昨日は長崎、佐世保小六事件から調度一年たった日。
あの事件は衝撃的だった。たった小学六年 わずか12歳の
女の子が同じクラスの同じ年の女子を殺害。
しかも殺害場所は学校内。
息子のとっている小学生新聞には 被害者のお父さんの手記が
全文掲載されていた。子供に読ませても 言葉の言い回しが
難しいのかもしれないが 年の近い長男には やはり読んで
ほしい気持ちが動いた。どこまで理解したのかわからないが
やはり子供ながらに「なぜ?」そんな感想しか持てないようである。
事件が起きた直後は 「いじめが原因」だとか「心の闇」だとか
様々な憶測と報道が飛び交ったが 被害者のお父さんの
手記にもあるように まだまだ問題は
「底の見えない暗い井戸の中を覗き込むような空恐ろしさ」という
状態である。
数日前から殺そうと確実に計画し 綿密に計画された殺し方。
でも一方 その後 自分が相手がどうなるか。
その綿密さは全くない。衝撃的でありながら変な冷静さを
兼ねる行為。こんな相矛盾した恐ろしい行為をわずか12年しか
生きていない少女が起こしてしまう。別の言い方をすれば
そういう行為をするほどまで彼女の中で何かが完全に
「壊れていた」という事である。
人として「壊れていった」その原因は何だったのか。
そしてそれを周りの大人達は単に「知らなかった」という
一言ですませていいものなのか。でも正直 外見上
何かを装う知恵のついた中途半端な子供に対して
今の自分が息子の全てを理解出来ているのかと問われれば
甚だ自信がない・・・・・
確かに 問題を明確にしても失ってしまった命は戻らない。
偏った言い方かもしれないが「生きている者勝ち」という
印象も受ける。罪を犯した少女は いつかは社会に復帰
していくだろう。そして今この時点でも確かに生きている。
息を吸い心臓動かし 何かを食べ だが 亡くなってしまった
少女は現実 この世界にはいないのだ。
来年も再来年も この先 被害者のお父さんの中には
問題がどう解決していこうとも「なぜ?」という
叫びはおさまらない。その気持ちを同じ親として考えるとき
やはり自分の気持ちも潰れそうになる。
人の気持ちの揺れも色もわかりにくい。
それは自分の子供であっても わかりにくい。
だからこそ わかったつもりは怖い。
親である以上 気持ちを揺らし 様々な色をつけて相手に
ぶつかっていくしかないのだろうか。
親である事がそら恐ろしく ますます自信がなくなる一日・・・・
あの事件は衝撃的だった。たった小学六年 わずか12歳の
女の子が同じクラスの同じ年の女子を殺害。
しかも殺害場所は学校内。
息子のとっている小学生新聞には 被害者のお父さんの手記が
全文掲載されていた。子供に読ませても 言葉の言い回しが
難しいのかもしれないが 年の近い長男には やはり読んで
ほしい気持ちが動いた。どこまで理解したのかわからないが
やはり子供ながらに「なぜ?」そんな感想しか持てないようである。
事件が起きた直後は 「いじめが原因」だとか「心の闇」だとか
様々な憶測と報道が飛び交ったが 被害者のお父さんの
手記にもあるように まだまだ問題は
「底の見えない暗い井戸の中を覗き込むような空恐ろしさ」という
状態である。
数日前から殺そうと確実に計画し 綿密に計画された殺し方。
でも一方 その後 自分が相手がどうなるか。
その綿密さは全くない。衝撃的でありながら変な冷静さを
兼ねる行為。こんな相矛盾した恐ろしい行為をわずか12年しか
生きていない少女が起こしてしまう。別の言い方をすれば
そういう行為をするほどまで彼女の中で何かが完全に
「壊れていた」という事である。
人として「壊れていった」その原因は何だったのか。
そしてそれを周りの大人達は単に「知らなかった」という
一言ですませていいものなのか。でも正直 外見上
何かを装う知恵のついた中途半端な子供に対して
今の自分が息子の全てを理解出来ているのかと問われれば
甚だ自信がない・・・・・
確かに 問題を明確にしても失ってしまった命は戻らない。
偏った言い方かもしれないが「生きている者勝ち」という
印象も受ける。罪を犯した少女は いつかは社会に復帰
していくだろう。そして今この時点でも確かに生きている。
息を吸い心臓動かし 何かを食べ だが 亡くなってしまった
少女は現実 この世界にはいないのだ。
来年も再来年も この先 被害者のお父さんの中には
問題がどう解決していこうとも「なぜ?」という
叫びはおさまらない。その気持ちを同じ親として考えるとき
やはり自分の気持ちも潰れそうになる。
人の気持ちの揺れも色もわかりにくい。
それは自分の子供であっても わかりにくい。
だからこそ わかったつもりは怖い。
親である以上 気持ちを揺らし 様々な色をつけて相手に
ぶつかっていくしかないのだろうか。
親である事がそら恐ろしく ますます自信がなくなる一日・・・・