ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

修行が足りないネ

2023-09-15 10:18:41 | スルメイカ
2023.9.10(日)

勝浦 釣丸(ツリマル)


あこがれのビール瓶、
勝浦のスルメイカ。
ドキドキの船えらび、
どの船にしようかな〜


比較検討していたら、
びっくり丸発見。


釣丸。

異様に空いています。
先週、日曜、客1人、
平日、連日、客1人。
それでも出船するんだ…
どんな船よ…
どうして客来ない…



口コミによると、

『正直な船長。他船のように盛らない。釣らせるために厳しいアドバイスがある。』

『釣らせたい気持ちが強いので、モタモタしてると叱られる。』

『愛想はない。アドバイスが厳しく聞こえる。』

『いつも空いている。』

『通うほどに上達が実感でき、船長に褒められた時の喜びは格別。』

『釣り好きが高じて、脱サラして船長になった。』

…等々。


ちょっと怖いけど、好きかも…
恋の予感(笑)

集合4:00。
客3人。
右舷に並びます。


評判どおり、
愛想がないというか、
無口な船長(笑)


一方で、
常連さん2人から、
最高の笑顔で、
『よろしくお願いします』と、
先に挨拶されちゃいました。


先手を取られて、
慌てる私。
恐悦至極。
深々頭をさげて、
こちらも、
『よろしくお願いいたします。』


無愛想な船長を慕う、
にこやかな常連の図。
バランスとれています(笑)


乗船名簿。
私の上に約15名、
ALL60代&70代。
52才なんて、坊や、若造っす。



4:11

出船。
釣りの準備が整った頃、
トモの常連さんが、
私の所にやって来て、


『よろしくお願いします。直結苦手です。下手くそなので、ご迷惑かけないよう頑張ります。74才です。』


よくよく聞けば、
ずっとブランコ専門で、

つい先日も、
釣丸でブランコスルメ。
でもサバがひどかったので、
今日は直結の練習。

市原市にお住まい。
内房、南房もやるけど、
外房メイン。
勝浦もいろいろ乗って、
釣丸に行きついたとの由。


『最初はとっつきにくいけど、良い船長ですよ。』
とのこと。

山がちなので、
陸がよく見え、
近くに感じますが、
実はけっこう沖ですね。


良い凪。
僚船が周辺に散らばり、
8隻位。


船長、無線で情報交換しつつ、
しばらく探索、
狙いを定めて、



5:15
スタートフィッシング〜

アナウンス。
『140m。底から10m、行ったり来たり、やってみて。』


ちなみに、

直結×3
ブランコ×1
持参しました。


直結でやりますが、
ブランコ有利だったり、
船長の指示があればブランコにします。



YouTube、
予習しました。


鬼シャクリ。
からの、
ゆっくり下げつつの、
竿先凝視。
フワンとしたら、引っ掛けてやる〜


残念ながら、
全く反応ありません。


最初は見切り早く、
5分ほどで、
『はい、上げて。』


ん…

あぁ…

やっちまった…

仕掛けが、上下逆でした。
筋トレしてただけ(笑)
 

コソコソ付け替えましたが、
船長にバレたかな…

FFTスルメイカ竿SH
シマノ4000(BEAST MASTER)
道具も号泣しているぜ…


最初の流しが、
ノリノリバリバリじゃなくて助かりました。
危ない、危ない。



その後、
ミヨシの常連さんが単発ながら、
ポツーン、
ポツーン、
ポツーンと3杯。



フッと軽くなりました。
オモリは絶対取れましたが、
多少の抵抗があるので、
高切れではなく、
ツノが何本か残ってる?


