ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

スッテでヤリイカ

2023-04-20 10:05:03 | ヤリイカ
2023.4.16(日)

大洗 光来丸


マルイカ仕掛けで、ヤリイカ釣ったら、
どれだけ釣れないか?

っていうのを、やりました。
尚、ブランコです。
本気(まじ)です。



3月、4月と、シケばかり。
光来丸のヤリイカ、
2連続中止だった私、切ない…

船長はきっともっと、切ない…


光来丸での4月のヤリイカ、
もう、あきらめていましたが、
急きょ、
キャンセルが出て、
運良く、予約、取れました。


左舷7人のド真ん中ではありますが、
裏を返せば、


釣果を期待される席ではないし、
いやいや…っていうより、
そもそも…
私に腕がないのは、船長もよく知っているし(涙)、


のびのび、
変なことしてやるぜ〜


港の中まで沖のうねりが入ってきて、
出船前から、どんぶらこ。
嫌な予感。



出港。


うねりで大きく上下しつつも、
スピードだして、
やや北に向かって、
GoGoGoGo〜


今日は、
師匠のMさんが右舷トモにいます。
よろしくです〜

ポイント着くまで、
右舷と左舷で、
LINEのやり取り。


『イカの反応は電信柱並みに細いので投げ遅れ厳禁だそうです。』
電信柱という笑撃とともに、

盗撮写真も送られてきました。
いつの間に…

私は手前の若い男です。

ウソです。
本当は、オレンジのオヤジです。


てか、
髪の毛真っ白じゃん…
私、こんなに白かったっけ?
我ながら、誰かと思いました。
おじいちゃんじゃん…


きっと、あれですよ、
光が当たっているからです!



電信柱並みの反応と聞いて、
釣れる気がしなくなったことよりも、
客観的な自分の姿にはげしく動揺する私…



おやおや。

10隻ほどの船団が、
うねりの山と谷間でどんぶらこ。
よっしゃ。着いたようです。


さてさて。
ヤリイカ、いるかな〜
スタートフィッシング〜
水深70m。


『型をみたので、水流します。』
って、アナウンス。

てことは、
電信柱並みの反応に当たったのは、右舷みたい(笑)。


左舷を見渡すかぎり、
誰も釣れていません。
やっぱり渋いぞ…


ん?

左舷後ろの2人、早々にダウン。
このあと、釣りに参加できず…

可哀想に…
大きなうねりの上下がヤバいのかな…



仕掛けはふざけていますが、
けっこう、
真面目にやっています。


本日の作戦メニューは、
以下のとおり。


着底しても、
直ぐにシャクらず、
ゆっくり糸ふけとって、ゼロテンション。
グゥゥゥゥと持ち上げ、
ピタリと止めて、
竿先を凝視。


フワン、フワンとあおって、
ステイ…
ときどき長めにステイ…
もちろん、竿先を凝視。


巻き落としもちょいちょいします。
電動で30m、
ビャーって巻き上げ、
スルスル、ストン。


基本はソフト路線ですが、
たまには派手に誘ってみたり、


電動ただ巻き釣法だって、
くり返しやりました。
もちろん、竿先凝視はマストです。


真剣にやっていますが、
うんともすんとも、
シグナルがありません。

ううう。
坊主はイヤ…



7:06
『まだ0です…そちらはどうですか?』
と、LINEでMさんに探りを入れると、


7:08
『サバ祭りで腰が痛いです。』

っていうわりに、
お土産、確保しているじゃん。

ま、
でも、
去年、ヤリイカ束釣りしたMさんです…

2時間やってこの釣果では、
不満でしょう。



7:20
ついに私にも、
ヤリイカのシグナル。

フルフルでも、クンクンでも、フワンでもなく、
竿先が電動歯ブラシのように、
ビィィィィと、
細かく振動しました。
あんなシグナル、初体験。
すっと持ち上げ、
電動ON。

