設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

価値観の共通ー髪見て思うー

2004年08月26日 14時36分06秒 | 独り言
「後ろ美人」という言葉が あるように 髪の毛は
女の人にとって ポイントが高い。
それなのに 一応♀である私は小さいときから「剛毛」だ。
分析すると一本一本が妙に太い。だから固まりとなると
今時 珍しい時代遅れの「真っ黒」な髪と化す。
それだけならいい。変な風に うねっている。
だから 一番厄介なのは湿気。
ショックだったのは 私の お風呂上がりの少し乾いた
髪を見て 子供達が 不思議そうに言った言葉。
「お母さんの髪って おとーさんの足に生えている毛に
 似ているね!」
そう、少し乾いてくると妙に 小さい スネ毛のような毛が
ちょろちょろと出てくるのだ!

あれ以来 定期的に美容院で「縮毛矯正」というのを
かけている。今は値段も手頃になってきているのが嬉しい。
一回 かけると とりあえず湿気には強くなる。
スネ毛も お目見えしない。

でも最近 自分の髪を見ると「人工的だ」と感じる。
なんか 天然にサラサラ!という人の髪では無い。
真っすぐすぎるというか 要は自然じゃないのだ。
結局 「本物の美しさ」って何でもあるのだなと感じる。

家の素材にしても そうだ。
本物の石やタイルと「石風」「タイル風」は やはり違う。
そうは言っても 予算が絡む「家造り」
本物の良さは わかっていても そればかりでは
造れない場合もある。

嘘物のシルクと本物の綿 予算で どちらか選ばなければ
いけないとしたら・・・・・
建築士との「家造り」は 個人的には綿を選ぶ価値観かも
しれないと思う。
どちらの価値観がいいとか 悪いとかでなく こういう
「価値観」が ちょっと共通しているという感触がないと
建築士との「家造り」は お互いに苦しいのかも・・・と
裏から見ていて 個人的には最近感じる。

世の中には 案外「本物」と呼べる物は結構ある。
それでも高価な物になればなる程 その嘘物も多くなる。
私の髪は 決して高価な物ではないが 結局 数多く
作られている嘘物の商品の一部だ。「嘘物 大好き!」
という価値観でもないのだが、この「スネ毛無し」の
嘘物髪は、嘘 本物 関係なく しばらく やめられそうにない。