ツノ8本、
全て無事でした。
底から浮かしているので、
根ズレじゃないし…
よくよく見たら、
オモリの上のチチワ結びが、
途中で噛みちぎられている…
サメ…
スミヤキ…
なんだろ…


サメだとしても、さすがにオモリ食べさせたら可哀想ってもんです。
オモリ、
黒く塗ってくるかな。
それでも食うってんなら、知りません(笑)



サバアタック激しく、
ブルブル掛かります。
18cm飲み込むのかい…

高速巻上げで、
竿をブンブン煽って、
サバ振り落とし、
再度仕掛けを落とせばまた、
サバアタック。
サバ海峡。



やばいな〜
このまま坊主とかあり得るよな〜
最近の釣果欄、普通に坊主いるもんな〜
ま〜、
まだ朝だし、
なんとかせねば。

活性が落ちる前に釣って、楽になりたい。



6:30

ズンと来て、
重っ。
乗ったー

グイングイン、
スルメイカ確定〜


電動リール、
ウィーン
ウィーン
ウィーン
ウィーン
深い。
まだ、100mとか…
バレやしまいか、ハラハラ。


重みと、
時々のグイングインが、
幸せ…
バレるなよ~
バレるなよ〜


いよいよ取り込み。


直結です。
糸を下げたら、
サヨウナラ〜


怖くて投入器になんてツノは入れません。
座席の上のマットにポンポン置くだけ。
指サックで糸がズルリと滑らないよう、指に神経集中。


お〜
見えた〜
1番下のツノか〜
デカいんじゃないの〜


海面から出たら、
ドッピューン〜
海水噴射。
顔面ねらってきやがった…
かわしましたが、
少し濡れたし、
海水は頭上を超えて行きました。
図体でかい分、よく出るし、よく飛ぶわ…


無事取り込めました。
斜め上からとはいえ、
18cmツノちっちぇ。
ビール瓶認定っしょ。


トモがまだ釣れていないので、
喜びを声には出しません。
男は黙って再投入。


イカと追いかけっこし、
群れに当てる流しはしません。

勝浦は、
群れが入るのを待つ、
独特の流しをします。
慌てることはありません。


ミヨシの常連さんなんて、
流している最中、
船上干しして再投入ってなこともしてました。
のんびりしたものです。


潮が大人しく、
3人しかいなくて、
全員直結。
船中、
オマツリゼロでした。



ミヨシ3杯、
私1杯の後、
誰も釣れない時間帯。
かれこれ2時間…

トモの常連さん、
投入時、
投入器の割れたところで糸を引っかけ、オモリロストし、
やる気を失い、
片付けはじめましたが、


『まだ時間がある。やっていれば釣れるから』と、
船長に諭され、戦線復帰。
船長、ナイスです。


途中、
和八丸・不動丸を見たら、
どちらも10人位乗っています。
釣丸で正解。


船団ばらけて、
釣丸、
少しずつ、西へ北へ。


9時頃

水深160。


船長、活性の良い群れに当ててくれました。

サバ攻撃メインですが、
そんな中、
ミヨシの常連さんが、再び乗せはじめました。


こりゃ、
教えを乞うしかあるまい。



『どうやったら釣れますか?』

身も蓋もない質問ですが、



『下げたらダメ。外れちゃうから。こうやってシャクるでしょ、このまま下げないで、シャクった分、電動で巻き取る』って、


実演交え、
ご教示くださいました。
ニコニコです。
優しい〜


ありがたいのですが、
どうあっても、
なにがなんでも、
下げちゃだめ?


シャクって、
乗ってなきゃ、
下げて良いのでは?


YouTube予習では、
下げつつ、
イカの触りを見る釣り方が、
セオリーでしたし…


それに、

ミヨシの常連さん、
ほぼ、
1番下のツノで釣っているじゃん。
上に上に仕掛けを上げたら、
そこにスルメイカ、いなくね?



でも…

釣れてる人が言うのです。
釣れない人は従います。
言われたとおり、やらせて頂きます。


ズン。
すごい。
本当に乗りました。
すぐに乗りました。


軽いので、 
巻上げ途中、まだ付いているか半信半疑になりますが、
時折、グイングインするので、
付いています。


胴長20cmちょいの、
スルメイカとはまだ呼べない、
スリムなニセイカ。
上のツノでした。
上に上に誘ったおかげです。
アドバイス、恐れ入りました。


これまで私に対し、
ほぼ沈黙の船長でしたが、
この頃から急に、
かまってくれて、

船室から顔出し、
私を見てる(汗)…
近い(汗)…


でも、
どうこうしろとか、
アドバイスはありません。


グイッと乗せて、
巻き始めたものの、
なんか軽いな〜
船長にも見えるよう、
あざとく、
分かりやすく首をかしげていると、

『イカ、付いてないよ。』
ボソリと言われました(笑)



『下げちゃダメだよ。』
とも言われました。

え?
いつ?
どのタイミング?
とも思いましたが、
怖くて聞けません(笑)


このポンコツに、
なんとか釣らせようという、
オーラ。
まなざし。
プレッシャー。
愛のようなもの…は感じます。


でも、
なぜ急に教える気になった?