良かった。
坊主のがれ。
マルイカスッテで釣れました。

仕掛けがよれたので、

第二弾に替えました。
少しサイズアップ。


さっきの写真のDAIWA帽子のお兄さん、
スピニングリールです。

スピニングリールを指差し、
『無いからですか?それとも、敢えてですか?』
と聞くと、


『敢えてです(笑)。電動タックルも用意してあります。周りの邪魔になるといけないので…』
とのこと。

一巻き1m巻けるし、
力も十分あるそうです。

タックル見たときは、
なんか、違う仕掛け使うのかと思いましたが、
普通のブランコ仕掛け。

私のマルイカ仕掛けに驚いていましたが、
そちらの方がインパクト大。
そして、上手い。
若いし、爽やかだし、憧れちゃうな。


8:00
残り時間半分。
大きく走り始めました。


『ついに走りだした!?』
と、右舷のMさんにLINEすると、

『迷走始まりますね』
との返事。


自分はふざけているくせに、
頑張っている船長に失礼極まりないな…
ごめんなさい。


移動は10分程度でした。
移動した先にも船団。
あ、さっきもいた船。
どうやら、朝の船団が2つに割れたかんじです。

9:00…
10:00…
11:00…

船長は大きく移動することなく、
2つの船団の間を、
たまに往復してみたり、
苦心しているのが伝わります。


Mさん、
仕掛けも下ろさず、
偵察にやって来ました。
私を見ても偵察にならないか…
遊びに来ただけですね…


『○○さん、ちゃんと真面目にやってください。まだ、マルイカの仕掛けでやっているんですか?』
と、カマをかけてきます。


『真面目にやってますってば…仕掛けはマルイカのまんまですけど…』


『船長がトイレに来たとき聞いたんですけど、岡重丸が10杯で、大栄丸が5杯ですって。トップじゃ無くて、船中で。』

『船中!?』

『そうです。ちょっと前の情報ですから、今は分からないですけど。』


チーン。終了〜。



結局、1杯でした。
1杯釣れて良かったです。


今日の竿頭はMさんでした。
8杯。


Mさん、
2回来て、
10〜15分位ずつ、滞在していきましたけれど…


それじゃ
竿頭の邪魔をした私が光来丸の成績下げたふうになるじゃん!
嫌だな(笑)


尚、
スピニングリールのお兄さんは5杯でした。


結局、
やっぱり、
マルイカのスッテじゃ、ダメっぽい。

プラ角11cmなら、2~4杯釣れた気がする。
タラレバですが…


では、お片付け。

先糸にカツオコード30号。
トローリング用らしい。
なんか、
青色がきれいなので、ポチッと衝動買いしたのです。
マグロコードもあるらしい。


オマツリした時、
となりのお兄さんのカンナが刺さったりしましたが、

狙いどおり、
竿先には絡みませんでした。
合格です。

アオリイカの長竿でも使ってみよ〜

お…Mさん、寝てる。
盗撮のチャンス。

ようやく晴れて、

仕上がりました。


バイクに荷物を積んでいると、
声をかけられました。

『去年、フグでとなりだった方ですよね!』


私も直ぐ分かりました。

『あ、覚えています!ついこの間も釣果欄に写真出ていましたよね。チェックしてますよ〜(笑)』


バイク釣行は、
おじさんにナンパされる確率、
グイーンと上がります(笑)
おためしを。


帰宅。

クーラーを開けた妻が、大声を上げました。

『ちっちぇー。トリック写真かよ(笑)。


なんのこと?
写真は1枚送ったけど…

あ…
ひょっとして、

スッテとエギ、ごっちゃにしてる?
スッテ、小さいからね(笑)

なんか、
ダイオウイカっぽく見えてきた(笑)

ひっぱりすぎたかも。

2023-04-08 08:27:55 | アオリイカ
2023.4.1(土)

小田原新港 泰平丸
シャクリアオリイカ


予約時、名前を告げると、
『前に来たことありますよね?』とな。
覚えていてくれたのですね〜
嬉しいな。


6:20。
到着すると、すでに船長囲んで、談笑中(汗)

6:30。
くじ引き、5人。
3番引いて、ココ取りました。

便宜上、私はB。
(A席の人をAさんと呼びます。)


