ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

蟷螂拳の変態様

2023-08-30 13:15:03 | タコ
2023.8.27(日)

上総湊 彦次郎丸


本日は、
地名がカッコいい、
『カズサミナト』へ、レッツラゴー。
うろうろ歩いて、
彦次郎丸発見。
出船1時間前だというのに、
誰もいません。
ていうか、港に誰もいなくて、
我ひとり(笑)


薄暗がりの中、
小舟で漁に出かける漁師、
私の前を通りすぎただけの車、
そしてまた我ひとり…


ようやくつり人、ひとり来て、
『彦次郎丸でタコですか?』
と、お声掛けくださいました。

『はい、そうです。初めてなので、よろしくお願いします。こちらは、のどかですね(笑)』

なんて会話ではじまり、
つらつらと釣り談義。


『タコ釣りはするのですか?』と聞かれ、


去年からですけど、
大洗でタコ釣っています。
今日もタコの予定だったんですけど、
あまりにも釣れなくて、
船長が釣りものをアジに変えちゃったので…
キャンセルしたんです。


それで、
彦次郎丸はシャクリのアオリイカやるんですよね?
私もやるので、
今回は偵察がてら、タコで来てみたんですってなことを説明申し上げたところ、


『大洗は3.11の後、行ってないな。今、大洗では何が釣れるのですか?』
という話になり、


近年、
カレイが釣れなくなって、
タチウオが釣れだして、
タコは手釣りから竿のエギタコに完全に移行して、
なんて話、しましたが、


その常連の方、
埼玉県にお住まいで、
先週も彦次郎丸でタコ、
本来は横須賀がホームグラウンドとのこと。


大洗でのタコシーズンを繰り返し聞かれたり、
大洗のタコはデカいんですかって聞かれたり、
興味津々。
脈ありですね(笑)


あとでじっくり、光来丸の宣伝しよ〜(笑)


ようよう
うすら明るくなってきて、


『釣りのあと、車が停まっている辺りで下ろしてもらうので、ここには戻らないですよ。』

って教えてもらい、


あ、駐車場だ。
暗くて、
さっぱり分かりませんでした〜
ってなことで、バイクの移動。


エンジンかけて走り出す頃、
駐車場方面から、
日に焼けまくり、
色黒で、いかにも釣りそうな、
ゴツい2人連れが歩いてきて、


私をちらちらチラ見、


すれ違いざま、
軽く会釈しますと、


ちゃんと、
会釈を返して頂きましたが、
ジロリとした視線(笑)


ま、

私、
カッパ着てないし、
ノーヘルだったし、
何者なんだかさっぱり不明の見かけない顔のおっさんです。


怪訝な顔にも、
そりゃなりますよね(笑)



船長家族がやってきて、
たぶん私と同世代で若くはない若船長、
今日はマダイ仕立を担当し、

タコ船は、おそらく80代の大船長。


親子船長、好印象です。
若船長、おだやかで、にこやか。
大船長、おだやかで、かわいい(失礼)。


『◯◯さん?』
って名前で呼んでくれました。
ポイント高いです(笑)。


常連さんも、
もちろん名前で呼ばれるので、
覚えました。
ブログでは『Kさん』にします。



客は4人。
左舷前にKさん、
左舷後ろに私、
右舷前に色黒さん(年配の方)、
右舷後ろに色黒さん(若い方)が入りました。


後ろの方に座ろうとしたら、
船長に、

『そんなに後ろに行かないで、前でやんな。真ん中に玉(玉網)指して、すくいっこして。タコ、貴重だから(笑)』
と、うながされ、


4人でミヨシ。


そうですね。
危ないから、船長にタモ取りさせるわけにはいきません。
すくいっこ、がってん承知!

ポクポクポクポクゆっくり10分、
真沖でスタートフィッシング〜


水深15m。
オモリ25号ですが、問題なし。
ゴツゴツした底で、
軽い根がかりするものの、
心配したほどひどくなく、
ロストは一回もありませんでした。

風光明媚な景色も相まり、
おだやかな釣りができます〜



問題はタコが釣れるかどうかですが、
いっこうにタコのシグナルなく、
きびしい1日になりそう。



船中1杯目はKさんが乗せました。
さっそく、
すくいっこスタンバイ。
チビタコでしたが、
坊主のがれ、
いいな〜


ネットに入れたら、
生け簀にドボン。
なるほど、生け簀か〜


ひもでつないで、
道具入れに結んでいます。
なるほど、慣れたもんだな…



1時間やって、
真沖をあきらめ、南下します。
竹岡沖です。
神奈川、東京、浦安の船はいません。
岸から近いので、
縄張りなのかな?