ポンコツだと気付いたから?
時合なので、教えるなら今だから?
常連に教えを乞う姿を見て、
コイツ、学ぶ気はあるじゃんって思ったから?
聞くなら、オレに聞けよって思ったから?
どうなんですか?

…とは、
怖くて聞けません(笑)



竿先にさかんに現れる、
サバシグナル、
サバアタックを見て、

『それ、サバだよ。』


そんくらい、分かりますよ〜
とは、
恐ろしくて言えません(笑)


ま、
オモシロくしようとして、
誇張して、
怖がっている風に書いていますが、
実際、
優しいです。
実は、
言葉づかい丁寧です。
そこはやはり、元サラリーマン。
たまにいる、
乱暴な言葉づかいの船長では決してありません。


なんていうか、
例えるなら、
息子とうまくコミュニケーション取れない、
不器用な父親。


若しくは、


工事現場で、
やる気のある新人を見かけ、
目を掛けてやりたいけど、
優しく接するなんて柄にもねぇことできるかよと、
背中を見て学んで欲しい、
高倉健の
『自分、不器用ですから…』がモットーのベテラン親方。

伝わる人、
いるかしら?


巻き落とし、
着乗り、
グイングイン。


『乗ったじゃん。それ、イカ。』
船長からお褒めの言葉。
いや、
褒めてはないか(笑)



このチャンスタイムで、
私、3杯追加→4杯。

ミヨシ氏、8杯追加→11杯。

トモ氏→4杯
やめなくて良かったですね。
左のが最初のビール瓶。
さらにデカいの、釣れました。
これの多点掛け、
ヤバいだろうな〜


再び、
ぱったり釣れないタイム。

風が全くなくて、やばい。
顔から汗が、ボタボタ。
沖に僚船が見えます。


10:15
アナウンス。

『あと、30分ちょっとで上がります。ラストスパート、頑張ってください。』


10:40

アナウンス。
『最後の流しにします。』


ズンッ。
重っ。
すぐに乗せました。
嬉しい。
嬉しすぎる。
ラスト流しで乗せるなんて。


無事に巻けて、
竿を置き、
たぐり始めます。
たぐる糸が重いです。
今日はニセイカ以外、
すべて1番下の8番目のツノ。
待ち遠しい。


嬉しすぎて、
無意識に、
ちょいと覗いてみましたら、
水面下に立派なビール瓶。


有頂天になった私、
肝心な事を失念。


覗き込むため、
身体を船べりに寄せた時、
寄せた分、
糸は海へと下がるのね…

そして、
ビール瓶はゆっくり海底へ…


『アーーーーー…』
天を仰ぐ私。
悔しすぎる…


『ゆるめちゃダメだよーーーーー!』
船長、嘆きのお言葉。



船中、11,4,4でした。

尚、
沖で見かけた、
和八丸0~9
不動丸2~10。



着岸する時、
74才トモ氏の、
絶妙なイジリ。


ひと言、
『逃がしたイカは大きかったですか?』


思わず大笑い。
『はい。大きかったで〜す。』

逃がした甲斐、あったかも(笑)



下船。

バイクに道具を積んでいる私の近く、
通りすがりの船長、
ボソリとひと言、


『ちょっとまだ、修行が足りないネ。』


笑。
船長からもイジリ。


あの、
最後の最後に逃がしたイカ、
皆さんの心にもよほど深く刻まれた模様。


『ちょっとどころではないですけど…』
と返してみると、



『目の前で、ゆるめちゃダメだよー(笑)』


どうやら、
愛想のない船長、
笑わせることに成功。


スルメイカ、
また来ます〜



スルメの大名釣り

2022-08-11 20:35:24 | スルメイカ
2022.8.7(日)

