2023.10.22(日)
5時出船。
海は綺麗なのに。
海はトロンコしています。
お空も、
Mさん曰く、
こんなに丸くなりました。
ひとつ小突き方 ひとつ間違えて
大洗 光来丸
私、
このところ、
スルメ、タコと、
シケで中止の憂き目に遭って、
久しぶりの沖ですが、
その間、
季節はめぐり、
最低気温、7.3℃。
バイクで常磐道。
なかなかに寒かったです。
朝はすっかり遅くなり、
5時出船。
私…右舷ミヨシ。
Mさん…左舷ミヨシ。
サーフさん…Mさんとなり。
サーフさんは、
光来丸の常連で、
ブログ仲間ですが、
本日、はじめましてで、
ヨロシクお願いいたします。
私はMさんの弟子なので、
師匠の手前、
言いづらいのですが、
サーフさん凄腕です。
8月6日、タコ釣りで竿頭。
となりはMさんでした。
つまり、
Mさんに勝ちました。
言っちゃった(笑)
きっとあれですよ、
サーフさんが仕掛けを落としたら、たまたま、タコに行き合っただけです、
うん、
絶対、そうに違いない(笑)
師匠、
かくいう私は大丈夫。
弟子ですから、
ちゃんとわきまえております。
タコ、イカ、フグ、
師匠と同船の日は、
同点の日こそあれ、
決して勝ったりなどしていません。
弟子の鑑です。
ていうか、
ま、本当は、
どうしても勝てません(涙)
Mさん、もしかして、
私がいると、
気合入れたりしてません?
私は、
性懲りもなく、
秘策を用意してございまして、
名付けて、
『蟷螂拳の変態様パクり大作戦』
変態様は、
8月27日、
彦次郎丸で偶然にご一緒した、
こちらの方で、
技術、釣果、理論、
どれも変態の凄い人。
ブログを拝見すると、
惜しげもなく情報公開しているとか、
まさに人格者。
変態様は、
『オモリは海底で立てたり寝かしたりする』、
『オモリは決して浮かせない』という、
いわゆる、
セオリーどおりのソフトな小突きはしません。
理由は、
そんなんでは、
エギが動かないからだそうで、
変態様は、
『オモリを3cm浮かし、コツコツ落とす』小突き方。
確実にエギを動かします。
もちろん、
小突きがすべてではないでしょうが、
この小突きで爆釣しているのなら、
パクらない手はありません。
問題があるとすれば、
那珂湊、大洗沖の、
海底ステイもままならぬほどの、
潮流。
オモリが浮き上がります。
3cmコツコツで、
いつのまにやら、
100cmコツコツになりはしまいか。
また、
次のような釣法も紹介されています。
変態様は、
根のきついポイントで、
底から20cm浮かし、
3cm小突き、
つまり、
底から20cm→23cmの間をコツコツし、
爆釣したそうです。
『底からエギを離したらタコは釣れないなんて、誰が言い出したのでしょう。』
『騙されたと思って、やってみてください。』
…と。
タコ釣り概念、
ぶっ飛びです。
実は変態様も、
最初は半信半疑だったとのこと。
もともと、
浦安吉野屋の千田船長及び常連氏から教わった釣法。
てことは、
どうやら、
変態にしかできない妙技ではないはず(笑)
であるならば、
仕掛けが浮き上がった時、
応用して、
やってみるか。
でも、
あの潮流で、
20cm以内で収まるか、
はなはだ、
疑問ではありますが、
基本、3cm小突き、
オモリが浮いたら、
根性で、20~23cmの間で小突くイメージで、
ともかく、
誰よりも小突きまくり、
あとは、
竿頭を狙うのみ。
5:30
スタートフィッシング〜
周りでは、
ポツポツ釣れていますが、
なんでだろ、
私には寄って来ません。
海は綺麗なのに。
確実にコツコツ小突いているのですが…
じっと、
釣れた人の竿先を盗み見すると、
ん?
