OOTELESA
アルファベットの「O」を二つでダブルオーテレサ。
現在は曽我部恵一のバックバンドとしての活動の方が有名かも知れない。
バックバンドなんてイヤないい方だけど、これが実に素晴らしい。
それは曽我部氏のニューアルバムにして最高傑作な『STRAWBERRY』を聞いて
いただければ自ずと分かっていただけると思うし、
曽我部氏がダブルオーテレサとともに全国40ヶ所を回ったツアーを
収めたDVD『無政府主義的恋愛ツアー』を見ていただければ、
彼らが愉快でそれでいてロックなバンドだと分かっていただけるだろう。
そんな彼らに私が出会ったのは、2000年。
彼らが一枚目のデビューCD(5曲入り)を出したときだ。
たまたま手にしたチラシに確かゴールデンカップスが好きな
若者四人組みという文字が躍っていたと思う。
買ったのは池袋のHMV。まだ私が大学生の頃だ。
タイトルは『終わりのテーマ』。
正直一枚目で「終わりのテーマ」?大丈夫かいなと思った。
デビューということでまだまだ荒いところもあるし、
録音レベルも低い。それでも心躍るものがあった。
確かな演奏力とひきつけられる楽曲。
そしてそこからちらっとのぞくカップス好きな感じ。
それを受けて翌年2001年に発売された1stフルアルバム『太陽と色彩』。
格段にレベルアップした彼等の渾身の12曲。全曲名曲。
最初の3曲で素晴らしいアルバムだと分かる。
若者らしい疾走感あふれる演奏に分かりやすいメロディー。
そしてさりげなく「古いものも好き」という感じがのぞく。
かげりのある感じもいい。
さりげないからカップスを知らない人だって楽しめるし、
知っている人も思わずニヤニヤしてしまう。そのブレンド具合が絶妙だ。
60年代70年代のロック黄金期を志向して音楽活動を行う人は多いけど、
それを如何に現代に合わせて楽曲を構成するかというのがこれが実に難しい。
そこをかれらはさらりとやってのけた。素晴らしい。
さまざまなタイプの曲が並ぶ中、先のシングルでは聞けなかった
ジャズロック風味(トランペットが入ったワンコードジャム!)や
サイケデリックなものもある。
今それをまんまやってしまうと悲しいかなまず受け入れられない。
それをうま~くやっているのだ。
ベタぼめしてるけど、ボーカルがやや弱くコーラスも単純。
しかしそれを蹴散らすような演奏が素晴らしい!
おそらく曽我部氏もそういうところが気に入って
2ndアルバム『TWINKLE』をプロデュースしたんだろう。
しかしこの2ndは、1stのようなかげりのあるブルースロックではなくなり、
すごくキラキラしたPOPアルバムになっていてガッカリした。
(でも一般的な知名度は曽我部氏のおかげもありこのアルバムから上がる)
人によって好き好きだと思うけどあまりなじめなかった。
ライブも見たけどちょっと違和感があった。
そんなこともありしばらく彼らとはずっと距離が開いていましたが、
『STRAWBERRY』と『無政府主義的恋愛ツアー』で思い出し、
久々に棚から『太陽と色彩』を何年かぶりに取り出して聞いてみましたが、
やっぱりこのアルバムは名盤だった!
発売されたときもおそらくほとんど取り上げられなかったと思うこのアルバム
ですが、カリメロレコード(架空)では大大推薦盤です!
今だからこそ推します!
ダブルオーテレサ/太陽と色彩(UKDZ-0001)
1.Waiting How Low 2.ハイウェイ(加速版)3.フライング・ディスコ
4.五月病 5.S.G.S. 6.Blues Breakker 7.夜明け
8.I'll follow the sun 9.錯覚蝶々 10.シンフォニー
11.終わりのテーマ 12.四次元
ダブルオーテレサ公式HP
アルファベットの「O」を二つでダブルオーテレサ。
現在は曽我部恵一のバックバンドとしての活動の方が有名かも知れない。
バックバンドなんてイヤないい方だけど、これが実に素晴らしい。
それは曽我部氏のニューアルバムにして最高傑作な『STRAWBERRY』を聞いて
いただければ自ずと分かっていただけると思うし、
曽我部氏がダブルオーテレサとともに全国40ヶ所を回ったツアーを
収めたDVD『無政府主義的恋愛ツアー』を見ていただければ、
彼らが愉快でそれでいてロックなバンドだと分かっていただけるだろう。
そんな彼らに私が出会ったのは、2000年。
彼らが一枚目のデビューCD(5曲入り)を出したときだ。
たまたま手にしたチラシに確かゴールデンカップスが好きな
若者四人組みという文字が躍っていたと思う。
買ったのは池袋のHMV。まだ私が大学生の頃だ。
タイトルは『終わりのテーマ』。
正直一枚目で「終わりのテーマ」?大丈夫かいなと思った。
デビューということでまだまだ荒いところもあるし、
録音レベルも低い。それでも心躍るものがあった。
確かな演奏力とひきつけられる楽曲。
そしてそこからちらっとのぞくカップス好きな感じ。
それを受けて翌年2001年に発売された1stフルアルバム『太陽と色彩』。
格段にレベルアップした彼等の渾身の12曲。全曲名曲。
最初の3曲で素晴らしいアルバムだと分かる。
若者らしい疾走感あふれる演奏に分かりやすいメロディー。
そしてさりげなく「古いものも好き」という感じがのぞく。
かげりのある感じもいい。
さりげないからカップスを知らない人だって楽しめるし、
知っている人も思わずニヤニヤしてしまう。そのブレンド具合が絶妙だ。
60年代70年代のロック黄金期を志向して音楽活動を行う人は多いけど、
それを如何に現代に合わせて楽曲を構成するかというのがこれが実に難しい。
そこをかれらはさらりとやってのけた。素晴らしい。
さまざまなタイプの曲が並ぶ中、先のシングルでは聞けなかった
ジャズロック風味(トランペットが入ったワンコードジャム!)や
サイケデリックなものもある。
今それをまんまやってしまうと悲しいかなまず受け入れられない。
それをうま~くやっているのだ。
ベタぼめしてるけど、ボーカルがやや弱くコーラスも単純。
しかしそれを蹴散らすような演奏が素晴らしい!
おそらく曽我部氏もそういうところが気に入って
2ndアルバム『TWINKLE』をプロデュースしたんだろう。
しかしこの2ndは、1stのようなかげりのあるブルースロックではなくなり、
すごくキラキラしたPOPアルバムになっていてガッカリした。
(でも一般的な知名度は曽我部氏のおかげもありこのアルバムから上がる)
人によって好き好きだと思うけどあまりなじめなかった。
ライブも見たけどちょっと違和感があった。
そんなこともありしばらく彼らとはずっと距離が開いていましたが、
『STRAWBERRY』と『無政府主義的恋愛ツアー』で思い出し、
久々に棚から『太陽と色彩』を何年かぶりに取り出して聞いてみましたが、
やっぱりこのアルバムは名盤だった!
発売されたときもおそらくほとんど取り上げられなかったと思うこのアルバム
ですが、カリメロレコード(架空)では大大推薦盤です!
今だからこそ推します!
ダブルオーテレサ/太陽と色彩(UKDZ-0001)
1.Waiting How Low 2.ハイウェイ(加速版)3.フライング・ディスコ
4.五月病 5.S.G.S. 6.Blues Breakker 7.夜明け
8.I'll follow the sun 9.錯覚蝶々 10.シンフォニー
11.終わりのテーマ 12.四次元
ダブルオーテレサ公式HP