原田マハの最新作「リボルバー」を市の図書館のリストに見つけて申し込んだのは去年の夏
47人待ちだった。
辛抱強く待って年が改まった1月下旬、ようやく順番がまわってきた。今日ようやく読了した。
気が長くなったものだと思う。
「たゆたえどもしずまず」「ならずものたちのタブロー」も出るとすぐに読んだ。
おかげでゴッホとその周辺については、九州国立博物館にゴッホ展を観に行った時よりだいぶ詳しくなったようだ。
原田マハという人が面白くて、彼女の書いた本は読まずにはいられない。森美術館設立に関わってニューヨーク近代美術館に勤務したこともあるという。私も入館したことがある。観光のコースに組み込まれていたというだけで特に企画展とかを見た訳ではない。その場に行ったことがあるだけ。
特に意味もなく、偶々目にする彼女の経歴がユニークで面白い。
段々と親しくなるお友達のような気がしてくる。
その昔、おくめんもなく趣味に読者と書いたこともあったような気がするが、他に時間のつぶしようをしらなかったのかもしれない。今や高齢者真っ只中になってみると、1日がなかなか短くて、あれもこれもと思っても、その何分の一もこなせないのが現状。それでも、読みたい本を見つけて読み終わると、ちょっとした達成感かな。
コロナ禍中でも後ろ指さされずにできることであるのもうれしい。