ウロコナイ釣行

ウロコのナイ釣行記。
バイク釣行。

自分で釣ったことにするの?(笑)

2024-02-21 15:52:55 | スミイカ
2024.2.18(日)

柴漁港 三喜丸


先週
スミイカ竿と銘打たれた、

こちらの、ぐにゃ竿で
スミイカ、1杯釣れて
坊主にならなかったことに気を良くした私、



調子にのって、
今週も和竿、投入します。



今回は
マルブシさん作の横浜和竿で
テンヤ太刀魚&ライトアジ
と、銘打たれた、
胴の硬い竿


実はマルブシさんに、
大洗のタコに使える竿が欲しいと相談し、
購入しておいた竿です


狙いは
タチウオ、アジ、タコの
いずれでもなく、スミイカですが、

(ヤフオク画像)
60号ぶら下げ、この硬さなので
良さげ


気になるのは竿の長さ
テンヤスミイカ竿の標準が、
240cmのところ、


この竿
184cmと、
だいぶ短いです


う〜ん…
ま、


竿の振り幅大きくしたり
工夫次第で
何とかなるでしょう〜




出船1時間前
安定のビリ到着


『どこに入ればいいですか?』
ひで船長にお声がけすると、


『この穴使って』
と、ピンポイント座席指定


そして、
『そこじゃなくて、となりの穴』と、
なかなかにシビア(笑)


左舷6人の、
前から3番目の席です。


私の右となり
左舷、前から2番目の席は、
常連中の常連、
いつも賑やかなYさん(笑)
私が三喜丸に来ると必ずいます(笑)


彼はスミイカフリークですから
本来、参考にすべき人ですが、
残念ながら
この上なく
参考にしようのない人です。


三喜丸における治外法権(笑)
席の上に立って
スピニングリールで、あり得ない距離をぶん投げ、
糸ふけ大きい分
あり得ない振り幅
大きくシャクり上げます。
真似のしようがありません(笑)


記憶では
彼はいつも左舷
きっと
大好きなひで船長と会話を楽しみたいからですね(笑)




ひで船長は、


たくさんアナウンスするし、
気になることは直接ズバズバ指摘してくるし、
とても勉強になりますが


基本ぶっきらぼう(笑)
でも、
常連客にイジられたりするし、
実は笑顔の優しい
ツンデレ系


出船前


『今日は深いところと、浅いところ、どちらを先にやるんですか?』
って質問すると、


『………分かんない。沖に出てみて潮の色とか流れとか風とか、みてから決めるから………』と、
安定のぶっきらぼう(笑)



私の左となりの方が
『船長、今日、釣れる?』
って質問したら、


冷たくボソリと、
『釣れないよ。釣れないの分かってて行くんだから…』って


言い方よ、言い方(笑)



とはいえ
アドバイスは的確


以前、
テンヤに縛ったシャコを船べりに放置しておいた私に


『水の中に入れときな。シャコが死んじゃうから。シャコは目が大事。水に入れておけば目が立ったまんまになるから。スミイカはちゃんと見ているからね』って
教えてくれました。



今日も
周囲を見ると、

皆さん、ちゃんと、そうしています。
ひでちゃんイズムが浸透している証拠。

私も抜かりなく
テンヤに縛った後、
ポチャン


今日は
スピニングリールを試してみようと、
いや、
落札したPENNのオールドリールを使いたくてしょうがなくて、

(ヤフオク画像)
セットしましたが、


ひで船長に
目ざとく発見され、
『そのリールじゃ、巻けなくね?』
ってツッコまれ(汗)


ま、
自分でも
小さいスピニングリールなので
パワーなさげなのは承知の上でしたので、


『試しに使ってみようかと…』と、
恐る恐る
小さい声で言うと、


『試す前に言っておくけど、それじゃ、巻けないよ』と、
ひで船長、きっぱり(笑)


