漆塗りを習い始めて、この秋には14年を迎える。
だが然し・・・週一回のお稽古では年数こそ重ねているけど高が知れている。
塗り作業にはいろいろ道具類が必要だけど、
塗るってことに関して直ぐに思い浮かべるのは、刷毛だと思う。
漆刷毛は人毛をのり漆で固めて、周囲を檜の薄い板で合わせてある。
購入したものは、毛先が既に切り出されているのでそれを金槌でトントンと叩き、
柔らかくしてからお湯に浸け、石鹸を使って手で揉み解します。
で、その前に私たちは、板の部分が割れないように布を着せ、
漆を塗って塗刷毛を仕上げています。
長年使っていると、人毛の事とて段々磨り減って刷毛先が短くなったり、
刷毛先が崩れたり、根元が漆で固まってしまったりして来るので、
それを鉛筆のように切り出して、また新たな毛先を作りだします。
こんなに長い間塗りのお稽古をやっていながら、
今まで一度も、刷毛の切り出しをやった事がありませんでした。
お稽古仲間のマラソンマンさんに全てやってもらっていたのが
彼が仕事の関係で長期休会する事になって、自分で作らないとならなくなりました。
先ずは古い毛先を刷毛の根元で切り落とし、合成砥石で切り口を平面に研ぎます。
で、塗師小刀で両面から同じ角度で切り出します。
切り出す角度は刷毛の厚さと質に寄りますが、黒い毛の部分の幅が8ミリ前後、
刷毛先の厚みは1ミリぐらい残します。
木の部分を塗師小刀で削り取り、刷毛先が広がらないように毛先を内側に削り取ります。
と、本に書かれているのを参考にやって見ました。
塗師小刀は持っていないので、小刀(凶器になりそうな・・・)でやって見ましたが
彫刻刀でやるのが一番やり易かった。。。
先週のお稽古の時、先生に見て頂いてOKが出たので、これから刷毛先の揉み出しです。
やって見るとお道具作りは結構面白くて、刷毛をもう一本持ち帰りました。
写真の短くなった刷毛は、これはこれで刷毛目用に使えると云う事で
このまましばらく使う事にしました。
だが然し・・・週一回のお稽古では年数こそ重ねているけど高が知れている。
塗り作業にはいろいろ道具類が必要だけど、
塗るってことに関して直ぐに思い浮かべるのは、刷毛だと思う。
漆刷毛は人毛をのり漆で固めて、周囲を檜の薄い板で合わせてある。
購入したものは、毛先が既に切り出されているのでそれを金槌でトントンと叩き、
柔らかくしてからお湯に浸け、石鹸を使って手で揉み解します。
で、その前に私たちは、板の部分が割れないように布を着せ、
漆を塗って塗刷毛を仕上げています。
長年使っていると、人毛の事とて段々磨り減って刷毛先が短くなったり、
刷毛先が崩れたり、根元が漆で固まってしまったりして来るので、
それを鉛筆のように切り出して、また新たな毛先を作りだします。
こんなに長い間塗りのお稽古をやっていながら、
今まで一度も、刷毛の切り出しをやった事がありませんでした。
お稽古仲間のマラソンマンさんに全てやってもらっていたのが
彼が仕事の関係で長期休会する事になって、自分で作らないとならなくなりました。
先ずは古い毛先を刷毛の根元で切り落とし、合成砥石で切り口を平面に研ぎます。
で、塗師小刀で両面から同じ角度で切り出します。
切り出す角度は刷毛の厚さと質に寄りますが、黒い毛の部分の幅が8ミリ前後、
刷毛先の厚みは1ミリぐらい残します。
木の部分を塗師小刀で削り取り、刷毛先が広がらないように毛先を内側に削り取ります。
と、本に書かれているのを参考にやって見ました。
塗師小刀は持っていないので、小刀(凶器になりそうな・・・)でやって見ましたが
彫刻刀でやるのが一番やり易かった。。。
先週のお稽古の時、先生に見て頂いてOKが出たので、これから刷毛先の揉み出しです。
やって見るとお道具作りは結構面白くて、刷毛をもう一本持ち帰りました。
写真の短くなった刷毛は、これはこれで刷毛目用に使えると云う事で
このまましばらく使う事にしました。