泰平丸、4回目です。


船長は客を名前で呼び、
客同士は顔見知りのようで、
泰平丸はいつも、仕立船みたい…

ですが、不思議とアウェイな感じはしないんだよな…


船長の人柄の賜物。
いつも居心地の良い船です。


『釣れなかったら、船代、払わなくていいかな。』
なんてイジられていますよ(笑)


Eさんは以前、
寒いのにバイクの人がいる…
という記憶と共に、私を覚えているそうで(笑)、


てことは、2年前かな…

『ひょっとして、今日と同じ席で、デカいヤリイカ釣った人ですか?』
と、返してみると、


『この席でヤリイカ釣りました。間違いないですよ。良く覚えていますね〜』


ふふ…
備忘録として、ブログ書いているのはナイショっす。



今日の船長、
いつもより念入りに、
1人ずつ、餌木チェックをして回ります。


『どれ、餌木見せて。』

『①③はダメ。潮が濁っているから、ギラギラしたのが良いよ。②④⑤はOK。』


『はーい。』


①は金テープ(船長曰く金腹)。
人間にはギラギラ色でも、
イカには目立たない色なのね。
タコといっしょ。


②は合格ですが、赤テープ。
赤は目立たない色のハズ。
う〜ん…
悩むな…
悩むんなら…よし、
②は使わないでおこ〜


③はモエモエグリーン。
船長のオススメで買った餌木。
前回、虎の子の1杯を釣った餌木です。
『これが良かったんだけど…』と、モエモエをつまんで、独りごちる船長(笑)。


よっしゃ。
④⑤だけ使お〜

④はマーブルテープ、
⑤はホロテープ。

④⑤は釣れた実績ありませんが、
1回使ったきりですので、
ダメ烙印を押すには、まだ早い。


この2本しか使わないと決めました


この2本は中古品でした。
高知市の林釣漁具製作所、『餌木猿』。
職人の手作りです。
木製です。
桐です。
水中姿勢が安定するとか、
良く釣れるとか。

では、実力見せてもらいましょう〜



さて、

今日こそ捉えたいものがあります。
それは、《前アタリ》。
いまだかつて捉えるどころか、気づいたことすらありません。


船長かつて
かく語りき


『竿先が押さえ込まれる《前アタリ》が取れたら、竿先を送り込んで1~2秒待ち、ゆっくり竿を立てる。そこで、シャッとアワセるとバレる。こうやってベテランは釣果の半分をとる。』


『チップした時も、同様に竿先を送り込む。慌てて上げない。』

 
『もう30センチ上までシャクリ、アタリを確かめる。アタッているようなら、竿先が曲がったまま、海中に刺さったまんまになっている。アレ?オカシイなっていうのを取れれば、もっと釣れる。』


《前アタリ》に気付かずに、
今までに4杯釣った私。

裏を返せば、


《前アタリ》が取れれば、
船長は2倍釣れるって言うんですから、
8杯釣れたこと…になります。


船長が言うんです。
信じるしかない(笑)


私は、
加速よりも初速を意識して、
1m『ビャッ』と、
強く、短く、シャクります。
竿が折れるんじゃないかというほどに。


すると、
50cmほど、

いきおい余って、
海面に糸が飛び出て、弛んで、



その弛んだ50cmが、
オモリの沈下にあわせ、
ゆっくり沈んでいきます。
竿先が押さえ込まれる《前アタリ》なんて分からないよ…


ひょっとして、

テンションかけて落とせば良いのでは…

出船前、
船長に聞きました。


『前アタリが分からないんです。シャクった後、糸が弛むけど、糸を張ってテンションかけて落とすのですか?それとも、フリーホールで落とすのですか?』


『フリーホールだよ。』
チーン…
単純明快でした。


解決の糸口をつかんだ気になっていたのですが、
机上の空論でした(涙)


その代わり、
マシマシレクチャー頂きました。

『6杯取るような上手い人は、8割は《前アタリ》で釣っているよ。』

『竿先に出るよ。または糸が沈んでいかないとか…』

『竿先を下に送って、1.2.3でゆっくり竿を立てる。』

『絶対にアワセない。シャってアワセたら、100%バレるよ。』

『そうやって掛けたイカは、針掛かりしていないから、ゆっくり巻く。』


数字が5割→
8割にアップデートしてるじゃん(笑)