色黒さん年配の方、
見た目も漁師ですが、
昔の漁師かよってくらい、
くわえ煙草のまんま、

良型のタコを釣り上げ、良い笑顔。
嬉しそう。
いいな〜


色黒さん若い方、
こちらもくわえ煙草のまんま、
良型のタコを釣り上げました。
自作した釣り堀のビクみたいなやつにタコを放り込みます。

手慣れています。



ん?
ん?
なんだなんだ?
この頃になって、
ようやく気付きましたが、
若い方の色黒さん、
アナゴみたいに2本竿でやっています。


やっばい。
なんだこれは。
え、
どうなってんの?
人間業とは思えないリールさばきです。
片手でやっていますが、

私なら両手でもできません。
あんな動き…



急に記憶がよみがえりました。
あー、この人、
YouTubeで観たことあるぞ〜
顔もタックルも記憶にあるぞ〜
間違いありません。


色黒コンビ、
1杯ずつ追釣しました。
上手いな〜
私なんかとは腕が違いすぎます。


私も二刀流で、
右手に竿、
左手にスマホ(笑)

あれれ…
あの時観たYouTubeを探しましたが、見つかりません。
見つけたうえで、
確証を得て、
是非ともご挨拶したい。


二刀流のお兄さん、
ひんぱんに回収し、
ぶん投げています。
あんなふうに広くやんなきゃ、
タコに会えないのかな?

私のクラシカルリール、
着底しただけでバックラッシュするので、
とてもじゃないけど、
投げる勇気ないです。

今回は、
アジ売ってなくて、
バナメイエビにしました。



船にブザーとか、マイクとか無いので、
巻上げの合図は、
右の窓、左の窓と順番に顔を出した船長の肉声です。


『竿上げ』の一言。
独特。
なんかかわいい(失礼)。


そして、
大門刑事グラサンが素敵(失礼)。
中盤以降、
『竿上げ』の一言に、


『潮がまったく動かねぇ…』
『ぜんぜん船が流れねぇ…参ったな…』
といった独り言が付け加わるようになりましたが、


1人坊主の私をなぐさめている気がしてなりません…


デジャヴ。
2ヶ月前、
大栄丸の船長の気をもませた記憶がよみがえります。
またやっちまったか、私。


釣れねぇ。
釣れる気がしねぇ。
でも、
なにかの間違いで1杯釣れないかしら…


常連Kさんと、
漁師より黒いくわえ煙草さんと、
YouTubeの二刀流男、


ヤバめの3人に囲まれて、
タコの活性、落ちてきて、
ちっぽけで下手くそな自分をひしひしと感じます。

なんだこれは?
ぶよぶよしてる。

海藻。
豊かな海です。


根がかり外し、
針先チェックしようと、
巻き上げ回収途中に、
ゴンゴン竿が叩き始めたので、

マツッてるかな?
いや、マツッてないか…

ってことは魚?

いい所に掛かっているじゃないですか(笑)
ありがとう。
サヨウナラ。
バイバイ。


頃合いを見てKさんに、
光来丸の宣伝をします。

やはり、
予約の際、指定の席をキープできる点に好感を持たれたようです。

お待ちしておりま〜す。


そして、
やっぱり、
ブログのネタにもしたいし、
二刀流さんが、
YouTubeで観た人かどうか確かめたくて、


二刀流のジェスチャー交えて、
『YouTubeで観ました。』
と、お声掛けしたところ、


笑顔を頂き、
『ありがとうございます。2本竿でやって4年経ちますが、誰も真似してくれないんですよ(笑)』

とのこと。


いやいやいや、
できませんから(笑)
って返事すると、


嬉しいことに、
おツレのコワモテさんも満面の笑み。


Kさんも、
『真似できないですよ。アナゴかイイダコみたい(笑)』
と、ツッコミで参加してくれて、

束の間、
4人が一気に親密になった気がしました(笑)
勇気をふりしぼり、
声かけて良かった〜


その後、
再び勇気を出して、
『なんて検索すればYouTube観れますか?』
と聞くと、


『タコ 変態様』
とのこと。


ん?
へ、へんたい…様?


