マレーシアでは今各地で食用油の買占め騒ぎが起きています。
なぜ食用油かと言うと、原油価格高騰や地球温暖化問題で欧米諸国がバイオ燃料の需要拡大を推進したため、原材料となるパーム油や穀物が不足したためです。そのため、食用油も値上げするぞ、と言う流言飛語が飛び交い、市民がパニックをおこしています。
まったく迷惑な話ですなあ。
バイオ燃料生産量拡大のため、マレーシアやインドネシアの原生林がものすごい勢いで乱開発されています。二酸化炭素削減のためにバイオ燃料を推進して、そのため、二酸化炭素を吸収する森林を伐採していては、本末転倒でしょ?
そんななかで、朗報がひとつ。
マレーシアの大学で、ゴムの木の種子から油を採る技術が開発されました。ゴムの木はパーム椰子と並んでマレーシアやインドネシアにはたくさんあり、いまさら森林を開発する必要はありません。また種子は今まで捨てていたので、食料やゴム原材料の生産量に影響を与えません。
なかなかやるではないか、
マレーシア ボレ!!!