勝山 萬栄丸



スルメイカ釣行の回ですが、
なぜか、ハチビキの話しから…

萬栄丸に初めて乗った時の話しです。


あれは、16年前(2006.10.21)、半夜クロムツ船でした。


あの夜、

赤くて、デカくて、池のコイいみたいに口をパカッと開けた、

ハチビキという魚を初めて見ました。


ハチビキが入れ喰いになりました。
ダブル、トリプルで掛かりました。

となりは5本の針、すべてに掛けました。
ワラサかよってサイズですから、竿も折れんばかりです。


針の数を減らすよう、アナウンスがありました。


ポイポイリリースしていると、

今度は『船に転がしておいて。』と、お願いのアナウンスがありました。



サバならエサにするのでしょうが、ハチビキだしな〜と、いぶかしんでいると、

ハチビキには《下町のマグロ》の異名があると、客の誰かが教えてくれました。

え〜っっ、まじ?



あの夜のハチビキが、実際にどうなったかは知りませんが、

あれ以来、マグロの寿司を見るたんび、ハチビキの、あの池のコイみたいに口を開けた顔を思い出してやみません。



すみませんでした。
そろそろスルメイカの話しをします。


今回は神奈川の船が入ってこない、川名前、白浜沖で釣ってみたかったのですが、

あいにく、お目当てのポイントでは釣れていないようでして、


結局、


私にはおなじみ、沖の瀬に向かいました。長井の船もチラホラ操船しています。


ところで、

職漁船だと思っていた船が、良く見ると、長井のはら丸でした。片舷、1人ずつです。


萬栄丸の胴の間からは、はら丸が輝いて見えました。
あ、あっちに乗りたい。


こちらは片舷8人づつです。窮屈ではないものの、潮がかっ飛び、オマツリ大会です。


投入の度のオマツリですが、中乗りさんの活躍で、釣りは成立しています。



オマツリ探して常にキョロキョロしています。見つけたら、ギョサンをバタバタ響かせ駆けつけ、鮮やかにほどいてくれます。


さらには、

オマツリから救出したイカをつかみ、こちらへ放り投げてくれます。


オレ、イカの取込みしてないや。
もはや、大名釣りです。


イカを乗せさえすれば、オマツリしても、きっと中乗りさんがなんとかしてくれる、そんな気にさえなりました。

ブランコ仕掛けでしたので、なおのこと。




朝のうちは好調でした。

ま、好調って言っても、さわり無しの投入が2回、さわり有りの投入が1回程度ですが。


そんなペースで、

1杯目、

2杯目、

3杯目、

途中でバレちゃいました。良く見たら、カンナが抜けているやんけ。


カンナ、自分では巻いてないです。
おのれ、○○針。

その後、釣れませんでした。

スルメイカ竿を買いました。ヤリイカ竿より硬いので、楽ですね。
水深230mありましたし。


釣果は2杯。
船中0~11杯。


人気の萬栄丸。
前と後ろは常連客の貸し切りです。
お揃いのTシャツを着ています。

萬栄丸は座席札(ペットボトルキャップ)を早いものがちで取るシステムです。

常連どうし、LINEで連絡とって、1人早く来れば人数分の席を確保できるよな〜と、妄想したのは私だけ?


港のすぐ近く、幸徳。

餃子入りラーメン。
スープとニラと餃子が旨い。

はためかせてみたい

2022-03-04 12:27:46 | スルメイカ
2022.2.23(祝)

松輪 瀬戸丸(せどまる)