そこまで言われたら
はい。
素直にリール交換

先週は
予備リール
使わなかった
PENNモノフィルNo.27
に替えました。


最初は千葉サイド
竹岡沖
モンゴウイカ狙い
スタートフィッシング



ちなみに
本日、小潮最終日
明日は長潮

9:11潮止まり


開始早々
反対の右舷で、ポンポンポンと
釣れましたが、左舷は0


その後、沈黙丸
誰も釣れない時間が流れ


右となりの賑やかYさんと
ひで船長の嘆きの会話が
BGM
いかにも三喜丸左舷っぽい(笑)


船長
『まいったな』

Yさん
『徳永英明っすよ〜あっはっはっ』

船長
『……………』


徳永英明?
釣れないから
壊れかけのRadioならぬ
壊れかけの心とでも言いたいのか?
想像したら、


Yさん
『何も触らない〜♪何も触らない〜♪』って歌い出し、
『あ〜っはっはっは
安定の大笑い。


なるほどね
そっちかい
曲の歌い出しの
『何も聞こえない〜』をもじったのね
面白いじゃん
でも
私を疲れさせないで…


Yさん
『年に何回かは、こんな日もあるって、しょうがないよ』


船長
『それを分かってくれれば良いんだけど、それを分かってくれるお客さん…いても、2人くらいかな』


Yさん
『どこ行ってもダメだよ、今日は』


船長
『今日はやらかしちゃいそうだな。このままだと、ほとんど坊主だよ。いつ移動するか、タイミングなんだよな


Yさん
『いいよ、動かなくて。動いても無駄だって』


船長
『ダメだよ。ここにいても絶対、釣れないから』



オールドリールの
金属スプール、危険です


糸ふけ出し過ぎて
PEラインが

ココにぐるりと挟まり
PEプツリと切れました。
幸い
PEつかんで放さず
PE30mボツにすれば
仕掛けは無事に回収できそう
手でグルグル回収していると


Yさんに
『ダメダメ。PEぐしゃぐしゃにして使えなくなるよ』って
注意され


Yさん優しいな
でも、
そうじゃなくて
ボツにする糸なんだけどな


って私が解説する前に
船長が


『良いんだよ、それで。リールの中で切れちゃったんだから』と、
強めにYさんを制したので
びっくり



船長、そこまで見てんの!?
ていうか
私より早く、簡潔に
そして的確にYさんに解説するなんて(笑)




10:35

『深いとこ行くよ。60、70やるよ。走るよ』と、
優しい声でアナウンス



10:48
釣り再開


Yさん、スミイカ釣りました。
Yさん、立て続けに、スミイカ釣りました。
いいな〜
すごいな〜
でも、後が続かず



左舷は未だに、その2杯のみ
きびし〜


12:15
突然の衝撃
よろける私
掛けられず
チップと言うより、重かったのに掛けそこねた感じ


その時
瞬間的に思ったのは
深くて分かりづらいし
万が一
まだスミイカ乗っていないかしらってことで、


首をかしげつつ
少し空巻き
やっぱりいない


Yさん
私にするどい声で助言
『ゆっくり下ろして』


ハッと我に返り
直ぐに落とします
やっちまった
空巻きなんかせず、
直ぐに落とすべきでした


経験が足りない(涙)


10回シャクってもダメ
あきらめて
回収しだしたら…


Yさんが乗せました。
あぁ…みすみす取られちゃいました。
実力の差、痛感。



でも不思議と
楽になりました。
スミイカが私のスッテを選んで抱いてくれた証拠

常連客まみれの左舷で
乗せたのは2人だけ
Yさんと私だけ


竿を引ったくられる、
スミイカのあの衝撃
たまらんです


沖上がり間近
13:45


私の竿が
ビヨンビヨン
軽く引っ張られ…


もしやマルイカ!?


少しだけ重い!!


心躍らせ巻き始めます

でも
スミイカ掛けたと勘違いされたら恥ずかしく
ていうか
スミイカ掛けたと思って巻いていると勘違いされたら、もっと恥ずかしく


あえて
竿を水平にせず
やや下に向け
そそくさ、でも、慎重に
しれっと巻きます


やはり少し重くて
魚のように引かないし
最初にビヨンビヨンしていたし
となりとオマツリしてないようだし
マルイカ確定じゃん
うひひ


あ、いや、まてよ
このまま黙ったまんま
マルイカ釣ったら


なんだか、
仕掛け回収したら
マルイカ付いているの分からないまんま
勝手についていただけの素人と思われるのでは?