4杯の私は、
20杯取れた計算じゃん。

いやいや、
伸びしろ有りすぎじゃん(笑)
  


6:50出港。


西へ5分。
石橋料金所の下、
スタートフィッシング〜
テトラポッドから近っっ。
水深16m。


何度か流しかえて、
7:10。


ぎゅい〜ん。
うっそっっ
うっひゃ〜
曲がってるぅ〜
気持ちいいぃぃぃ〜
(語彙力)

アオリのズドン、
ドーパミンドバドバ〜
(語彙力)

ネットイン。
開始15分。
幸先良すぎ、幸せ。


④マーブルでした。
餌木猿、やるじゃんか。


焦ることないや。
やおらマイロープ出して、張って、
さばいて、

ぶら~ん。
1杯釣れて、もう、気が楽です。


7:50。
西のポイント終了。
東へ移動。


小田原港〜酒匂川河口。
水深12m~39m。
浅いとこ、深いとこ、転々と探っていきます。

根をトレースしていくのでしょう、
刻々と水深が変わります。
船長は水深を言います。
タナ+ハリス分、引き算-6mが忙しい。
37mと言われ、 
31mじゃん、
計算楽じゃんなんて思っていたら、
21mでシャクっていたことに後で気づいたりして…
アホか…


9:00頃、Aさん釣りました。

9:15頃、Eさん釣りました。
2.2kgのジャンボ。
シャクってズドンではなく、
回収指示で巻き始めてからのズドンとのことで、
リアクションバイトかな〜っておっしゃってましたが、

《前アタリ》出ていたかも知れませね。

春の濁り潮、
植物プランクトンたっぷり。

『餌木猿』回収する時、
水深3m位で、ヌボーって、うすら白く見えてきます。

マーブルテープもホロテープも同じかんじ。

背中の緑色とか、
オレンジ色の松葉模様とか、
関係なさげ。

イカの目にはどう見えるのかしら。
緑とか、オレンジとか、
関係なくね。



9:30。
35m。

ギュイーン。
ヒャッハー。
3.5m長竿ひん曲がり、満月。
グイーン、グイーン。


10秒後、

フッと軽くなりました…
おおぅ…(涙)


そうそう、

今日は、
《すぐには巻かず、グイーングイーンを確認してから巻く》

ってなかんじの、
動画で目にしたやり取りを意識しています。

その《グイーングイーン》を受けとめているところでした。


さらに、
4~5分後でした。

ズッドーン。
ギュッイーン。
グイーン、グイーン。

うそっっ…
同じイカかしら…

『船長〜乗りました〜』

最初のイカより重いぞ。
どうしちゃったんだ、私。
餌木猿が良いのか?
席が良いからか?

⑤ホロテープでした。
サイズアップ。

100均の竹串、弱いな。
折れました。
金串買うか。


11:05。
ズドン。
ギュイーン。
どうしちゃたのだ…私。


グイーングイーン。
『船長〜乗りましたよ〜』

そして、
また…バレました。
おおおぅ…
まじか…

船長に聞かれました。
『巻いていたの?』
『巻いていませーん。』

私の声が聞き取りづらかったようで、
3回聞かれました(笑)
『巻いていたの?』
『まだ巻く前でしたー。』


巻いたかどうか、
そこ、そんなに重要なのか?
ゴリゴリ巻いたと思われたのかな?
美味しくな〜れ。


終了間際、
Eさん、2.5kgのジャンボ、釣りました。

5人で5杯。
0〜2杯。
0,0,1,2,2。


《前アタリ》は結局、分からず終いでした。
トホホ。


2回バラしましたが、
4回乗せたとも言えますから、
シャクリは合格。
うしし。


バラしの原因。
ひっぱりすぎたかも…
針、小さいんだし、
イカ、デカいんだし、
綱引きしちゃダメでしょ…


タコ釣りを体が覚えて、大アワセ?
ははは…
言い訳がましい(涙)