スルメイカをはためかせてみたい。ハタハタハタと、倍賞千恵子のように。

そんな妄想をしていたら(ウソ)、チャンス到来です。洲崎沖のスルメイカがフィーバーしています。


2月の早朝、バイクでの遠出は、ガクガクブルブルですが、こりゃ行くしかないな。

スルメをはためかせまくるぞ。

勝山(オレンジ)の船を最初に検討しましたが、スルメイカではなく、ヤリイカがメインのようです。

朝、ちょっとだけスルメを釣って、又は素通りしています。本命は白浜沖のヤリイカです。

神奈川の船団が来る前にサクッとスルメ釣って、後は神奈川の船が入れない海域で高級なヤリイカを釣りましょうねということなのかしら。


今回はスルメに的を絞り、沖干しズララララ〜ってのが目標なので、勝山はパスかな。


てことは、やっぱりイカと言えば、長井(黄色)っしょ、となりましたが、ムムム剱崎(赤)もスルメフィーバーしているじゃん。


剱崎の船をリサーチしていたら、剱崎松輪港、瀬戸丸の若女将がアプリを導入したとな。

船宿アプリとは斬新ですね。スタンプカード機能や初回限定クーポン割引も付いています。

サクッと予約できました。
いいね、いいね、いいかんじ。
 

折返し、若女将からメッセージが届きました。左舷トモ以外なら空いているので好きな席をキープしますと。

凄い。

席の指定まで出来ちゃいました。かなり好印象です。どんな船宿なんだろ、ワクワクするぜ。


ところが、私がキープしたはずの左舷ミヨシは、とある常連の指定席でした。

ほぼ毎日、釣果写真で背を向けて写っている同じ常連です。なるほどね、若女将のいう『左の前』はその常連を除外した『左の前』ということでしたか。


そんなもんだよな。似たようなことは時々あるし。好印象で期待しすぎちゃったようです。

実際、1番前でも2番目でもどちらでも構わないし、むしろ上手な人が1番前の方が気が楽です。


でも、そういうことじゃないんだよな。えこひいきするならするで、最初からそう言ってくれれば納得できます。


「釣果優先のため、有無を言わさず2番目になる可能性が高いですが、それでもよろしいですか。上手い人の技を盗めるかも知れませんよ。」こう言われたらむしろワクワクしちゃいますけれど。