それはいかんぞ


残り10m
まだ付いている重みを確信し


周りにさり気なくアピール
『マルイカついているかも〜』
我ながら
めんどくさい奴(笑)

釣れた
今日は外道

でも、いいの
愛しのマルイカちゃん

シャコサイズ


船中0~3
竿頭Yさん
左舷で釣れたの、Yさんだけ


Yさん
下にそっとスミイカ置いて
サングラスの越しにそっと目配せ
わーい
スミイカ
ありがとうございます


写真を撮る私
Yさんに
『自分で釣ったことにするの?(笑)』ってツッコまれ


いやいやいやいや
そんなことしません
笑顔で手を振り
完全否定(笑)
 

2年前の
釣り情報、なおちゃんねる
ひで船長の技を
再現してみます
今さらですが(笑)


甲羅の縁を
キッチンバサミでチョキチョキ

お〜
簡単簡単


内蔵、まる見え

スミ袋、
つまんでひっぱっり
プルンと取れました。


動画は
『なおちん スミイカ』
で検索してみてください


船もバケツも台所も汚れません
いいね
このさばき方




ぐにゃ竿テンヤスミイカチャレンジ

2024-02-17 10:34:14 | スミイカ
2024.2.11(日)

柴漁港 三喜丸



三喜丸、2年ぶりです。

受付で、
『先に席、取ってきて〜』と優しく
うながされ、


あ、
やべ、
三喜丸は、
受付の前に席を確保するんだった。


ひで船長が、
『秀昭〜、イカだって〜、席、取ってあげて〜』と、


ご指名を受けて、
私をエスコートするはめになり、
談笑中の常連さん達から
ひで船長を奪ってしまう形


この一連の流れ、
デジャヴです。
以前も同じことやらかしています。


記憶が全く管理されていないウロコナイです。


ダッシュでバイクに戻り、
竿を握り、
ひで船長のもとに舞い戻り、


『右の真ん中、空いているから、入って〜』との指示。


ラッキー。
北風だから、右舷は日当たり良好。
竿袋のまんま、竿をぶっ刺し、
席、確保。
ふぅ。



リール報告。
前回、
フグ釣りで使用したオールドリール、
家に帰ったら、

ココが外れて、ハンドルがもげていました。
バイクの振動で、ゆるんで外れるなんて(涙)

また、

クラッチレバー倒しても、
ON⇄OFFの反応が鈍く、
微妙でしたので、
ボツにしました。
タックルベリーで二束三文(涙)


恒例の
オールドリール紹介。

PENN ベイマスターNo.180
ギア比 1:2.3
自重 340g
糸巻量 10号200m(私はPE2号)
税込5,980円


PENN モノフィルNo.27
スペック、ほぼ同じ
使ってる部品も、ほぼ同じ
送料込3,800円


今日は、
ベイマスター使用、
モノフィルは予備。



次は竿紹介。

フグ釣りで使い心地良かった横浜和竿、


実は、
フグ竿ではなくて、
スミイカ竿だったので、
是非とも本来の対象魚、
スミイカを釣らなくちゃってところなのです

一般に
テンヤスミイカは、
テンヤスミイカ専用竿でないとダメだとか、
他の竿では代用できないとか、
言われますが、


このぐにゃん竿、
スミイカ竿(テンヤ&スッテ)と銘打ってあり、
どちらにも使えるということなんですよね。


そう言われたら、
引き下がるわけにはいかず、
1度はためしてみるかと、


関白宣言ならぬ坊主宣言


私は坊主にならない
たぶんならないと思う
ならないんじゃないかな
ま、ちょっと、覚悟はしておけ

ってな心境



出船前、
私がひとり、
準備をしていると、
ひで船長、
操舵室からひょっこり出て来て、
深場宣言。


『今日は深いよ。80mやるよ』


乗船前、実は、
ひで船長が同じことを常連客に話しているのが聞こえて、
事前に知っていましたが、


私はつい、
どういうわけか、
『80m!?』
と、初めて聞いた風のリアクションをかましてしまったのです


ひで船長、
『90でも、100でもやるよ』と、
ボソッと言い残し、
去っていきました。
オレがスミイカのいる所に連れて行くんだから、文句言ってんじゃねぇ
ってことでしょうか
そりゃ怒るわな。

