食彩館アルビンのブログ

オーナーの板長が作る食事とトイプードルのコロン、ダイヤの日々の生活。お客様のトイプードル達と趣味ののんびりランのご紹介。

原発事故の補償説明会

2011-10-13 17:04:45 | 東日本大震災



本日午後から原発事故による補償説明会が裏磐梯で開催され
約2時間半に及ぶ長い説明会でしたが参加してきました。

出かける際に見れたアルビン駐車場前の林です。
ウルシ系が真っ赤に色つき大変きれいになってきましたが
五色沼の駐車場も大変な混み合い具合です。
上の駐車場に止まり切れない大型バスが何台もとまっていて
先週の連休よりもたくさんの車が駐車していました?

標高1000メーターを超えた地点では紅葉も見ごろを迎えておりますので
安達太良山山頂付近、天狗の庭、浄土平付近と初秋のピークを迎えているのでは??

連休から本日までを見ていると普段の紅葉時期の裏磐梯に漸く戻ってきているようにも
見えますが、実際はどうなのでしょうか??

震災から7カ月過ぎてお客様の激減ぶりが本日も東電の方々に伝えられ
漸く補償の2文字が見れるようになったのですが
実際は「現金収入のもとを断たれて7カ月」といった方が分かりやすいかもしれません。
特に観光業を営んでいる方々のほとんどは個人事業主の裏磐梯では
なおさら、手持ち資金も底をついていらっしゃるのが現実かと思います。

多方面で無利子の資金を貸し出ししておりますが
借りても収入がないわけで、返済もままならなくなるのはどなたでも分かります。
当然借りるわけにはいきません。
生活資金さえなくなっている、税金が払えないから病院にも行けない
等という発言もあり、補償までの対応の遅れを指摘しておりました。

この事情は裏磐梯に限ったことではなく会津全域のことです。
あと数カ月、あと1年で福島県の観光事業の崩壊も起こる可能性すらあります。
基幹産業でもありますので市町村の税収不足にもなりすし
それに伴い住民の行政サービスもなくなります、等々
色々な面でこの長期にわたる風評被害は影響を及ぼしていることは確かです。

私の知り合いは移転の事についてまで言及しておりました。
不動産の価値自体がすでに「底」になっているので
資産を売却して他の地域に移転もできません。
バブル以降、ただでさえ不動産価値が下がっているので
これ以上下がってどうするの???

こんな状況になる前に立ち上がらなくてはならないのですが
その手段、その術が今のところ見つかりません。
人のうわさも75日??
などと時間稼ぎが一番なのかもしれませんが
たぶんそこまでの体力はなくなっていると思います。

大変あれた説明会と言いますか苦情処理会となりましたが
そこまで切実になっていることは分かってもらいたい!!
ここ裏磐梯が大好きで、子供たちを育て、お金持ちにはなれないかもしれませんが
大変幸せな環境に再度戻りたいというのが願いです。

お金いりませんから今までのような環境に戻して!!と
おっしゃる方もおりましたが、お金は必要です!!!から。
 
                                             来年再来年と受験生を持つパパでした。

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線量計と健康調査

2011-10-13 09:54:59 | 東日本大震災



昨日こちらの村役場からお預かりしてきました線量計です。
子供たちには保護者が村に申請すればみな借りること!ができます。
一台あたりかなり高価な機械らしいですが
村の予算で購入したものらしいです。

我が家の3人の子供たちうち長女と次女の2台をお借りしてきました。
中学生の上2人はほぼ同じ環境の中で生活しているので
壊す、失くすリスクを考えて長女1人だけにしました。

風邪気味の為小学校をお休みしていた次女に早速つけてみました、
が、線量は上がらずペンションの中では放射線量は大変低いようです。
安心して生活できることが分かりました!!

が、です、これの集計はあまり生かされることはないようで
あくまでも個人の安心の為!というのが目的のようです。
裏磐梯や会津地方は以前から放射線量が少ないので
確認の為でも充分かもしれません。



線量計に続き、昨日送られてきたのが福島県民の健康調査票です。
正確には「県民健康管理調査」という標題がついておりました。
送付元は福島県と福島県立医大からです。

早速内容を確認してみましたら
ただの3月11日以降の行動記録書???のようなものでした。
しかも計器を使って被爆調査をするというような案内ではなく
「被曝線量を推定する」!!というものらしい??です。

すでに発表されております地域別の線量をもとに
推測するというもので
これでは全く無意味な健康調査かと??。
日々報道されております空間線量と地上1メートルの線量とは大きな開きがありますし
着ている洋服やその管理、外にいた時間やたとえ屋内にいても
構造体によってもかなりの差があります。
我が家はつい最近まで集団登校はさせず車での送迎、
校外活動は自粛で、特に小学生の次女は外での活動は
全くさせておりませんでした、大変珍しい!!ケースだそうです??
中学校組みも夏休み前までは同じ行動を取らせました。

また「ただちに健康に影響ありません」というアナウンス。
福島県民の、特に原発近くの住民の混乱を防ぐ効果はあったかもしれませんが
情報が遅れたために原発近くにいらした方々の
大量被曝を防ぐことはできなかったのではないでしょうか??
当時は原発周辺では単位がマイクロではなくミリでした!!!

混乱を防ぐのと命を守る、どちらが優先されるべきだったのでしょうか??
大きな疑問符がついてきます。

たとえ大量の被曝を受けなかったとしても
低線量の環境の中で生活している福島県民の健康管理を「推定」で終わらせていいのか??
国の考え、県の考え、市町村の考え
お聞きしてみたいものです。



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