卯月すなわち四月は、卯の花月ともいわれます
卯の花とは「空木」うつぎという白い可憐な花のこと
卯の花の匂う垣根に
ほととぎす早も来鳴きて
早苗植えわたす夏はきぬ
かつての小学校唱歌が口をついて出た
3月下旬から20日ばかり家を留守にして帰宅してみれば
庭は元気な草に覆われていて、長く伸びた草にからめとられんばかりに
薄紫のシャガが咲き乱れています
シャガ救出作戦開始、指先にふれる柔らかい草を指の感覚だけで選び取って
引き抜いていきますとだんだん庭の様子が明らかになってきます
スズラン水仙、紫蘭、紫のベルの花、やまぶき、黄えびねも、
あらオダマキもそっと咲いていました
草の海から救出したのは埋もれていた若葉たち、秋に咲くほととぎす、クリスマスローズ
あじさい、酔芙蓉、菊、蘭、てっせん、つつじ、藤袴もうもれて
すおうは花に加えて葉が出て
帰宅して1週間広くはない庭でも草はほんとに隙間なく元気にはびこってくれる
指先の感覚の確かさを自慢したくなるほど、抜いた草の山がいくつもできた
1年前を思い出すと不思議な思いにとらわれる
そこいらじゅうに壊れたり傾いたりした建物や塀があり
瓦礫は山と積まれ、断水が続いた不自由な日々があった
花は咲いていたはずだが思い出せない
卯の花とは「空木」うつぎという白い可憐な花のこと
卯の花の匂う垣根に
ほととぎす早も来鳴きて
早苗植えわたす夏はきぬ
かつての小学校唱歌が口をついて出た
3月下旬から20日ばかり家を留守にして帰宅してみれば
庭は元気な草に覆われていて、長く伸びた草にからめとられんばかりに
薄紫のシャガが咲き乱れています
シャガ救出作戦開始、指先にふれる柔らかい草を指の感覚だけで選び取って
引き抜いていきますとだんだん庭の様子が明らかになってきます
スズラン水仙、紫蘭、紫のベルの花、やまぶき、黄えびねも、
あらオダマキもそっと咲いていました
草の海から救出したのは埋もれていた若葉たち、秋に咲くほととぎす、クリスマスローズ
あじさい、酔芙蓉、菊、蘭、てっせん、つつじ、藤袴もうもれて
すおうは花に加えて葉が出て
帰宅して1週間広くはない庭でも草はほんとに隙間なく元気にはびこってくれる
指先の感覚の確かさを自慢したくなるほど、抜いた草の山がいくつもできた
1年前を思い出すと不思議な思いにとらわれる
そこいらじゅうに壊れたり傾いたりした建物や塀があり
瓦礫は山と積まれ、断水が続いた不自由な日々があった
花は咲いていたはずだが思い出せない