いや、
怒っていなくて、
あの口調で通常運転なのかも(笑)


次からは、素直に、かわいく、『はい』だけにしよ(笑)



8:00

神奈川県サイド
場所は秘密
スタートフィッシング


ポイントまでの南下中、
北風は追い風でしたので、気付きませんでしたが、
船が反転したら
予報どおり、強めの北風。
ウサギ、跳ねています。
うぉぉ…
でも、ま、シケというほどのレベルではありませんし、
午後、凪いでくる予報ですし、
何とかなりそう。


70m台~80m台ラインを流しました。
幸い、100mまではいかなかったです(笑)



雲の野郎が太陽を隠すので、
せっかくの右舷ですが、
陽射し届きません(涙)



最初の2時間、
大潮、下げの激流。
オマツリ地獄。
船上、殺伐。



アナウンス頻繁


『底着いたのが分からない人は、1回上げて、入れ直して』


『底着いたのが分からない人は、投げちゃダメだよ、投げないで』


『ゆっくり下ろせば、コツンって、底に着いたの分かるから、ゆ〜っくり下ろしてみて』


『底着いてから、糸、出さないでよ。どんどん、出て行っちゃうからね』

てな具合。
ひで船長、イライラ。



私は第1投目で
右となりと激しくオマツリ。
ぐしゃぐしゃ。

スッテ付けていましたが、
速攻で外し、
テンヤオンリー


マルイカが外道で釣れているとのことでしたので、
スッテは残しておきたかったですが、
オマツリで
周りに迷惑かけたくありません。


とはいえ、
私の両隣、
スッテをはずす気、
さらさら無いようで
しっかりスッテでマルイカ釣っていました(笑)


そのくせ
右となりの兄ちゃん、
朝イチのオマツリが気に入らなかったご様子で、


ちょいちょい
けん制してきます(笑)


『糸、何号巻いているの?』
と聞くので、

『2号です』とお返事。


すると、


私にではなく、
彼の右となりのツレに、
何度も何度も
自分は1.5号だと猛アピール(笑)


『1.5号は2号と全然違うな〜』
とか大声で言ってます。
ガキだな(笑)


1.5号も2号も
変わんねぇよ
ていうか、
兄ちゃんのスッテ、
外したら?


もやもや。


1番前と1番後ろでオマツリしているこの情況、
どうにもなりません。



本日の俯瞰図、
こんなかんじ

悪意を込めて、
彼はPE1.5号と命名し、
彼のツレは、
PE1.5号のツレと命名。



左となりは
マルイカ3杯も釣ったので、
マルイカ名人と命名。


左舷で乗ったアナウンスがあり、
左舷から
常連Yさんの雄叫び&高笑いが聞こえます。
200m先まで聞こえていそう(笑)
三喜丸って感じ(笑)


9:00頃
ぐにゃ〜ん
少し重いぞ
むむ、これ、スミイカ、乗ってる?


スミイカなのに、ガツン皆無


そうか、
いわゆる
スミイカでガツンって衝撃は、
専用竿ならではなんだな


このぐにゃん竿では、
ワカメかビニール引っ掛けたって感触


半信半疑、
ギクシャク
重さを確かめたりしたら、
あれ
軽くなったかも


うしろの操舵室の引き戸が、
シャッと開いて、
ひで船長登場し、
『何度もアワセちゃだめだよ(怒)』
とな


すごい。
死角に入って、船長から見えていないと思っていましたが、
しっかり見られてた(笑)


