福岡までお茶の研修会に行きました。
大濠公園のなかの日本庭園にあるお茶室で
大日本茶道学会副会長の丁寧なご指導を頂きました。
私の場合、一人稽古は怠りがちで、
久しく離れていた中伝をまたがんばろうと思う良い機会を頂いたことでした。
頂いた指摘のポイント、
手際よく体が動かなかった分、次の動作、帛紗をたたんで腰につける動作が急いだものになってしまいがち
それに気が付いて、帛紗をたたむ動作をゆっくりするだけで中伝の点前が格段にしっとりしたものになる。
茶杓の重さを感じて動かす、帛紗をまっすぐに下にたれるようにして扱う。
真に捌く帛紗のとりにいく動作一方の手だけでなく、左も手伝って。
あっそういうことなのですか、すごーいと思います。
もっともな当然な事ばかりなのですが。
これがわたしには得難い「非日常」
いっぱい思いの詰まった一日だったのです。
九州地区全体が対象の研修会で、年に二回大日本茶道学会本部から副会長が来られて
直々にご指導がいただける貴重な機会となっています。
一週間前になって参加を申し込みました。母のショートステイをようやく確保できたことと
この頃の母の体調を見て決めたことでした。
今回のテーマ、中伝のお勉強ができることが魅力でした。
前日、母に一泊のショートステイに入って頂けるかどうか気をもみました。
二日ほど体調がよいと喜んでおりましたら、その日は朝から
いかにも体調が悪そうでした。
腰痛には座薬を入れ、食事替わりの飲み物を用意し体調の回復を待ちました。
いつも10時過ぎには、眉をしかめて具合が悪いと言っていても、忘れたように
うろうろしだすことが多いのですが。
すこしは回復したようなので、来年の米寿の祝いの話など持ち出し、気をもたせて
がんばろうねという方向に誘導、じゃ、学校へと送って行き、
無事ショートステイに入所できました。
翌日早朝のお出かけのための第一関門突破です。
一週間ほど前から右足の親指の爪に傷ができて痛んでいたので、
研修会で正座に支障が出てはいけないと皮膚科を受診しました。
皮膚科医は見るなり、処置室へと、指示、有無を言わせず麻酔、爪脇を切り取ったのです。
「痛かったでしょう、これでよくなりますよ」と皮膚科医はやさしくおっしゃいました。
明日、ちゃんと正座ができるようにと、受診したはずだったのに
親指は分厚く包帯にくるまれて、靴も履けません。
出されたのは、痛み止めと抗生物質。
「正座が傷に悪いということはありません。してもいいですよ。痛むかもしれませんが。」
幸いなことに、靴は履けなくても草履は履けます。
でも、履ける足袋はありません。
さらに、当日の天気予報が雨と出ました。
草履に雨では、お風呂も入れない手術後の傷を濡らすことになってしまう。
ピンチです。「行くのを止めたら」という夫と息子には、「大丈夫」とひとこと。
痛み止めと六時間ごとの抗生物質をしっかり飲んで平常心を保ちます。
前日に高速バスの回数券を購入してきてくれた息子に、
早朝、バス停まで車を出してもらうことをお願いしました。
当日、幸いなことにピカピカの晴天。
足は片方だけ足袋をはき、痛む足には白靴下、草履をはけるのがありがたい。
蒸し暑い九州で着物を着るなんてという目をさらっと受け流し、
おかしな着物姿の私は、無事高速バスに乗車、
盆点のイメージトレーニングに集中。
誰にも邪魔されない貴重な時間です。
帰りのバスを降りれば夫が迎えに来てくれて
雨に備えた重装備は使わないで済み
母を迎えに行くと、
また来てねっと皆様に声を掛けていただいて
にこにこ応対、楽しそうでした。
めげずに研修会に参加して得たものの第一は家族への感謝です。
大濠公園のなかの日本庭園にあるお茶室で
大日本茶道学会副会長の丁寧なご指導を頂きました。
私の場合、一人稽古は怠りがちで、
久しく離れていた中伝をまたがんばろうと思う良い機会を頂いたことでした。
頂いた指摘のポイント、
手際よく体が動かなかった分、次の動作、帛紗をたたんで腰につける動作が急いだものになってしまいがち
それに気が付いて、帛紗をたたむ動作をゆっくりするだけで中伝の点前が格段にしっとりしたものになる。
茶杓の重さを感じて動かす、帛紗をまっすぐに下にたれるようにして扱う。
真に捌く帛紗のとりにいく動作一方の手だけでなく、左も手伝って。
あっそういうことなのですか、すごーいと思います。
もっともな当然な事ばかりなのですが。
これがわたしには得難い「非日常」
いっぱい思いの詰まった一日だったのです。
九州地区全体が対象の研修会で、年に二回大日本茶道学会本部から副会長が来られて
直々にご指導がいただける貴重な機会となっています。
一週間前になって参加を申し込みました。母のショートステイをようやく確保できたことと
この頃の母の体調を見て決めたことでした。
今回のテーマ、中伝のお勉強ができることが魅力でした。
前日、母に一泊のショートステイに入って頂けるかどうか気をもみました。
二日ほど体調がよいと喜んでおりましたら、その日は朝から
いかにも体調が悪そうでした。
腰痛には座薬を入れ、食事替わりの飲み物を用意し体調の回復を待ちました。
いつも10時過ぎには、眉をしかめて具合が悪いと言っていても、忘れたように
うろうろしだすことが多いのですが。
すこしは回復したようなので、来年の米寿の祝いの話など持ち出し、気をもたせて
がんばろうねという方向に誘導、じゃ、学校へと送って行き、
無事ショートステイに入所できました。
翌日早朝のお出かけのための第一関門突破です。
一週間ほど前から右足の親指の爪に傷ができて痛んでいたので、
研修会で正座に支障が出てはいけないと皮膚科を受診しました。
皮膚科医は見るなり、処置室へと、指示、有無を言わせず麻酔、爪脇を切り取ったのです。
「痛かったでしょう、これでよくなりますよ」と皮膚科医はやさしくおっしゃいました。
明日、ちゃんと正座ができるようにと、受診したはずだったのに
親指は分厚く包帯にくるまれて、靴も履けません。
出されたのは、痛み止めと抗生物質。
「正座が傷に悪いということはありません。してもいいですよ。痛むかもしれませんが。」
幸いなことに、靴は履けなくても草履は履けます。
でも、履ける足袋はありません。
さらに、当日の天気予報が雨と出ました。
草履に雨では、お風呂も入れない手術後の傷を濡らすことになってしまう。
ピンチです。「行くのを止めたら」という夫と息子には、「大丈夫」とひとこと。
痛み止めと六時間ごとの抗生物質をしっかり飲んで平常心を保ちます。
前日に高速バスの回数券を購入してきてくれた息子に、
早朝、バス停まで車を出してもらうことをお願いしました。
当日、幸いなことにピカピカの晴天。
足は片方だけ足袋をはき、痛む足には白靴下、草履をはけるのがありがたい。
蒸し暑い九州で着物を着るなんてという目をさらっと受け流し、
おかしな着物姿の私は、無事高速バスに乗車、
盆点のイメージトレーニングに集中。
誰にも邪魔されない貴重な時間です。
帰りのバスを降りれば夫が迎えに来てくれて
雨に備えた重装備は使わないで済み
母を迎えに行くと、
また来てねっと皆様に声を掛けていただいて
にこにこ応対、楽しそうでした。
めげずに研修会に参加して得たものの第一は家族への感謝です。