ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

浮きスッテ、迷走物語

2022-08-27 14:24:00 | タコ
2022.8.21(日)

大洗 光来丸



茨城のタコ釣船は、
船体の左に風を当てて、
右へ横流しします。

なので、


左舷は糸を出し放題となり、
水深30mのところ、
糸が60~70m、すぐに出ていきます。


タコは、
バレやすいですよね。


針に刺さらず、
抱きついているだけのパターンもあるでしょうが、


針に刺さっていたとしても、


60m巻くうちに、
外海の潮を受け、
身切れしてしまうケースが多いのだと思います。


では、

身切れしないために、
取りうる作戦は?


2019年12月、
仙昇丸の船長が、教えてくれました。

『テンヤはそれほどバレないけれど、エギはバレるよ。エギは針が小さいからね。』と。


その時、確かにバラしました。

3回乗せましたが、2回バラしました。
ですので、釣果は1杯でした。



そうか、いいこと聞いたぞ。
針をデカくしてみるか〜

ってなことで、
ハリを少し大きくし、
次のシーズンを待ちましたが、
2020年はコロナで自粛…


翌2021年10月、
針を取り替えた甲斐があって?

15回乗せて、15杯捕れて、
竿頭でした。
テンヤの針ほど大きい針ではありませんが、
この針のおかげ、と思いたい。




竿頭で天狗になった私は、
調子にのり、


スッテにも、同じ針を付ける作戦に出ました。

ついでに、

スッテの水中姿勢を変える事を思い付きました。

↑スッテ(左)は、
針を下にして垂直になりますが、

↑エギ(右)みたいに、
斜め45度、お尻を上げたいな…と。

まずは、
針をデカくし、

頭を沈めるため、
オモリを付けまして、


この時点で1度、水に入れました。
底にコテッと寝てしまいました。

ま、そりゃそうか…


やはり、

お尻を浮かすために、浮くものを付けるしかありませんね。


考えた方法は、こんなんです。

まず、超硬質ステンレス材(1.6mm径)を尖らせ、

曲げて、

発泡浮きを刺し、
第3の針として、取り付けました。

発泡浮きで浮かせる作戦です。



浮くことは浮くのですが、

うまいこと最初から斜め45度に浮くはずもなく、

逆に、浮力が強すぎて、90度にピンコ立ち…


それならばと、

板オモリを買ってきて、


45度になるよう調整しつつ、
ちょびちょび巻いて、

ようやく理想どおり、

45度お尻を上げた姿勢を取らせることができました。

この時点では、じゃんじゃん釣れる気しか、しませんでした。
アホです。



ところで、

先日、電動丸3000Hが壊れました。

丈夫な方がいいよね、
大は小を兼ねるよね、

ってことで、


電動丸4000ビーストマスターを中古で買いました。

とは言うものの、

3000→645g
4000→1,405g

3000番→4000番で極端に重くなりますね。2倍以上の目方です。


ま、

スルメでもシャクって使うリールなんだし、重くて使えないとは言い訳できません。

使ってみますか。



タコの季節には、まだ早いのか、
あまり釣れていないようですが、
どんなもんでしょうか…

内心、

5杯くらい、釣れるんじゃね、とか、余裕ぶっこいていました…


なにせ、天狗野郎だったものですから…



左舷ミヨシ席でした。

無風ベタ凪すぎて、

左舷払い出しのはずが、右舷払い出し。
仕掛けが、船下に入り込み、頻繁に巻き上げます。


う〜ん、やりづらい。


あ、そうそう、


改造スッテに自信がありすぎたのか、エギの存在を忘れていた私、

タコエギ釣りなのに、
タコエギを忘れました。


タコエギに化けたスッテ2本と、
ただのスッテ2本。

計、スッテ4本。
変な仕掛けだな…




はい。スタートフィッシング〜


どういうわけか、
前回とはうってかわって、 
朝から2連続の巻きバラしを演じました。


開始90分でようやく、
ホッ。

超絶チビですが、ボーズは逃れました。



なんせ、今日は、迷走しまくり。

迷走①

針と針が絡んで、手前マツリする。
第3の針が絡みやすいのかも。



迷走②

横にズレるので、

引っ張ってみたら、簡単に抜けました。設計に難アリでした。



迷走③

オモリが針にスッポリはまり、
つまり、オモリが針の邪魔をしています。

それじゃ、タコは釣れません。
何も釣れません。

苦肉の策で、
写真のように、
オモリを上にずらして付けたりしました。

 
ふぅ…
絡み合ったり、
抜けたり、
邪魔をしたりと、散々です。


改造スッテ、ダメダメじゃん…



運の悪いことに、
今日は超絶、タコの活性の低い日でした。


そんな日なのにも関わらず、朝のチャンスタイムでやらかした私。


気づけば、朝のチャンスタイムは終わっていて、焦燥タイム到来です。



4:30に、出船しているので、
9:30は、まだ朝とはいえ、
出船から、5時間経過していることになります。

そんな、9:30、あきらめムードの中、

待望の2杯目。
これは嬉しい1杯でした。サイズアップもしましたし。


そして、


今、気付きました。
よく見ると、上に付けたはずのオモリが、まだスッポリと、針の邪魔をしていますね。
 
だめだこりゃ…


さらに1時間経過し、


10:30、

よっしゃー。乗せましたー!