ていうか、
船長に言われてようやく納得。
スミイカだったみたい(笑)
まいったな


そして、
10:05
再び、ぐにゃ〜ん
スミイカ確信。
等速巻きしていても
うねるので、
テンション抜けたりし、
どきどき


あろうことか、
となりのPE1.5号さん、
玉網スタンバイ


なんだか、悪く言い過ぎて
ごめんなさい
無事、ネットイン。
ありがとうございます。
ぐにゃん竿で釣れました。


右舷6人で
最初の1杯。
ぐにゃん竿、
悪く言い過ぎたかしら(笑)


8:00~10:00
激流で最悪でしたが、
10:00~12:00
潮がゆるんできて、
オマツリ減りました。



ひで船長劇場

『だいぶ釣りやすくなったな。イカも触るようになってきたよ。でも、12時過ぎたら、潮、止まるからね。今のうちに釣らないと、もう、今日は釣れないよ。昨日釣れたのも、この場所でこの時間だけだよ。今、釣らないとダメだからね。』

と、アナウンス


私は全く釣れなくなって、
代わりに
にっくきPE1.5号、
バシバシ乗せ始め、
とほほ(涙)
船の上では釣る人が正義。
あんたがえらい。
スミマセンでした。



12:20
『最後にモンゴウやるからね』宣言
千葉サイドに渡り、


12:35
水深29mで、リスタート。
浅っ(笑)


浅場にて、
動画を撮りました。
根掛かりではなく、
シャクリ動画です。
はい、一時停止

どうですか、この、
ぐにゃん具合(笑)
もういっちょ

一時停止


一般に
竿は水平より下げず、
9:00→11:00
シャクれと言われます。
それでは10cmも海底から浮き上がらず、
ひょっとしたら2cm程度(涙)


しょうがないので、
7:00まで下げてからシャクリました。


また、
一般に竿の中ほどに片手を添えてシャクリるのがセオリーですが、
それも叶わず、
竹刀を握るように、
両手で根もとを握ってシャクりました。


ひで船長、
竿については一言も言って来なかったんだよな。
弘法筆を選ばず…なのでしょうか?


朝イチ、
スッテを外したとき、
先糸結ぶの面倒くさくて、
PE直結でテンヤ結んだのですが、
ひで船長に、目ざとく見つけられて、


真面目にやんなよ。先糸付けな。それじゃ、ぐしゃぐしゃになるよ。』


真面目にやれって言われました(笑)
そのひで船長が何も言わないのですから、
竿のせいではないのかな



モンゴウイカ、
上げ潮が効いているのに、
イマイチとのこと
モンゴウイカは船中4杯で終了


14:00
沖上がり


結果発表

左舷の詳細は不明ですが、
船中5杯が3名、坊主1名だったので
左舷は5杯2名、坊主なし


PE1.5号は5杯で竿頭
お見事
パチパチパチ


マルイカ3杯のマルイカ名人は
残念ながら、
船中1人の坊主となってしまいました。



翌日

スミイカ、
焼きラーメンの具で登場
(マルタイ棒ラーメンとんこつ味)
プチプチコリコリ
甘くて旨い



オレのスッテを抱いてくれ

2023-06-19 05:47:48 | スミイカ
2022.1.15(土)
 
柴漁港 三喜丸

 

