新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。投稿主なりのペースになるかと思いますが、なるべく多くUPしていきたいと思っています。
今回は人が人を成長させる方法や過程について触れてみたいと思います。今述べているのは生徒の自立と自律を促す生徒指導のやり方について触れています。
人と人の関係の中で対象の人が育っていくと思いますので、それをわかりやすくはっきりさせてみたいと思っている次第です。
支援の過程は、以下のようになっていると思います。まずは、人と人の間に人間関係があることです。関係がなければ当然交流する機会がないのですから、相互に影響力はなしと言うことになると思います。物理的距離は心理的距離と、心理学の臨床の方で言いますが、遠い所に立っている二人には影響はありませんね。
そこで、二人が近くに立って、人間関係を作り、相互に影響を及ぼすことができるような距離にいることが大切ですね。これが物理的距離と心理的距離と言うことです。近くに立つ人間関係が大切です。同じ場所にいても関係がなければ距離が遠いのですから何の変化も起こらないというわけです。
学校では、同じ教室の中にいても、支援者の考えや行動によっては、距離がとても遠いということもあるわけですね。ですので、まずはこの点を自覚することが必要と思います。前にも触れましたが、支援を必要としている人が支援をする人に自ら近寄ってくるということはほとんどありません。特に子どもの場合は、本人が自分や自分の環境をはっきりと自覚できるということはないと思われますので、支援者の方が注意してよく見ておくことが大切です。ただ、子どもの場合は体調が悪いとか、おなかが痛いとか、頭痛とか、何となくすっきりしないとかの表現はあるかもしれません。
心のことが体に出ている可能性は十分にあります。いわゆる「心気症」の状態ですね。この場合には、裏側に心の問題が隠されているわけですから、支援者は、本当によく見て多面的に理解することが必要です。小さい子どもほど、自分の心を言葉で表現することができません。
人間関係を作るための活動を全体として、「かかわり活動」と言ってもよいと思います。支援者は、かかわり活動を常日頃からすべての対象者に対して継続的に行います。特に支援者から見て、サポートが必要と思われる対象者、何か不全的な状況を示している場合には、日常的にきちんと意識を持って忘れることなく観察を継続する必要があります。
子どもの状態をよく丁寧に見ながら、関係作りを進めます。声掛けを多くするとか、名前を多く呼ぶとか、机間巡視の際にも自然に少し立ち止まって見るとか、何か工夫ができるかと思われます。
くどいかもしれませんが、支援者に求められることは、いつも意識してみることと思います。但し、学校では特にそうなりがちですが、教師的な目でマイナス的な部分ばかりを見ることでは関係作りはできないと思います。子どもも他者からの見られ方にはけっこう敏感です。特に課題を持っている場合ほど敏感ですので、できるだけ良さを発見するような気持ちで見るとか、少なくとも客観的に見て課題を明らかにするようにして、それへの対策もプラスの視点で考えながら見るとかの意識は必要と思われます。
なぜかかわり活動を行うのか、それは子どもの成長を一層促すようにするため。子どもをさらに育てたいという意識の存在が必要と思います。
高学年や中・高生の場合には、かかわり活動を行う中で相手との人間関係、さらに信頼関係を作り、相手が支援者に対して何らかの自己表現をしやすくするためと考えてよいと思います。
子どもの問題・課題の原因は、その子どもの心の深いところにあることが多いです。それを上手に扱って、原因の解消や軽減を図らないと、対象の子どもの態度変容、行動変容は起こらないことが多いです。態度変容や行動変容につなげられるように、その第一歩として、かかわり活動を行い、人間関係・信頼関係を作るのが必要と思われます。
今回は、ここまでにさせていただきます。今後もよろしくお願いいたします。
今年もよろしくお願いいたします。投稿主なりのペースになるかと思いますが、なるべく多くUPしていきたいと思っています。
今回は人が人を成長させる方法や過程について触れてみたいと思います。今述べているのは生徒の自立と自律を促す生徒指導のやり方について触れています。
人と人の関係の中で対象の人が育っていくと思いますので、それをわかりやすくはっきりさせてみたいと思っている次第です。
支援の過程は、以下のようになっていると思います。まずは、人と人の間に人間関係があることです。関係がなければ当然交流する機会がないのですから、相互に影響力はなしと言うことになると思います。物理的距離は心理的距離と、心理学の臨床の方で言いますが、遠い所に立っている二人には影響はありませんね。
そこで、二人が近くに立って、人間関係を作り、相互に影響を及ぼすことができるような距離にいることが大切ですね。これが物理的距離と心理的距離と言うことです。近くに立つ人間関係が大切です。同じ場所にいても関係がなければ距離が遠いのですから何の変化も起こらないというわけです。
学校では、同じ教室の中にいても、支援者の考えや行動によっては、距離がとても遠いということもあるわけですね。ですので、まずはこの点を自覚することが必要と思います。前にも触れましたが、支援を必要としている人が支援をする人に自ら近寄ってくるということはほとんどありません。特に子どもの場合は、本人が自分や自分の環境をはっきりと自覚できるということはないと思われますので、支援者の方が注意してよく見ておくことが大切です。ただ、子どもの場合は体調が悪いとか、おなかが痛いとか、頭痛とか、何となくすっきりしないとかの表現はあるかもしれません。
心のことが体に出ている可能性は十分にあります。いわゆる「心気症」の状態ですね。この場合には、裏側に心の問題が隠されているわけですから、支援者は、本当によく見て多面的に理解することが必要です。小さい子どもほど、自分の心を言葉で表現することができません。
人間関係を作るための活動を全体として、「かかわり活動」と言ってもよいと思います。支援者は、かかわり活動を常日頃からすべての対象者に対して継続的に行います。特に支援者から見て、サポートが必要と思われる対象者、何か不全的な状況を示している場合には、日常的にきちんと意識を持って忘れることなく観察を継続する必要があります。
子どもの状態をよく丁寧に見ながら、関係作りを進めます。声掛けを多くするとか、名前を多く呼ぶとか、机間巡視の際にも自然に少し立ち止まって見るとか、何か工夫ができるかと思われます。
くどいかもしれませんが、支援者に求められることは、いつも意識してみることと思います。但し、学校では特にそうなりがちですが、教師的な目でマイナス的な部分ばかりを見ることでは関係作りはできないと思います。子どもも他者からの見られ方にはけっこう敏感です。特に課題を持っている場合ほど敏感ですので、できるだけ良さを発見するような気持ちで見るとか、少なくとも客観的に見て課題を明らかにするようにして、それへの対策もプラスの視点で考えながら見るとかの意識は必要と思われます。
なぜかかわり活動を行うのか、それは子どもの成長を一層促すようにするため。子どもをさらに育てたいという意識の存在が必要と思います。
高学年や中・高生の場合には、かかわり活動を行う中で相手との人間関係、さらに信頼関係を作り、相手が支援者に対して何らかの自己表現をしやすくするためと考えてよいと思います。
子どもの問題・課題の原因は、その子どもの心の深いところにあることが多いです。それを上手に扱って、原因の解消や軽減を図らないと、対象の子どもの態度変容、行動変容は起こらないことが多いです。態度変容や行動変容につなげられるように、その第一歩として、かかわり活動を行い、人間関係・信頼関係を作るのが必要と思われます。
今回は、ここまでにさせていただきます。今後もよろしくお願いいたします。