先日あるテレビ番組で、「スピリチュアル・トラブル」というものを取り上げていました。
平たく言えば、霊感商法の類いの被害の事です。昔からこの手のものはあったと思いますが、今は“スピリチュアル”というものがファッションのように、とても身近になってきています。
パワーストーン、パワースポットなどの言葉はもう誰でも聞いた事があるくらい定着してきており、さらに自分の前世についても興味を持つ人が多くなった今日、それを悪用する人も増えてきており、身近になった分だけ、いつ誰が被害にあってもおかしくない状況になりつつあります。
テレビの例を挙げながら、どういったものが世間に蔓延しているのか見ていこうと思います。
まず、その番組内ではスピリチュアルの事を、「既存の宗教によらない、聖なるものや霊的なもの」と定義していました。
よくあるのが、
・前世を霊視する占い
・霊的な力で運気を開く
・パワーストーン
などです。
驚いた事に、年間3,000件以上のトラブルが消費者センターに報告されているそうで、占い師や霊能者、また“開運”を謳ったものの被害がとても多いようです。
テレビでは、ある占いにはまった人のケースが紹介されていました。
その人は、今後の自分がどうなっていくのか、(特に結婚の事や子供の事などで)不安や焦りが凄く強かったといいます。
そんなある日、偶然立ち寄った占いで、彼女はとても占いというものにハマってしまったのです。そしていつの間にか、日常生活に支障をきたすほど、占いに頼りきってしまう生活になってしまっていたのでした。なんでもかんでも、占いで決めるといったカンジです。
なぜこのように占いにハマってしまったかというと、その占い師が言った、「前世占い」というものが原因だったのです。
占い師は悩んでいる彼女を占っていくなかで、その人の前世の話しをします。「貴方の今の性格は、前世からの宿命ですよ。」と。
占いに行く人というのは、大抵悩み事があるわけなんです。占い師によれば、自分が生きている意味がわからないとか、仕事の追われ、自分の人生についてこのままでいいのかというような、漠然とした不安を抱いている人が占いにくるそうです。
しかしその悪い占い師は、自分が悩んでいる不安な事や、物事がうまく行かない理由は「前世からのあなたの宿命だ」というような、とても運命的なような事を言うのだそうです。それだけではなく、さらに「前世では有能な政治家だった」とか、「どこかのお姫様だった」なんていう作り話をするのです。そして、「だから今世でも、このような仕事に就いている」などと、今の自分と無理矢理結びつけてくるそうです。
人は、“宿命”や“運命”と言われると、自分ではどうしようもないような大きな力や神秘的なものを感じるので、それを信じてしまう人が多いそうです。
しかしこれは、この占い師の手法で、このように「お姫様だった」などの小説のようなデマカセ話しをする事で、客はコロッと引っかかってしまうのだと言います。
なぜかと言うと、このような言葉こそが、悩んでいる彼女が欲していた「自分が知りたい、聞きたい、言ってもらいたい言葉」だったからであり、中にはそれを聞きたいがために、占い師をハシゴする人もいるそうです。もはや占いでもなんでもないのですが、そういう「相手の求めている答え」を言うだけで、何度も足とお金を運ぶ「カモ」になってしまうんだそうです。
こうなってしまうと、もはや全て信じてしまう「占い依存」となり、何でもかんでも占いで決めようとし、自分の責任や選択というものがゼロになってしまいます。
それほど、占い師に言われて「その通りだ!」と思った時の開放感や感覚は、麻薬のような快楽にも似たものがあるのだそうですよ。
≫星椎水精先生のホームページ:先祖供養
携帯版はこちら
クリックしてね !!

平たく言えば、霊感商法の類いの被害の事です。昔からこの手のものはあったと思いますが、今は“スピリチュアル”というものがファッションのように、とても身近になってきています。
パワーストーン、パワースポットなどの言葉はもう誰でも聞いた事があるくらい定着してきており、さらに自分の前世についても興味を持つ人が多くなった今日、それを悪用する人も増えてきており、身近になった分だけ、いつ誰が被害にあってもおかしくない状況になりつつあります。
テレビの例を挙げながら、どういったものが世間に蔓延しているのか見ていこうと思います。
まず、その番組内ではスピリチュアルの事を、「既存の宗教によらない、聖なるものや霊的なもの」と定義していました。
よくあるのが、
・前世を霊視する占い
・霊的な力で運気を開く
・パワーストーン
などです。
驚いた事に、年間3,000件以上のトラブルが消費者センターに報告されているそうで、占い師や霊能者、また“開運”を謳ったものの被害がとても多いようです。
テレビでは、ある占いにはまった人のケースが紹介されていました。
その人は、今後の自分がどうなっていくのか、(特に結婚の事や子供の事などで)不安や焦りが凄く強かったといいます。
そんなある日、偶然立ち寄った占いで、彼女はとても占いというものにハマってしまったのです。そしていつの間にか、日常生活に支障をきたすほど、占いに頼りきってしまう生活になってしまっていたのでした。なんでもかんでも、占いで決めるといったカンジです。
なぜこのように占いにハマってしまったかというと、その占い師が言った、「前世占い」というものが原因だったのです。
占い師は悩んでいる彼女を占っていくなかで、その人の前世の話しをします。「貴方の今の性格は、前世からの宿命ですよ。」と。
占いに行く人というのは、大抵悩み事があるわけなんです。占い師によれば、自分が生きている意味がわからないとか、仕事の追われ、自分の人生についてこのままでいいのかというような、漠然とした不安を抱いている人が占いにくるそうです。
しかしその悪い占い師は、自分が悩んでいる不安な事や、物事がうまく行かない理由は「前世からのあなたの宿命だ」というような、とても運命的なような事を言うのだそうです。それだけではなく、さらに「前世では有能な政治家だった」とか、「どこかのお姫様だった」なんていう作り話をするのです。そして、「だから今世でも、このような仕事に就いている」などと、今の自分と無理矢理結びつけてくるそうです。
人は、“宿命”や“運命”と言われると、自分ではどうしようもないような大きな力や神秘的なものを感じるので、それを信じてしまう人が多いそうです。
しかしこれは、この占い師の手法で、このように「お姫様だった」などの小説のようなデマカセ話しをする事で、客はコロッと引っかかってしまうのだと言います。
なぜかと言うと、このような言葉こそが、悩んでいる彼女が欲していた「自分が知りたい、聞きたい、言ってもらいたい言葉」だったからであり、中にはそれを聞きたいがために、占い師をハシゴする人もいるそうです。もはや占いでもなんでもないのですが、そういう「相手の求めている答え」を言うだけで、何度も足とお金を運ぶ「カモ」になってしまうんだそうです。
こうなってしまうと、もはや全て信じてしまう「占い依存」となり、何でもかんでも占いで決めようとし、自分の責任や選択というものがゼロになってしまいます。
それほど、占い師に言われて「その通りだ!」と思った時の開放感や感覚は、麻薬のような快楽にも似たものがあるのだそうですよ。
≫星椎水精先生のホームページ:先祖供養
携帯版はこちら
クリックしてね !!