『変態なんですか?』
怒られるギリギリ手前のスキンシップ。
変態呼ばわりしましたが、
ほめ言葉です。
うなづいてくれましたが、

本当は怒ったりしていませんよね?


中盤、
誰も釣れなくなって久しい頃、
変態様が3杯目。
やっぱり変態(笑)


台風10号の影響で北東の風6~7m、
時折うさぎが跳ねるほどに吹いていましたが、
船は横流ししないんですね。


北東の風に対峙して、
船を同じ場所に固定する操船とお見受けしました。


ポイントとなる根周りが狭くて流せないのかな?


すみません。
シロウト見解の域を出ませんので、
次回、
勇気を出せたら、
若船長に聞いてみたいと思います。



12:30

船長の肉声で、

『30分早いけど、あきらめましょう。行く場所がなくなっちゃったよ。』
とのこと。


沖上がり。
船中3,2,1,0でした。


大船長に、
やれ、かわいいだのなんだのほざきましたが、
着岸の腕が凄かった…


直角に左折しての着岸でしたが、
岸壁が近すぎて、
左舷の私、
ぶつかりはしまいかと、
のけぞりました…


バックギアも使わず、
磁石で吸い寄せられるように、
静かに一発でピタリ。
恐れ入りました。


YouTube観ました。
蟷螂拳。
中国拳法のアレですね。

カマキリそっくり。
勝手に撮りました。
ごめんなさい。

ブログも拝見しました。
じっくり読ませて頂いて、

修行して出直します。





バーベキュー串

2023-08-16 09:58:54 | タコ
2023.8.13(日)

大洗 光来丸


台風7号接近し、
うねりうねうね、
釣れないタコが、
さらに釣れない予感…でも、

風は大丈夫。
行ってきます〜



最近、

釣果欄見て思うのは、
なんだか、
どうもやっぱり、
エサ巻いた方が釣れるんじゃね…
ってことで、


かくなる上は、
潮に流されにくい、
スッキリしたタコ串、作ってみるか…


市販のタコ串と、
リメイク版タコ串にまつわる、
私の黒歴史を少しおさらいします。
去年のはなしです。


市販のタコ串は、
使い方が乱暴だったせいか、
はげしくひん曲がり、
2本目も
すぐにひん曲がり、
あっという間に終了しました…

なんだかな…
針、弱すぎね?


そして作ったリメイク版は、
針を丈夫にし、
浮かせて、
針先守るっていう寸法でしたが、


あの日は、
慣れない右舷で、
仕掛けが流されまくり、
意気消沈し、
もう変なものは作るまいと、
はげしく心に誓ったのでした。


あれから9ヶ月。
めげない私、
ふと閃いて、
DAISOのバーベキュー串、
切って、
穴開けて、

しばって、

くっつけて、

なんとなく黄色くして、
プロトタイプの完成です。



他にもちょっと、
マイナーチェンジ。
小さいエギも結局、

ヒップアップにして、

白か黄色。


緑を塗ったエギは、
緑の上から、

ケイムラの紫外線発光塗料を塗って、

ブラックライト照射。
タコに効くかは、全く不明。



DAIWAのMADAQ(マダク)は、

針をデカくしました。
穴をそのまま使い、
接着剤流し込んだだけなので、
強度に不安あり…


というわけで、

本日の持込み。



私は右舷ミヨシ。
右舷に入って、
掴みかけた右舷のコツをしっかり掴みたい…


尚、
定員14人ですが、
客は7人。
広々です…
釣れていないからな〜


さて、
いよいよぶっ刺しますが、

うまく刺さるかしら?


あっ。
先っちょが、背中から出た…
ぶきっちょ。


別のアジ、刺しなおすか?
ま…いいか、
このままで…



5:00
スタートフィッシング〜



アナウンス。
『貴重なタコですから、網ですくいます。気づかない時は、声をかけてください。』


タコ、めちゃ大事に扱う体制が整っているかんじ(笑)




5:05

開始早々、ぐにゃーん。
おっ!
これ、タコだよね〜
うひゃひゃ〜。

合図するまでもなく、
中乗りKさん、網を片手に横でスタンバイ。



万が一、
石だと非常〜に恥ずかしいので、
タコと確信しているくせに、
『石ならやだな〜』
とか、
いやらしい事を言う私…


『大丈夫。タコですよ。竿がグッグッてなってますから。石だと引っ張られないでスーッと糸が前にでますから。』とな。


『へ〜知りませんでした〜。』
タコだと、足広げて潮受けするのかな?
流石はKさん、知識もプロフェッショナル。


よっしゃ。
タコです。
無事、ネットイン。

ちなみにこれは、
頼まれもしないのに、勝手にヤラセ写真。


這いずり回るタコ捕まえて、
ブスリと刺して、
あたかもこうやって釣れましたって顔しています(笑)


