おじんの放課後

仕事帰りの僕の遊び。創成川の近所をウロウロ。変わり行く故郷、札幌を懐かしみつつ。ホテルのメモは、また行くときの参考に。

悲しきJR

2022年05月31日 | 雑談

遠隔地のデメリットは何だろうと、

分かりきったことを、

何とはなしに知人とやり取りしていて、

それをそのままメリットと言ってしまえばどうなるかと、

つまりは暇つぶしをしていたんですが。

遠隔地=故郷へのあまりにも遠い道のり

あたりから、ちょっと面白くなりましてねぇ。

もう車に6時間も乗るのは疲れたと言えば、

じゃあ汽車を使いたまえと。

僕らは相変わらず電車と言わない(笑

雰囲気がなんかね、電というエレクトリックな響きより、

汽車っていうほうが似合いだなと。

実際、まだまだディーゼルが走ってますし。

で、汽車に乗れるだろうと。

札幌にいて汽車に乗る理由を探すのは難しいが、

遠隔地ならば自然なわけで。

調べてみると、Rきっぷ(おとくな切符の指定席版)が使える。

パーク&ライド(特急利用者限定)で車も置ける。

乗ったそこから、ホテルの敷地内みたいなものですよ。

到着が遅い時間になるので、札幌駅から近くて、

まだ泊まれていないホテルをチョイス。

徒歩1分以内の、温泉つきホテル。

ビジネスホテルの分類だが、

マイステイズに見るよう、その内容は近年、

ずいぶんとハイクラス・ホテル寄りになった。

下手をすると、そっちのほうが負けてたりするくらいで。

などと、小一時間はしゃいだあとで、

肝心の切符が買えないということが知れた。

今から、仕事終わってから発券となると、

まず「みどりの窓口」が、軒並み午後5時でシャットダウン。

ならば指定席券売機はというと、

車で30分ほど走った先の駅にはある。幸い24時間O.K.だが。

当然、その駅からの切符しか買えない。

じゃあ車内で車掌さんから買えるかと、

JRの窓口に電話してみたが、

車内では販売しないという。

ならば到着駅で清算とも思ったが、

それもダメだという。

要するに、唯一の方法は、

仕事が休みの日に、駅の窓口で買うしかない。

札幌圏ではありえない。

遠隔地でこそ、気づくことがあるんだなと。

その実例を、今しがた、実感したものさ。

JRを利用する人が減っただとか、

利用者がいないから廃線だとか。

札幌にいたころは、そうだなと思っていたわ。

でもそうじゃないんだねぇ。

利用しないんじゃない。

どんなに使いたくても使えないんだと気がついた、

5月最後の、ちべたい雨の降る夜でした。


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