設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

携帯

2005年06月11日 09時44分00秒 | 独り言
昨日電車に乗ってふと思う。
ホームで電車を待つ人。電車内で座ってる人。

「なんで決まった行為のように自分の携帯を覗いてるのか?」

面白いくらい 皆 座った途端 或いはホームに立った途端
パチンという音と共に携帯を広げる。
お年をうーんと召した方から こんな子供まで!という
幼き子供も 今や携帯保持者である。

そんな事を言ったら仕事も持ってないくせにあんたはなんだ?
そう怒られそうだが・・・・そう 自分も持っている。
でも弁護する訳じゃあないが 子供絡みの知り合いは
ほぼ持っている。しかも自分と同じ専業主婦でさえ!

「携帯が欲しいな~」
高校生みたいに自分が思ったのは やはり周囲がどんどん
携帯を持ち始め
「メールアドレス教えて」なんて言われる機会が増えていった
頃ではないだろうか・・・・・

「維持費が勿体ないから安心ダフォンにしよう。」
こんな夫のからかいも「ケチ根性」は「やっぱり!?」
「そうした方がいいかな!」と納得してしまう位だったから
悲しい・・・・・でも後々聞いたら この安心ダフォン。
受けるのは無限に受けられるが 自分からかける相手番号は
たった三件しか入らない・・・・
一つ目は勿論 自宅。二つ目は夫の携帯。すると残り一件は?
正に選ばれし友!っていう訳か!なんて真剣に考えたものだ。
まあ、そんな自分に選ばれた友はいい迷惑かもしれないが・・・

今 携帯はもっぱらメールばかりになっている。
確かに持っておいて損はない。
よく新しい物は受け付けない!なんて頑と持たない人も
いるけれど 物は考えよう。
テレビが出始めた頃でさえ そういっていた人種が
いつの間にか便利さに負ける。そして今にいたっている。
それでもいつの時代も便利さは様々な利害を生む。
テレビっ子といわれる問題も生じてきたし 今の携帯も
子供が大人の事件に巻き込まれる可能性を大きくした。

便利さを追及する頭脳を持つ代わりに 物凄いスピードで
流れる時代の早さについていけない原始的な頭脳も
兼ね備えてるものだから弊害は後を絶たない。

いずれ子供も大きくなれば 携帯を!と言い出すだろう。
さすがに安心ダフォンで乗りきれとは・・・・言えない。
そして何が何でも新しいものを締め出すのも出来ない。
要は 新しいものに躍らされず 使いこなさなければ
いけない。

そう思っている親が たった一つのメールを打つのでさえ
四苦八苦とやっているのだから 呆れ返る。
違った意味で 毎日 新しいものに躍らされる。
古くて固い頭にとって 今の何もかも早い時代は本当に大変・・・・