が、10m巻いたところで無念のバラし。



『抜けた〜〜』

思わず声を発し、天を仰ぎました。


5打数2安打。
打率、低っっ。


私の左どなりも含み、
まだまだボウズの方々はいましたが、

船長はついに、匙を投げました。



沖上がり11:00のはずですが、
若干早く、10:45、アナウンスです。


『少し早いですが、上がりましょう。今期の最低記録を更新しました。』


『本日はまったく釣れない中、皆さん最後まで竿を振って頂き、ありがとう御座いました。また、大洗に遊びに来てください。』

『全員分お土産を用意しましたので、帰りにお持ち帰りください。』



下船後、船長にお土産の中身を聞くと、

『魚屋にお任せで、毎回中身が違います。開けてのお楽しみ。』とのこと。


帰宅後、開けると、
発泡に箱詰めされたイワシ明太と、
ラッピングされたカレイの干物3枚でした。



美味しく、いただきました。


釣果2
船中0~4


タコリベンジします。

スルメの大名釣り

2022-08-11 20:35:24 | スルメイカ
2022.8.7(日)

勝山 萬栄丸



スルメイカ釣行の回ですが、
なぜか、ハチビキの話しから…

萬栄丸に初めて乗った時の話しです。


あれは、16年前(2006.10.21)、半夜クロムツ船でした。


あの夜、

赤くて、デカくて、池のコイいみたいに口をパカッと開けた、

ハチビキという魚を初めて見ました。


ハチビキが入れ喰いになりました。
ダブル、トリプルで掛かりました。

となりは5本の針、すべてに掛けました。
ワラサかよってサイズですから、竿も折れんばかりです。


針の数を減らすよう、アナウンスがありました。


ポイポイリリースしていると、

今度は『船に転がしておいて。』と、お願いのアナウンスがありました。



サバならエサにするのでしょうが、ハチビキだしな〜と、いぶかしんでいると、

ハチビキには《下町のマグロ》の異名があると、客の誰かが教えてくれました。

え〜っっ、まじ?



あの夜のハチビキが、実際にどうなったかは知りませんが、

あれ以来、マグロの寿司を見るたんび、ハチビキの、あの池のコイみたいに口を開けた顔を思い出してやみません。



すみませんでした。
そろそろスルメイカの話しをします。


今回は神奈川の船が入ってこない、川名前、白浜沖で釣ってみたかったのですが、

あいにく、お目当てのポイントでは釣れていないようでして、


結局、


私にはおなじみ、沖の瀬に向かいました。長井の船もチラホラ操船しています。


ところで、

職漁船だと思っていた船が、良く見ると、長井のはら丸でした。片舷、1人ずつです。


萬栄丸の胴の間からは、はら丸が輝いて見えました。
あ、あっちに乗りたい。


こちらは片舷8人づつです。窮屈ではないものの、潮がかっ飛び、オマツリ大会です。


投入の度のオマツリですが、中乗りさんの活躍で、釣りは成立しています。



オマツリ探して常にキョロキョロしています。見つけたら、ギョサンをバタバタ響かせ駆けつけ、鮮やかにほどいてくれます。


さらには、

オマツリから救出したイカをつかみ、こちらへ放り投げてくれます。


オレ、イカの取込みしてないや。
もはや、大名釣りです。


イカを乗せさえすれば、オマツリしても、きっと中乗りさんがなんとかしてくれる、そんな気にさえなりました。

ブランコ仕掛けでしたので、なおのこと。




朝のうちは好調でした。

ま、好調って言っても、さわり無しの投入が2回、さわり有りの投入が1回程度ですが。


そんなペースで、

1杯目、

2杯目、

3杯目、

途中でバレちゃいました。良く見たら、カンナが抜けているやんけ。


カンナ、自分では巻いてないです。
おのれ、○○針。

その後、釣れませんでした。

スルメイカ竿を買いました。ヤリイカ竿より硬いので、楽ですね。
水深230mありましたし。


釣果は2杯。
船中0~11杯。


人気の萬栄丸。
前と後ろは常連客の貸し切りです。
お揃いのTシャツを着ています。

萬栄丸は座席札(ペットボトルキャップ)を早いものがちで取るシステムです。

常連どうし、LINEで連絡とって、1人早く来れば人数分の席を確保できるよな〜と、妄想したのは私だけ?


港のすぐ近く、幸徳。

餃子入りラーメン。
スープとニラと餃子が旨い。