アジが外れかけているのは、
タコにかじられたからとかではなく、
最初から斜めになっていたのが、
より斜めになっただけ。
なので、
タコがアジに寄ったかは、いささか疑問…



私の釣果が気になって仕方のない師匠のMさんから、


早朝4:47


『おはようございます』のLINEが来ていたので、
早速、
写真を送りつけてやりました。
うっしっし。



アジモゲたので、
ピンクの紫外線発光塗料エギにチェンジ。

するとすぐ、



5:20

違和感…


エイヤッ。
タコっぽい。
でも軽い…

バラした?

やっぱりなんか付いているか?

オマツリ?


今回は全く自信なく、
首をかしげつつ巻きます。
Kさん、やっぱりスタンバイ(笑)


あっちゃ〜
チビタコでした。
玉網、引っ込めてもらって構わないんですけど…

そこはKさん、
船長の方針どおり、
小さいタコでも、
ネットイン。
あざーす。
なんだか、すみません、恐縮です。


ほ〜、
ピンクのエギにがっつりでした。



まさかのスタートダッシュ2杯。
ちょっと、
当たりの日?
まだひと流し目ですよ。


中乗りKさんも参戦。
目を閉じておいでよ〜
目を閉じて
雑念を払い
指先に神経を集中しているようです…
眠いだけ?



Kさん、
8/2、4~6杯の日に、
10杯で10kg釣っています。
凄腕です。



『10杯10kg、見ましたよ。』
ってイジると、
まんざらでもない笑顔になりつつも、


そこは大人。


『釣れて調子に乗っちゃいましたが、後日、全く釣れなくて…ムズカシイ(笑)』とのこと。

謙虚ですね…


普段、
あまり釣りをしない中乗りKさんですが、
今日はひたすら小突いています。


ひょっとしたら船長に、
『今日の客では頼りないから、がっつり釣ってよ!』
って厳命が下ったのかも…

後半、
お立ち台に移動したKさん。
どうやら本気です。


朝イチ、
私にでも釣れた流しで休んでいたのが影響し、
未だ坊主のKさん…
プライドが許しません(たぶん)。



そういえば、
船の流し方が途中でガラリと変わりました。


最初はいつもどおり、
左舷に風を当てて、
右へ右へと流していたのですが、


中盤、
スパンカーをたたみ、
風を正面から当てる流しになりました。

船から見える景色がガラリと変わったのですが、
不思議なことに、
相変わらず右舷の仕掛けは船の下に抱え込んで入っていきます。


仕掛が左右に流されないので、
エンジンで前進もしなければ、
風で後進させてもいないはず。
つまり、
強くなってきた沖からの風に耐え、
ステイしている感じ。


それでも、
けっこうきつめに仕掛が船の下に流れます。
潮が速いのかな?
水深プラス10m糸を出しても、
すぐに仕掛けが浮き上がり、
キープも楽ではありません。


アナウンスで、
『右舷の人は100号でも構いません。重くする分にはそれ以上でもOKです。』
って言ってたほど…


風は正面から、
潮は右舷から、
直角90度。


うねりはデカく、
竿いっぱいに上げたり下げたり、
そういう意味でも、
底キープがままなりません。


流されるし、
上下するし、
底キープ受難日です。

アジ投入したり、
MADAQ(マダク)投入したり、
ローテーションかましても、


5:20以降、
タコの気配なく、

意味もなく、
澄み潮できれいな海の写真を撮ったり、

移動のたんび、
アジで餌づけしたりして(笑)、


味をしめたカモメらが、
次のアジを狙ってプ〜カプカ。
あの細くていやらしい目で私を伺っているはずです。


ちーん。

11:00
沖上がり


2杯で終了。
船中4杯。
0,0,0,0,1,1,2でした。


どうにもなりません。
Kさんも0でしたので、
致し方ないかな…


朝イチのまぐれ蛸のおかげで、
蛸頭シール頂きましたが、

タコ2杯ポッキリ…
ズルしてもらった感は、否めません。