勝手な妄想ですが、古い体質が残る船宿に、若女将が新しい風を吹き込もうといている、そんな過渡期なのでしょうか。


大型船なのに片舷8人で釣り座は広々していました。その点が良かっただけに、座席のえこひいきシステムが残念です。


ま、気を取り直して、がんばります。

この日、前半は予報以上に北風が強く、バタンバタンしていました。そして、やがて凪でした。


投入後、宙層でコンコンコンと何か触るのが気になりますが、きっとサバでしょう。直結仕掛けだし、無視します。

本当はスルメだったかも知れませんが、サバとイカとのお触りの区別はどうやってつけるのかしら。

とりあえずは無視しました。


乗りますが単発が多く、ズラズラとは乗りません。


実際、ここ最近に比べて、乗りが悪いそうです。

4杯釣って念願の沖干しですが、何故か竹串は5本です。もげたゲソがぶら下がっています。



すぐに早潮がやってきて、船上に嘆きの声があふれます。結局、良く釣れたのは朝イチだけになってしまいました。


アナウンスはこんなかんじ。

『潮が速くて、イカのいる場所に仕掛けを落とせないので潮のゆるいところに移動します。』

『上げてください。ここも速い潮が入ってきたので、また移動します。』

『いつもの場所に入れない。入れれば40は釣れるのに。』

この日の館山市のタイドグラフを見ると、たしかに、○で囲った潮止まりだけは釣れました。
 
すみません。タイドグラフと早潮が関係あるのかないのかは分かりません。


実は、早潮で釣れない予感はしていたんです。前日2/22の釣果欄はどこも良くなくて、船長たちはそれぞれに、早潮に苦戦した〜、早潮に苦戦した〜、と書いていました。



そして今日です。そういえば出船前に常連が顔見知りに言ってました。
 
『今日は釣れない日だよ。潮が速くて。お客さん、たくさん来てるけど。可愛そうで、お客さんにはまだ言えないけど。』

周りのお客さん達に普通に聞こえてるっちゅうに。



その後、潮は緩いけど釣れないポイントにて2杯追加しました。
合計6杯です。

左の列が私のです。右の列に比べてボロボロ、ゲソぷらぷらですな。


12:00、城ヶ島沖へと移動宣言。そろそろ、おしまいですよ。

↑洲崎沖のポイントから、

↑城ヶ島沖のポイントへ移動しましたが、洲崎沖も城ヶ島沖も大して離れていないんですね。

↑昼過ぎは、すっかり凪です。

剱崎、長井、浦安、茅ヶ崎、平塚船団も同様に洲崎沖→城ヶ島沖に移動です。

↑沖干しが少なくて、寂しい絵です。

↑おっ、ピンクのyaccoさん発見しました。


居るには居るようで、長い時間ウロウロすることなく、投入はできます。


『はい。良い反応でてるよ。ちょっと深いよ240m。上にもいるからね。』


てなかんじのアナウンスですが、渋いです。誰も乗せられないか、例の常連がポツリポツリと乗せるだけの展開です。


ちくしょうめ、どうやって乗せているんだい。例の右どなりの常連は船長としか会話しないし、聞くに聞けないオーラをまとっています。


左どなりの若い方は上手なのですがギンギンギラギラしていて、これまた話しかけづらい。

なんか、今日の周りはギスギスしているな。



なんだかもう、ウンセウンセと力を込めてシャクリ続けるのみ。

切ない。追釣ならず6杯のまんま、14:00沖あがり。



瀬戸丸はこの日、釣果欄の更新は無しです。なかったことにされてしまいました。2隻出しで、32人はいたはずなのに。

 
ま、不運なことを嘆いても上達はしないか。

三浦海岸駅前、桂林、台湾刀削麺、900円。ごちそうさま。

店内テレビにて、ロコ・ソラーレ帰国の様子が映っていました。おつかれさま、銀メダルおめでとうございます。

アワセちゃダメ

2021-07-14 10:13:28 | スルメイカ
2021.7.11(日) 

長井港 栃木丸



釣れていないにも程があるスルメイカでしたが、無性に釣りたくなり、行ってまいりました。

栃木丸は2隻出し。
仕立船1隻、乗合船1隻でした。
若船長が担当する11号船は、今日は仕立です。レンタル竿がズラリと並んでいました。
おやじ船長が担当する8号船の左舷トモを指定されました。

おやじ船長の8号船、味があります。
左舷は4人です。前の3人はグループでした。

動画でおやじ船長の優しげな人柄がお気に入りでしたので、ラッキーです。
定刻30分前の、5:30に出港。

ベタ凪です。

前回ヤリイカに使用した電動丸3000Hです。スルメイカに使用するので、PE2号→PE4号に替えてきました。
6:30

のんびり1時間かけ、城ヶ島沖に到着し、スタートフィッシング。

水深は110~140m。
仕掛けは直結、14cm×8。


右舷ではイカの顔を見たようですが、
左舷の4人はゼロ行進が続きまして、


7:38

左舷はヤバいと思ったのか、おやじ船長が操舵室すぐ脇の人にアドバイスしているようです。

マイクじゃないので、私には聞こえませんが、幸い伝言ゲームしてくださいました。ありがとうございます。

 
「アタリがあっても、アワセちゃダメ。アワセる代わりに巻く。巻いて乗せる。」とのこと。

トンチですか?

アワセちゃダメだと言っておきながら、巻いて乗せるんですか?

巻いて乗せるって、結局、アワセているのと違いますか?

そりゃ放っておいても向こう合わせでは掛からないでしょうが。

う〜ん。

 
船長のアドバイスに疑問を抱きつつも、少しソフトな路線に変えました。

速くて大きいシャクリは止め、グワングワンと揺する程度にしました。そしてピタリと止めたら、オオオォォ、初めてアタリが取れました。


8:00、やっと釣れました。

ホッ。これで朝のうちに、気が楽になりました。



8:55

2度目のアドバイスが、また伝言ゲームで伝わってきました。

「誘わなきゃダメ」とのこと。


なるほどね、そりゃそうだよな。


どうやら私を含め、皆さん、慎重になりすぎ。竿を動かさなくなったみたい。
 


9:30

よっしゃ、乗せました。乗せましたが、隣とオマツリし、バレました。残念。
 

 
沖干しに挑戦しましたが、オレ、バカか?