三喜丸の秀ちゃん船長は、テンヤの上にスッテを付けることを勧めます。

テンヤだけより、釣れる確率があがるから。


ふざけて、アオリイカ用のエギからスッテを作ってみました。
まずは、 

エギの鉛を

ちょん切って、市販のスミイカ用スッテと並べて沈める実験をくり返しました。
同じ姿勢、同じスピードで沈むよう、

糸オモリを巻いて、接着剤で固定し、

スッテより大きいので、少し小さく見せたくて、半分だけ白く塗り、

蛍光塗料を塗りました。

コーティングして完成です。
これで釣れたら嬉しいけど、


きっと船長に言われるだろうな。

「釣れないから、外しな」と。




というわけで、当日、船長に先手を打ちました。

「こんなの作ったので、叱らないでね。ヤラせてね。」



「変な事しても絶対釣れないよ〜」

ハハハハハ。やはり、想像どおりのことを言われてしまいました。

が、

これで、釣りの途中でバレて、外せとか言われることは無くなりました。たぶん。

海水で実験しました。
ゆら〜りゆら〜り沈むぞ。
発色も良いし、いいんじゃないの〜



右舷8人の⑥番目に席を取りました。

⑦番目は、はやぶさ丸で鍛えられたというベテラン氏。はやぶさ丸船長のスパルタぶりが、凄かったとのこと。

なんだか、スミイカは熱血船長が多いな。ベテラン⑦はスッテは付けない主義とのこと。

船長からは、『スッテも付けなよ。』『殺気が強すぎるからイカが釣れない。』などと、イジられてばかりだそうです。

活シャコ支給。

いい凪の中、40分かけて竹岡沖へ。
30mラインでモンゴウ狙い。

左舷ではポツリポツリ、釣れているようです。が、右舷はヤバい。誰も釣れない時間が経過していきます。
 

ようやく初挑戦④の方が、1杯目。
お連れの初挑戦⑤の方が、2杯目。
どちらも小型のモンゴウ。ウルトラスッテを抱いてます。
スッテかよ。


続いて、①の方が3杯目。


右舷はそれきり、ぱたり。
8人で、3時間かけて3杯。


「潮が流れなくて釣れない。」
船長、嘆きのアナウンス。
 
「潮が流れ出しても釣れない。」
船長、嘆きのアナウンス、その2。

 

10:30

船長、決断のアナウンス。

「潮は流れているけど、モンゴウはダメだね。」

「25分走るからね。」

はるばるきたぜ剱崎へ。
40~50m、たまに60mライン。

今のところ、右舷ボウズは、②⑤⑥⑦⑧。
並んだ⑤⑥⑦⑧は、楽しく励まし合います(私は⑥)。

しかし⑧はレベルが違いました。

↑⑧はダウンショット仕掛けでしたが、午後、スッテ&テンヤのノーマル仕掛けに切り替えたら、覚醒しました。

アブアンバサダーでエグい遠投をします。ブンブン丸です。ブンブン丸と命名します。

誰も釣れない流しで、ブンブン丸⑧だけ1人、3連荘を演じました。

「この流しで3つ釣っている人いるよ〜」と、船長からもアナウンス。


次にボウズ逃れしたのは、常連⑤
物腰の柔らかい方でした。

シャクリは少々強めで、エイヤッエイヤッと、引っ掛けるイメージ。

タモ入れアシストしました。朝から励ましあってきた仲です。嬉しい。

「おめでとうございます!」

「ありがとうございます。次はそちらに来ますよ。」と、励ましていただきました。



12:45

ようやく私も乗せました。なかなかの手応えです。

「乗ったよ〜」
歓喜のアピールをします。


「おっ!」
「最後まで、集中、集中!」
とか、周りから温かい声援を浴び、


ブンブン丸⑧にタモ入れしてもらいました。


テンヤに乗っていました。
どうせならせっかくのスッテに乗ってくれると嬉しいのですが。。

「デカい。600gありますよ。」
タモ入れしてくれたブンブン丸⑧に言われました。


いや〜、スミイカは1杯で、疲れが吹っ飛ぶよ。まじで。


続いて、テンヤオンリー⑦も釣り上げました。
ボウズ4人組の面々がほっとした瞬間でした。


なんだか、今日は楽しいな。
 



14:00

寒さのせいもあり、手に力が入らなくなってきて、なんとなく、

左右の手を入れ替え、中途半端にシャクった、そのシャクリ、まさにそのシャクリで乗りました。な、なんなんだ?