なんじゃあれ、
あれじゃ、
まったくエギなんて動いていないぞ。
おかしいじゃんか。
うぅぅぅん、
ま、
気にしない、気にしない、
たまたま、
あの人が仕掛けを落とした場所で、タコに行き合っただけのこと。
やがて、
船中誰にも乗らなくなり、
当然、
私にも寄っては来ず、
海はトロンコしています。
我慢我慢。
コツコツコツ。
うしろも気になります。
どうやら、
Mさん、サーフさん、
共に坊主です。
後半、
いよいよヤバくなった頃、
ついに乗せました、
Mさんが。
いつもクールに、
シレッと釣るMさんですが、
ガッツポーズ、
笑顔炸裂。
坊主のがれ、
相当に嬉しそうです。
聞けば、
タコで坊主の経験は未だに無いとのこと。
しぶとい。
しぶとすぎ。
私なんて、
今年だけで、
3回タコ坊主(1,2,8月)、
今日で、
4回目、目前ですよ。
決してあきらめたわけではありません。
あきらめかけているだけです。
多少、
小突き方を変えてみたり、
工夫はしています。
でも、
確実に、
何かが足りないのでしょう。
Mさん、
何度も巻き上げ、
仕掛けを入れ直し、
ヤル気のあるタコと行き合う努力していたもんな…
それに対する私の思考回路、
どうせ、
船は流れているんだし、
新しいポイントに入るじゃん、
そのうちヤル気のあるタコに行き合うってもんさ〜
それに、
仕掛けを上げている間にタコがスルーしたらイヤじゃん、
何より、
手巻きリールだし、
巻き上げるのめんどくさいじゃん、
てなかんじ。
駄目駄目思考回路全開、
あきらめモード。
お空も、
こんなに綺麗だな〜
Mさん、
2杯目追加。
サーフさん、
ナイス(笑)
さっき、
外道でもいいので、
なんか釣ってください、
ブログのネタにしますからって、
お願いしたからですね(笑)
いやいやいや、
笑える立場か?
外道はおろか、
石コロすら釣ってないぞ…
11:30
沖上がり。
船中0~4。
坊主3名。
Mさん曰く、
『釣れな過ぎて疲れた。』
って、
釣ってるじゃん…
私のとなり、
70代ベテラン、
タコ1杯でしたが、
ほぼ小突いておらず、
後にして思えば、
小突き方の加減が分かっている人。
私のとなりのとなり、
60代ベテラン、
タコ2~3杯、
最後に2kgの大型、
まったく小突いておらず、
この方も、
小突いちゃだめなのを知っている人。
左舷大ドモ、
タコ4杯竿頭氏、
Mさん、サーフさんに聞いたら、
ほぼ小突いておらず、
たぶん、
あえて小突いていなかった人。
Mさん、
タコ2杯、
バラシ1杯、
自己申告によれば、
ほぼ小突いておらず、
小突いているふりをする達人。
サーフさん、
タコ坊主、
バラシ1杯、
自己申告によれば、
しっかり小突いたそうで、
となりの達人に惑わされたかもしれない達人。
私、
タコ坊主、
バラシすら無し、
ガッツリ小突き、
変態様メソッドを盲信し、
使いどころを間違えた、
哀れな凡人。
概ね、
以上のことを船長に伝え、
尋ねました。
活性の低い時、小突かないほうが良いのかと。
船長答えて曰く、
『◯◯さんのおっしゃるとおりです。活性の低いときは、タコがエサを追う元気がないから、エギはあまり動かさない方が良いですね。でも、◯◯さん、そうかと言って、エギをまったく動かさなくても釣れませんからね。ちょうど良い加減を見つけるのがポイントです。』
とな。
なるほど。
やっぱり、
小突き過ぎてはダメな日だったのは、
間違いないな。
タコ釣りなのに、
小突いちゃダメとは、これ如何に。
1日で、
こんなに丸くなりました。
那珂湊沖の海底を、
粉砕し、
平らにしたのは私です。
まさに胴突き工事。
達人メソッド、
素人パクれば、
こんなもの。
現在・過去・未来
マダコに逢ったなら
わたしはいつまでも待ってると
誰か伝えて
まるで喜劇じゃないの
ひとりでいい気になって
活性低いあの人に
小突きまくっていたなんて
ひとつ小突き方 ひとつ間違えて
迷い道くねくね