5月6日は語呂合わせで「ゴムの日」です。
ゴムは天然ゴムと合成ゴムに分けられます。天然ゴムはゴムの木の樹液から
作りますが、ゴムの木にはパラゴムと、インドゴムがあります。このうち、
工業的に利用されているのはパラゴムで、インドゴムの方は観賞用に栽培さ
れています。
パラゴムは中南米の原産で、現地ではカオチューク(涙を流す木)と呼ばれ
ていました。この木から取ったゴム樹脂は6世紀頃から現地の人たちに利用
されていましたが、その用途は主として遊戯用・儀礼用などだったようです。
15世紀にコロンブスがアメリカ大陸に渡った時、現地の子供達が、ゴム樹脂
を丸めたボールで遊んでいるのを見ました。彼はその弾力ある物質に驚き、
それをスペインに持ち帰り、ヨーロッパでも知られるようになりました。
しかし、ゴムは18世紀まではヨーロッパでも単に面白い物質という以外には
そんなに用途が見つかっていませんでした。18世紀の終わり頃になってよう
やく、鉛筆で書いた字を消すのにゴムが使えるということが発見され、また
1773年にはゴムを使用したレインコートが発明されて、300年の時を経て
ゴムは実用化の時代に入ります。
ゴムは天然ゴムと合成ゴムに分けられます。天然ゴムはゴムの木の樹液から
作りますが、ゴムの木にはパラゴムと、インドゴムがあります。このうち、
工業的に利用されているのはパラゴムで、インドゴムの方は観賞用に栽培さ
れています。
パラゴムは中南米の原産で、現地ではカオチューク(涙を流す木)と呼ばれ
ていました。この木から取ったゴム樹脂は6世紀頃から現地の人たちに利用
されていましたが、その用途は主として遊戯用・儀礼用などだったようです。
15世紀にコロンブスがアメリカ大陸に渡った時、現地の子供達が、ゴム樹脂
を丸めたボールで遊んでいるのを見ました。彼はその弾力ある物質に驚き、
それをスペインに持ち帰り、ヨーロッパでも知られるようになりました。
しかし、ゴムは18世紀まではヨーロッパでも単に面白い物質という以外には
そんなに用途が見つかっていませんでした。18世紀の終わり頃になってよう
やく、鉛筆で書いた字を消すのにゴムが使えるということが発見され、また
1773年にはゴムを使用したレインコートが発明されて、300年の時を経て
ゴムは実用化の時代に入ります。