児童生徒 学級 学年 学校の取り扱い説明書

教育のことや子育て 不登校問題への対応等について、考えてみます。

学校という組織について 1

2024-06-24 16:08:05 | 学校での活動について
 前回は、7月に活動についてアップしてみました。まだ6月で7月にはなっていませんが、そろそろ1学期の締めくくりとその後について考えて対応策をまとめておいた方が良いかと思いアップいたしました。
 9月からの2学期にはまだ間がありますので、今回からしばらくは学校という組織の特性と分掌の意義と役割等について少しずつですがアップしてみたいと思います。
 地味な内容ですし、学校の先生が見ていただく中心になるかと思いますが、他の集団・組織でも同様な部分があると思いますので、それぞれ参考にしていただけると嬉しいです。

 近年よく聞く言葉に「チーム学校」という言葉があります。これは学校の全体としての一体性に注目している言葉かと思いますが、現在の学校が、全体が一体として取り組んでいかないと解決・改善できないような多くの困難な課題に直面していることも意味していると思われます。
 確かに、学校の教育活動の効果を大きくしようとすれば、構成員である教職員がそれぞれの立場や責任を自主的に自覚して、相互に情報の交換や共有を行いながら活動を行わないと成果を得ることができないということがあると思います。
 以前の学校であれば、そんなに組織化を厳しく進めなくても、教職員のそれぞれの考えに基づく日常的な活動だけで一定の成果を得られたかと思いますが、今日の学校では、保護者やPTA、教育委員会、社会全体からの要請も高度化してきていますので、それらに必要なレベルで応えるには、相当に厳しい・ハードな活動が求められているという事情があると考えられます。
 日本の学校の1学級の定員は、とても先進国レベルとは言えないような人数の多さであり、しかもより多くの生徒が基本的事項をきちんと身につけられるようにと求めら、さらにそれぞれの生徒の特性を一層伸ばす活動も求められる等、要望の多さに拘束されているような雰囲気も感じられる部分もあるように思われる。

 確かに教育活動の効果的・効率的実践が、本人の将来の形成、社会全体の発展に関係しているとはいえ、教育に課せら
れた社会的要請の大きさには、近年驚くほどの高度化が進んでいるように思われる。
 しかも教育に関しては、先進国も発展途上国も、等しく国の将来を掛けているような部分が多く感じられ、本当に大変な状態になっていると感じられる。

 さて、組織論的な意味の学校についての話に戻ってみることにするが、まず初めに、組織という言葉の持つ意味について記してみたい。
 組織とは、一般論としては、集団を構成する人員を、役割と権限、義務を定め、その一つ一つに人員を該当し、ピラミッド型に構成したものと考えてよいと思われる。
 一般の企業では、社長、取締役、部課長、係長、一般職員のように編成されると思うが、公務員等では、次官、局長、部課長、係長、一般職員等になるであろうし、警察、自衛隊等の典型的なピラミッド型組織では、一層職位が持つ意味は厳密になっているかと思われる。

 学校は、いわゆる典型的なピラミッド型の官僚的システムとは多少の違いがあると思われるが、基本的には他の組織と同様の理念が存在していると考えられる。

 このような中で学校をどのように運営していくか、そのポイントについてこれから考えてみることにしたいと思っている。今回はここまでにしたい。


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