第73章「紅葉の季節」

2013年10月28日 | 人生これから日記
2013年10月27日~28日

台風の雨がまだ降る中、横浜を出発した。
狭山のあたりから雨がやみ、遠くの山の上には薄い青空ものぞきだした。
晴れた空に向かって走って行くと、上信越に入る事にはまぶしいお日様まで出始めた。



紅葉はどうかな?と、ドキドキしながら走ってきた。
内山峠は始まりつつある。


緑と黄色とオレンジの絵の具でポンポンと色を付けて、所々に赤を置く。
そんな感じの山肌で、枯れ始めているよりはこの時期の方が良いなと感じた。

後、一週間、、かな?

野菜とリンゴと下仁田ネギを買うのが目的。と、大事な仕事、枯れた松の伐採。

開拓初めに生き生きとこの地に根付いている木々を伐採した時のような罪悪感は無い。
すっかり枯れて、虫の穴の痕も激しく皮も向け始めて
いつ倒木してもおかしくないような立ち姿なので
お疲れさん、と言って土に返してあげたいような気持で伐る。



倒したい方向にある朴の木とこの松のできるだけ高い位置にワイヤーを回し
それをディフェンダーのウインチで引っ張る算段。
準備にじっくり時間をかけて問題は無かった筈なのに
実際ウインチを巻き戻し始めたらディフェンダーがズルズル引きずられて
あわや松の下敷きになる所まで進んでしまった。

私が叫んでももう、チャンソーは止らない。
もう~~またか!!と心は叫ぶ。
結果、ここに倒すといった位置より5mほどずれた。
ウインチが殆ど効いてなかったせいだと思う。
被害は花壇と、数本の木。前進したディフェンダーは枝だらけ。太い木からはあと50センチ。

なんでディフェンダーがこんなに前に来てるんだ!!!!
ってな会話も有ったけど。



無事?一仕事を終えたころ、リコチームがやってきた。
アップルパイ用の紅玉を買いに来たけれど、もう時期ではないと
生産者の家まで尋ねたが紅玉は終わっていた。残念。



来年は前もって予約をすることに。その生産者のオジサン曰く
小諸は土が粘土質の為、栄養分が濃くジャガイモや米そしてリンゴなど味が(他県より)優れているとの事。

確かに粘土質。
だから掘ってもサラサラの土は出てこないし、保水力が有り過ぎ。
花の種を蒔いて水をあげもせず帰ってしまっても、必ずと言っていい確率で成長している。
横浜の花壇では水をあげなかったら即、枯れ死。
そうか、、、、堆肥込の粘土なのか、、、。

陶芸に向くかも!!
ふと、そんなことを考えた。
何年か前に習った時の先生が、あちこち粘土質の土を求めて旅をしているという話を思い出した。
もしかしてもしかすると、我が家のこの土で楽しい事が出来るかも!!
考えるほどにウキウキ楽しくなる。


来年のお楽しみの為に60個のチューリップの球根をリコと一緒に埋めた。
ピンクを一列に。赤を6こ円に埋めて中心に紫色を。
来春に咲いたチューリップを見て、ここに埋めたねって、思い出すだろうな。

お昼頃ひでさんファミリーがドライブに小諸へ来るとの連絡を貰い
増々楽しい一日になった。
ここは人がたくさん集まれば集まるほど嬉しいし、楽しい。

ひでさんには伐採したばかりの玉切りで薪を作ってもらい
奥さんは野菜を買いにいつもの産直所へ。
子供たちはブルーシートの倉庫にお絵かきをしたり、それぞれの時間を過ごした。



私は、りこが習い始めたというフラダンスを教えてもらい、腰が痛くなるほど振ってたら、ふざけてる人は見学してなさい!と怒られて退場。。笑
楽しい楽しい小諸の時間。


帰る日に世界遺産を目指している富岡製紙工場へ寄った。




古き良き時代。
堅牢なフランス積みのレンガと木の建物。
レンガがいい色!


お昼には近くのお店で「おきりこみうどん」を食べた。



すいとんとかひっつみとかほうとうとか、呼び名はいろいろある形のうどんで、ここではおきりこみと言い、野菜たっぷりの味噌味。
トロトロの牛筋入りで美味しかった。


さあ~明日からはまた頑張って仕事をするぞ!

紅葉に癒された二日間だった。