左右の手を入れ替える前の最後のシャクリを見てイカは乗っていたはず。

ビミョーな何かがお気に召したのでしょうか。うん。わからん。



びっくりしつつ、あたふたしつつ、

「乗ったかも〜いや、乗りました~」
と、アピール。


これも良い型のスミイカです。
またテンヤに乗っています。
エギを抱く気は無いのか。抱いてくれよ。
デカいよ。

バケツで窮屈なサイズです。水平にくつろげないご様子。
窮屈なので、頭を上にしてプカプカ。
11月のスミイカ。
水平にくつろいでいます。
2ヶ月で成長したんですね。


結局、2杯で終了でした。


常連の方々に良くしてもらい、雰囲気良く、1日を過ごす事ができました。

船中0~11。0は2名。


帰港までのクルージング中、竿頭のブンブン丸氏にインタビューしました。

氏曰く、

「スミイカは、4~5シーズン目。私はシロギスが専門。」
 
クーラーに【白鱚の会】、【荒川屋】のステッカーが貼ってあるぞ。
 

「イカは捌くの楽だから。シロギス、100も200も捌くのに比べたら。今まで、シロギス何万匹も捌きましたよ。」

「今日のイカはスッテに見向きもしませんでした。普段はスッテだけでやるんです。テンヤは久しぶりです。」

「左舷の前でダウンショットのスペシャリストが今日、0でした。」


「私はスッテにも乗せましたが、たぶん、あれはテンヤに引き寄せられて、たまたま最後にすぐ上のスッテを抱いただけです。」


「若いイカはスッテを見て、ワーワー、キャーキャー喜んで寄って来ますが、この頃になると、だんだん反応しないことが多くなります。」


「やる気の無いイカは触腕で触ってくる。直ぐには乗らない。ゆっくり下ろしていくと触りが分かる。乗るまで、イカと駆け引きを楽しめる。


「やる気のあるイカはいきなり乗る。駆け引きはない。」


貴重なお話し、ありがとうございました。

ていうか、触りが分かるのか。
午後だけで11杯だもんな。凄いっす。

スミイカはココロノツリナノカ?

2023-02-19 16:59:10 | スミイカ
2023.2.12(日)

鶴見 新明丸

凪。
晴れ予報。

電車釣行の人が多く、
のんびり
客が集まるのを待ちます。
出船は7:30。


なんとなく、
ゆるい空気が漂う船です。

足元に、
ずらずらバケツが並んでいましたが、
予約人数分用意してあるとかではなく、
まったく適当に、並んでいたみたい(笑)

右舷は6人。
私は前から4番目。


常連さん曰く、

日曜日にしては、客、多くて、普段だったら、右舷・左舷合わせても6~7人。』
とのこと。


十分に広々してて、
いい感じですが、
いつもは更に空いているなんて、
いいかも(笑)


右舷では、私を除いて、全員常連さん。
常連さん同士で、会話を楽しんでいます。
左舷もおそらく、
常連さんだらけ。

仕掛けをちゃちゃっと作ります。
寸法とか、適当。

テンヤではなく、
今日こそ、
なんちゃってスッテで釣りたい。

コレ。



ちなみにテンヤは、
1つしか持っていません。
5年前に濱生丸買ったもの。
長生き君。


受付で予備を買おうとしたら、
『船でも買えるよ』ってことなので、
そうですね、
失くしたら買えばいいかな。


出船し、
あれに見えるは
第二海堡


5分後、エンジンスロー。
旋回し、
ボソッと『どうぞ』と、アナウンス。

水深30m。
思いの外、浅いんですね。


右舷の情況。

最初は、
誰も釣れません。
スミイカ居るのかな…


ミヨシ2番で釣れ、
ミヨシ1番で釣れ、
続けて1番で釣れました。
上手いな。
おや、スッテで釣っているぞ。
(テンヤも付いています。)

ていうか、ミヨシばかりで、
3.4.5.6番には来ません。


4番私は…

3番左の常連さんとオマツリです。
けっこう絡んじゃっています。
私がスッテ付けていて、
常連さんが付けていないので、
時間を掛けるのはプレッシャーだな。
手っ取り早く、
自分の仕掛けをチョンチョン切ったら、
離す糸を間違えて、
テンヤがボチャン、さようなら。
あ〜あ…
何やってんだか…


やさしい方です。
とても大きな声で、
『あー!ごめんなさーい!』
って、言ってくださいました。

『いやいや…自業自得です…』
独り言のような返事をし、寂しく苦笑い。


操舵室をコンコンし、
『テンヤ、1つください。』
『持って無いの?』
『1つしか無かったので…』
『切れちゃったの?』
『自分で切って、間違えて落としちゃいました…』

