前回は、学校という組織の特性について考えてみました。
まとめですが、組織は人間の集まりである集団の一人一人に、職位と呼ばれるポジションを与えて、それをピラミッドのように組み立てての能率的・効率的に、特定の目的を実現しようとするものでした。
一つ一つの職位には、言い換えれば一人一人の人には、その職位に応じて、役割と義務、権限と責任が与えられていて、それを最優先に追求していくことで組織の最終的な目的が実現されるとしたものでした。これは、軍隊や警察が典型的な組織ですね。これらでは、上からの指示に従って、職位を実行することが目標の実現につながるのでしたね。ですので、人の個性的な考え方とか思いとかは切り捨てられることが多いのでした。企業も同様の論理が優先されるでしょうね。利益を出すことが目標ですからね。資本主義の社会では特に組織が厳格ですね。とはいえ、専制主義の国でも組織は厳格に運営されるでしょうね。組織化が進むと官僚制になり、ギシギシとした要素が多い世の中になりそうですね。
あまりにも厳格すぎると、血も涙もないような状況になって、その中にいる人は大変でしょうね。ですので、勤務時間もあって、時間が終了すればその立場やポジションを離れることができるようになっているのでしょうね。
遠い昔の日本は、いろいろなことがまだ整っていなくて、組織の運用ものんびりしたところが多くあり、ある意味、ゆるさもあって救われる部分も多かったのですが、今は、規則や取り決めごとが多くなり、ともするとそれに縛られてしまうような感じもありますね。本当に大変な部分だと思います。
さて学校のことですが、学校も一つの組織ではあります。学校は、それぞれの学校で、校内にいる一人一人の児童生徒に、年齢に応じて生活していくための各種の基本的な知識や技術を身につけさせるとともに、加えて一人一人の生徒の本当に人間らしい人間性を育てることを目的とした組織ですね。
とは言え、学校という組織は、他の組織のような上意下達の要素が強すぎると、うまく働かないことが多くなるように思われますね。上の言うことだけを尊重して、創意や工夫のない学校教育が行われた場合には、学ぶ生徒の興味や関心を引き付けることもできずに、学習の成果も上がらずに、人間性の伸張も図られることはなくなると思われますね。
ここに学校という組織の、他の組織とは違う特異性があるように思われます。この部分の明確な意識化と、教職員も生徒も、ともに個を生かした活動を行う必要が強くあると思われます。
近年の学校は、社会の影響を受けて組織化などが進みすぎているかもしれませんね。でも、社会全体が学校に対しても、進路でもスポーツ芸術等々でも、各種の成果を求めているという動向があり、本当に運営が難しくなっているのが現実かと思われます。
今回はここまでにさせていただいて、次回は組織の問題についてもう少し考えてみたいと思います。特に学校という組織が持っていると思われる隘路があるように感じますので、それについて考えてみて、それを乗り越える方法があるのだろうかという点について考えてみます。よろしくお願いいたします。
まとめですが、組織は人間の集まりである集団の一人一人に、職位と呼ばれるポジションを与えて、それをピラミッドのように組み立てての能率的・効率的に、特定の目的を実現しようとするものでした。
一つ一つの職位には、言い換えれば一人一人の人には、その職位に応じて、役割と義務、権限と責任が与えられていて、それを最優先に追求していくことで組織の最終的な目的が実現されるとしたものでした。これは、軍隊や警察が典型的な組織ですね。これらでは、上からの指示に従って、職位を実行することが目標の実現につながるのでしたね。ですので、人の個性的な考え方とか思いとかは切り捨てられることが多いのでした。企業も同様の論理が優先されるでしょうね。利益を出すことが目標ですからね。資本主義の社会では特に組織が厳格ですね。とはいえ、専制主義の国でも組織は厳格に運営されるでしょうね。組織化が進むと官僚制になり、ギシギシとした要素が多い世の中になりそうですね。
あまりにも厳格すぎると、血も涙もないような状況になって、その中にいる人は大変でしょうね。ですので、勤務時間もあって、時間が終了すればその立場やポジションを離れることができるようになっているのでしょうね。
遠い昔の日本は、いろいろなことがまだ整っていなくて、組織の運用ものんびりしたところが多くあり、ある意味、ゆるさもあって救われる部分も多かったのですが、今は、規則や取り決めごとが多くなり、ともするとそれに縛られてしまうような感じもありますね。本当に大変な部分だと思います。
さて学校のことですが、学校も一つの組織ではあります。学校は、それぞれの学校で、校内にいる一人一人の児童生徒に、年齢に応じて生活していくための各種の基本的な知識や技術を身につけさせるとともに、加えて一人一人の生徒の本当に人間らしい人間性を育てることを目的とした組織ですね。
とは言え、学校という組織は、他の組織のような上意下達の要素が強すぎると、うまく働かないことが多くなるように思われますね。上の言うことだけを尊重して、創意や工夫のない学校教育が行われた場合には、学ぶ生徒の興味や関心を引き付けることもできずに、学習の成果も上がらずに、人間性の伸張も図られることはなくなると思われますね。
ここに学校という組織の、他の組織とは違う特異性があるように思われます。この部分の明確な意識化と、教職員も生徒も、ともに個を生かした活動を行う必要が強くあると思われます。
近年の学校は、社会の影響を受けて組織化などが進みすぎているかもしれませんね。でも、社会全体が学校に対しても、進路でもスポーツ芸術等々でも、各種の成果を求めているという動向があり、本当に運営が難しくなっているのが現実かと思われます。
今回はここまでにさせていただいて、次回は組織の問題についてもう少し考えてみたいと思います。特に学校という組織が持っていると思われる隘路があるように感じますので、それについて考えてみて、それを乗り越える方法があるのだろうかという点について考えてみます。よろしくお願いいたします。
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