本日午後から原発事故による補償説明会が裏磐梯で開催され
約2時間半に及ぶ長い説明会でしたが参加してきました。
出かける際に見れたアルビン駐車場前の林です。
ウルシ系が真っ赤に色つき大変きれいになってきましたが
五色沼の駐車場も大変な混み合い具合です。
上の駐車場に止まり切れない大型バスが何台もとまっていて
先週の連休よりもたくさんの車が駐車していました?
標高1000メーターを超えた地点では紅葉も見ごろを迎えておりますので
安達太良山山頂付近、天狗の庭、浄土平付近と初秋のピークを迎えているのでは??
連休から本日までを見ていると普段の紅葉時期の裏磐梯に漸く戻ってきているようにも
見えますが、実際はどうなのでしょうか??
震災から7カ月過ぎてお客様の激減ぶりが本日も東電の方々に伝えられ
漸く補償の2文字が見れるようになったのですが
実際は「現金収入のもとを断たれて7カ月」といった方が分かりやすいかもしれません。
特に観光業を営んでいる方々のほとんどは個人事業主の裏磐梯では
なおさら、手持ち資金も底をついていらっしゃるのが現実かと思います。
多方面で無利子の資金を貸し出ししておりますが
借りても収入がないわけで、返済もままならなくなるのはどなたでも分かります。
当然借りるわけにはいきません。
生活資金さえなくなっている、税金が払えないから病院にも行けない
等という発言もあり、補償までの対応の遅れを指摘しておりました。
この事情は裏磐梯に限ったことではなく会津全域のことです。
あと数カ月、あと1年で福島県の観光事業の崩壊も起こる可能性すらあります。
基幹産業でもありますので市町村の税収不足にもなりすし
それに伴い住民の行政サービスもなくなります、等々
色々な面でこの長期にわたる風評被害は影響を及ぼしていることは確かです。
私の知り合いは移転の事についてまで言及しておりました。
不動産の価値自体がすでに「底」になっているので
資産を売却して他の地域に移転もできません。
バブル以降、ただでさえ不動産価値が下がっているので
これ以上下がってどうするの???
こんな状況になる前に立ち上がらなくてはならないのですが
その手段、その術が今のところ見つかりません。
人のうわさも75日??
などと時間稼ぎが一番なのかもしれませんが
たぶんそこまでの体力はなくなっていると思います。
大変あれた説明会と言いますか苦情処理会となりましたが
そこまで切実になっていることは分かってもらいたい!!
ここ裏磐梯が大好きで、子供たちを育て、お金持ちにはなれないかもしれませんが
大変幸せな環境に再度戻りたいというのが願いです。
お金いりませんから今までのような環境に戻して!!と
おっしゃる方もおりましたが、お金は必要です!!!から。
来年再来年と受験生を持つパパでした。
http://p-alvin.com