ナイフをイカの裏表、逆に入れたので、胴体と足が取れそうです。
いいや、取っちゃえ。

片方のエンペラも取れそう。
いいや、取っちゃえ。

ついでに取れたエンペラ喰っちまえ。
お、意外と旨いな。

何やってんだか。

胴と下足を別々に干して、この有り様です。


スパンカーを出したり、仕舞ったり、このひどい沖干しを見たオヤジ船長はどう思っただろうか。


日が昇って、さらに渋くなりました。
探索が長くなり、ゴロンと横になって、


ようやくエンジンスロー。
投入、エイヤッ。
やっぱり触りなし、回収、探索。
再びゴロン。

をくり返すようになりました。




11:45 
 
隣りの方が、右舷ミヨシの常連に釣り方を教わりに行きました。行動力あるな。

ありがたいことに、その釣り方を教えてくれました。なんて良い人なんだ。

「誘ったとき、ピクッと動くから、アワセちゃダメだけど、乗せる。」とのこと。

トンチですか?

ていうか、もはやピクッと動きませんので、乗せようがありません。


どうにもできねぇ。



12:45

沖上り。優しい隣りの方、ボウズでした。お連れの方々も釣れているのを見ませんでした。釣れていたかも知れませんが、あえて聞きませんでした。


船中0~10。


栃木丸は、城ヶ島沖を広く攻めました。この日ついに城ヶ島沖をあきらめた、光三丸、儀兵衛丸、春盛丸、やまはち丸は剱崎沖も攻めたようです。

ですが、剱崎沖も厳しかったようで、ツ抜けしたり、しなかったり。
次は釣れている時に来よ。




とはいえ、

ボウズがいる一方で、船によってはツ抜けする人もいます。修業あるのみですな。

夜の舞い

2021-04-08 19:49:46 | スルメイカ
2016.7.23(土) 

鹿島 不動丸


スルメイカ、再び夜釣りの話しです。

鹿島まで来て気付きました。風車がブンブン回っています。あららら、強風です。


「今日は、中止でしょ。」

チラホラ、そんな会話も聞こえてきます。
はるばる来たし、釣りたいな、ヤキモキしていると、

戻った船が、そのまま夜釣りに出るようで、まずは一安心。

ですが、担当の若い船長が、寝不足&疲労が溜まった顔をしています。

そして顔見知りの常連に、「寝てないよ〜」って、言ってます。

おいおい、早朝から沖に出て、午後も出て、夜釣りも?それが連日?
だとしたら、ブラックですが。


沖に出てすぐ、あまりの強風のためか、船が前に進みません。
社長と電話で相談しているのか?

やがて北に進路をとって、やたらゆっくり進んで行きました。

なかなか進みません。時折、ウネリをかわすため前進を止めます。船底を打つウネリで、バインバインと衝撃がきます。


そして、事件は起きました。あわや、大惨事となるところでした。
イカ釣り用の、あのデカい集魚灯が、私のすぐ脇に落下し、砕け散りました。

怪我はありませんでしたが、
ちょっとズレて、頭に落ちていたら、大怪我では済まなかったです。死ぬよ。

振動で緩んだのでしょうが、いやはや。

若船長が慌てて出てきて、「怪我は無かったですか?」と、声をかけてくれました。ま、それは当然ですが。

 
若船長は、ほうき、ちりとりでササッと掃除し、船べりからガラスの破片をザザザザザー。

いつもそうなのか?

釈然としませんが、鉾田沖の荒ぶる夜の海にて、釣り開始です。怖っっ。
 
タックルは、半田丸沖0号(万能竿)にシマノ3000H。直結とブランコ、両方用意して来ました。

「ブランコじゃないと厳しいよ」とのアナウンス。では、ブランコにしますか。

ポツらポツらとは釣れました。ツ抜けはしないほどに。

ダッパンダッパン上下するお立ち台で、若船長がちょっと竿を出しました。

優雅で大きく美しい。なんていうか、舞を舞っているかのよう。
手を目一杯に大きく回し、スルメをポイポイポイポイ。

はぁ、あこがれるぜ。


沖上がりし、再びドッタンバッタン、ソロリソロリしながら帰港。
体がフラフラしてるぜ。


「東京までこんな時間にバイクで帰るんですか?」
と、心配げに声を掛けてくれた方がいました。

ありがとうございます。大丈夫っす。そう言うあなたも、東京ナンバーですよ。


実際は、帰り、首都高に入った頃から、眠くてヤバかったです。

無理は禁物です。