凸凹家族どっこい米国とオーストラリアとドイツとカナダで生きてます

タイ、マレーシア、オーストラリア、チェコ、英国、バングラデシュ、米国とカナダに住んで感じたことを、そのままお伝えします。

電撃地獄(KL)

2009-10-29 07:58:49 | マレーシア
で、治療室に入ると中央に手術台のような機械が。
手術台が真ん中で二つに割れて、中央に直径50cmくらいの
シリコンゴムのドーム状の物があります。
その中でなにやら機械がウニウニ動いております。
と、ここで先の医者の言葉がよみがえります。

「マッサージチェアみたいなのでトントンするだけだからサァ。
 楽ちん楽チン。あはは。」

どう見てもマッサージチェアって雰囲気ぢゃないぞこりゃ。
裸で横たわるとなにやら機械でウニウニいじったあと
電話で医者に相談しております。

「よくわからないんだけど・・・」
「・・・そう。」
「で、レベルはどれくらい・・・?」
「えっ!そんなに? でも危険じゃない?」
「・・・そう、わかった。」ガチャ

って簡単にわかるなよ、何が危険なんだよ!

「じゃあ、はじめまーす。」

バチバチッ!

と言う音と共に激しい衝撃が腹の深部に響きます。
ウオオオォ!なんだコリャ、痛てぇぞぉ。
どこかで聞いた音、えーとなんだっけどこだっけ
そうだ、バンコクの屋台で売ってるスタンガンの音だ。
うおおお、痛てえ。
思わず体がのけぞってしまいます。

「のけぞらないでっ!機械に密着してっ!」

そっ、そんなこと言ったって、痛いんですけど。

「そーよね、痛いのよね」

よねって、知ってたら、麻酔するとか、休憩するとか
なんとかしろよぉぉぉ。

あまりの痛さに全身の筋肉が硬直し
意識が朦朧としてきます。
続けること2時間

「はい、終わりね。」

もう、これは拷問です。
連続した痛みのため、立ち上がることもできません。
運ばれてきたストレッチャーに横になると
もう二度と動けません。

このときなぜここに救急車で来たのか、理由が初めてわかりました。
そうだったのね。

と、妙に納得しつつ、悲劇は更に次回へと続く。
Comments (4)
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