25 | 日記・エッセイ・コラム
連日、大雪による犠牲者のニュースをきく。
なのに、子ども達ときたら、「雪が降ってうらやましい♪」のオンパレード。
確かに、この地域は県内でも雪の少ない所(めったに降らない)。
今年ほど、雪がないことのありがたみを感じたことはない。

私の実家は、市内でも有数の積雪地帯。
10~20センチくらいの積雪には慣れていて、雪が降るぐらいではさほど驚かない。
県内はとても広く、1メートル以上雪が積もる地域もある。
私は学生時代、ボランティアで雪かきツアーに参加したことがあった。
行き先は、一人暮らしの老人の家。
道路から家の入り口まで、境目が全く分からないほど雪が積もっている。
踏み固められていない雪は柔らかくて、雪の中に足を入れたら、「ズボッ」と奥まで埋まり、身動きがとれなくなってしまった。
こんな、スーパーもない山奥で暮らしているだけでも大変なのに、雪の多さに参らないのだろうか、と思ってしまった。

雪のない地方の人は、子ども同様「雪がうらやましい」。つまり、雪=楽しいと思うかもしれない。
もちろん、雪遊びやスキーは楽しい。私も子どもの頃、雪でたくさん遊んだものだ。
けれど、雪の大変さを知っている私は、今回の大雪には、楽しさは全然感じられない。
(こんな雪崩の多いときに、スキーに行く人の気がしれない。)
ただただ、安全であることを願うばかりである。
知らない土地のことも、想像して苦労を感じるのが、「学習」であると思う。
「雪がうらやましい」子ども達にも、少しでも新潟県などの大変さを感じ取ってもらえたらな、願う。