2022.8.21(日)
↑スッテ(左)は、
まず、超硬質ステンレス材(1.6mm径)を尖らせ、
曲げて、
発泡浮きを刺し、
この時点では、じゃんじゃん釣れる気しか、しませんでした。
とは言うものの、
針と針が絡んで、手前マツリする。
苦肉の策で、
大洗 光来丸
茨城のタコ釣船は、
船体の左に風を当てて、
右へ横流しします。
なので、
左舷は糸を出し放題となり、
水深30mのところ、
糸が60~70m、すぐに出ていきます。
タコは、
バレやすいですよね。
針に刺さらず、
抱きついているだけのパターンもあるでしょうが、
針に刺さっていたとしても、
60m巻くうちに、
外海の潮を受け、
身切れしてしまうケースが多いのだと思います。
では、
身切れしないために、
取りうる作戦は?
2019年12月、
仙昇丸の船長が、教えてくれました。
『テンヤはそれほどバレないけれど、エギはバレるよ。エギは針が小さいからね。』と。
その時、確かにバラしました。
3回乗せましたが、2回バラしました。
ですので、釣果は1杯でした。
そうか、いいこと聞いたぞ。
針をデカくしてみるか〜
ってなことで、
ハリを少し大きくし、
次のシーズンを待ちましたが、
翌2020年はコロナで自粛…
翌2021年10月、
針を取り替えた甲斐があって?
15回乗せて、15杯捕れて、
竿頭でした。
テンヤの針ほど大きい針ではありませんが、
この針のおかげ、と思いたい。
竿頭で天狗になった私は、
調子にのり、
スッテにも、同じ針を付ける作戦に出ました。
ついでに、
スッテの水中姿勢を変える事を思い付きました。
↑スッテ(左)は、
針を下にして垂直になりますが、
↑エギ(右)みたいに、
斜め45度、お尻を上げたいな…と。
まずは、
針をデカくし、
頭を沈めるため、
オモリを付けまして、
この時点で1度、水に入れました。
底にコテッと寝てしまいました。
ま、そりゃそうか…
やはり、
お尻を浮かすために、浮くものを付けるしかありませんね。
考えた方法は、こんなんです。
まず、超硬質ステンレス材(1.6mm径)を尖らせ、
曲げて、
発泡浮きを刺し、
第3の針として、取り付けました。
発泡浮きで浮かせる作戦です。
浮くことは浮くのですが、
うまいこと最初から斜め45度に浮くはずもなく、
逆に、浮力が強すぎて、90度にピンコ立ち…
それならばと、
板オモリを買ってきて、
45度になるよう調整しつつ、
ちょびちょび巻いて、
ようやく理想どおり、
45度お尻を上げた姿勢を取らせることができました。
この時点では、じゃんじゃん釣れる気しか、しませんでした。
アホです。
ところで、
先日、電動丸3000Hが壊れました。
丈夫な方がいいよね、
大は小を兼ねるよね、
ってことで、
電動丸4000ビーストマスターを中古で買いました。
とは言うものの、
3000→645g
4000→1,405g
4000→1,405g
3000番→4000番で極端に重くなりますね。2倍以上の目方です。
ま、
スルメでもシャクって使うリールなんだし、重くて使えないとは言い訳できません。
使ってみますか。
タコの季節には、まだ早いのか、
あまり釣れていないようですが、
どんなもんでしょうか…
内心、
5杯くらい、釣れるんじゃね、とか、余裕ぶっこいていました…
なにせ、天狗野郎だったものですから…
左舷ミヨシ席でした。
無風ベタ凪すぎて、
左舷払い出しのはずが、右舷払い出し。
仕掛けが、船下に入り込み、頻繁に巻き上げます。
う〜ん、やりづらい。
あ、そうそう、
改造スッテに自信がありすぎたのか、エギの存在を忘れていた私、
タコエギ釣りなのに、
タコエギを忘れました。
タコエギに化けたスッテ2本と、
ただのスッテ2本。
計、スッテ4本。
変な仕掛けだな…
はい。スタートフィッシング〜
どういうわけか、
前回とはうってかわって、
朝から2連続の巻きバラしを演じました。
開始90分でようやく、
ホッ。
超絶チビですが、ボーズは逃れました。
なんせ、今日は、迷走しまくり。
迷走①
針と針が絡んで、手前マツリする。
第3の針が絡みやすいのかも。
迷走②
横にズレるので、
引っ張ってみたら、簡単に抜けました。設計に難アリでした。
迷走③
オモリが針にスッポリはまり、
つまり、オモリが針の邪魔をしています。
それじゃ、タコは釣れません。
何も釣れません。
苦肉の策で、
写真のように、
オモリを上にずらして付けたりしました。
ふぅ…
絡み合ったり、
抜けたり、
邪魔をしたりと、散々です。
改造スッテ、ダメダメじゃん…
運の悪いことに、
今日は超絶、タコの活性の低い日でした。
そんな日なのにも関わらず、朝のチャンスタイムでやらかした私。
気づけば、朝のチャンスタイムは終わっていて、焦燥タイム到来です。
4:30に、出船しているので、
9:30は、まだ朝とはいえ、
出船から、5時間経過していることになります。
そんな、9:30、あきらめムードの中、
待望の2杯目。
これは嬉しい1杯でした。サイズアップもしましたし。
そして、
今、気付きました。
よく見ると、上に付けたはずのオモリが、まだスッポリと、針の邪魔をしていますね。
だめだこりゃ…
さらに1時間経過し、
10:30、
よっしゃー。乗せましたー!
が、10m巻いたところで無念のバラし。
『抜けた〜〜』
思わず声を発し、天を仰ぎました。
5打数2安打。
打率、低っっ。
私の左どなりも含み、
まだまだボウズの方々はいましたが、
船長はついに、匙を投げました。
沖上がり11:00のはずですが、
若干早く、10:45、アナウンスです。
『少し早いですが、上がりましょう。今期の最低記録を更新しました。』
『本日はまったく釣れない中、皆さん最後まで竿を振って頂き、ありがとう御座いました。また、大洗に遊びに来てください。』
『全員分お土産を用意しましたので、帰りにお持ち帰りください。』
下船後、船長にお土産の中身を聞くと、
『魚屋にお任せで、毎回中身が違います。開けてのお楽しみ。』とのこと。
帰宅後、開けると、
発泡に箱詰めされたイワシ明太と、
ラッピングされたカレイの干物3枚でした。
美味しく、いただきました。
釣果2
船中0~4
タコリベンジします。