しょうがない奴だな〜と、
ようやく笑顔になった船長に売ってもらえました。
800円ナリ。


そして、
左の常連さんにもズドンと来て、
無事取り込めました。
いいな〜
よし、もう1つ後ろの席までいらっしゃい、スミイカちゃん。


ところが、

次に竿を曲げ、
唸るような音を立ててリールを巻き始めたのは、
またもや1番。
スッテに乗せています。
スッテ名人です。
無双しています。
周りの常連も唸るばかり。


シャクリ方が独特なんです。
2段シャクリ。
あんなの初めて見ました。
水平より下、4時に構え、
短くピッとシャクって水平3時、
続けざまピッとシャクって2時。
ナニアレ?

スミイカのダウンショット(胴突き)、
ああやるのかな?


2段シャクリは抵抗あるな…
最初の1段だけ真似してみるか…
やけに幅の狭いシャクリになってしまうけど、
こんなんでいいのか…
シャクリの概念が崩壊するぜ…

すると、

ズッドーン。

ウソ…乗りました。

脳ミソから久しぶりのドーパミン。
ヒャッハ〜

無事取り込めました。

スッテでした。
スッテ名人の真似したからでしょう。
スッテで釣れたの初めてだし、
自作のなんちゃってスッテだし、
嬉しいな〜


では本日のミッション、スミイカの解体やってみよ〜
こちらの動画で予習しました。
バレないよう、コソッと、
バレても怒られないよう、
ササッと…できるかな…


バケツの中でコソコソと、
ハサミで締めて、
素手でバラしますが、
墨袋崩壊…

両手を墨まみれにし、
つまり、動画みたいには上手くできませんでしたが、
船長に注意されずに、
やり遂げました。
注意されなかっただけで、
バレてはいるだろうな…


一般的には、
釣れたスミイカは、
空のバケツで野ざらしにし、野垂れ死にさせ、
沖上がり10分前、
スカリでジャブジャブ洗うスタイルです。


新明丸もそうです。
濱生丸もそうでした。
根岸丸も一之瀬丸もそうみたい。
なんかそんなスミイカ、不味そうじゃないですか。


三喜丸だけはバケツで活かせておきます。
濱生丸から三喜丸に乗り替えた理由はそこでしたが、


更に今回、
新明丸に乗り替えた理由の、
間接的なきっかけは、タコでした。


最近、タコを船上で捌くようにしているのですが、
死んだばかりのタコがすでに臭かったことがありました。
胃袋の中の魚が発酵したのでしょうか…

そんなの嫌だ。
スミイカも締めて、すぐに内蔵処理してしまいたい。


たしかに、三喜丸の循環水は魅力的でした。
船を洗う海水が豊富にあるのですから。
でも、気配り抜群の秀ちゃん船長ですから、
バレて注意される気がしてなりません。


濱生丸の望月船長も、
ビビるほどよく見ている船長です。
望月船長の場合、
バレて注意されるだけでは済まされず、
怒鳴り散らされる気がしてなりません。


一方で、
私の心を動かす新明丸へのコメントを見つけまして、


『船長は何も言わず、自由にやらせてくれる。』とか、

『掃除していなくて、船が汚れている。』でした。

私には好都合(笑)

実際…

水深アナウンス無し、
流しかえはしますが、
ポイントは一日中同じ、
タモ取りもしてくれない船長でしたが、
確かに自由ではあった気がします(笑)

うるさいこと言われたくない人向けです(笑)



釣れたのは9:40、
まだ序盤、
気が楽になりましたよ。


ところが、
乗りが渋くなってしまい、
たまに釣れるのは前の3人。

私は1杯のまんま、
後ろの2人は坊主のまんま。


おっと…シャコが半分食われました。
きっとフグですね。


すると…左の常連さんがトラフグ釣りました。
むむ…トラフグ、キープしていますよ。
自分で捌くのかな…
それとも新明丸はフグもやってるから、捌いてもらえるのかな…
う〜ん…聞いてみたいけど、
もしも自分で捌く気なら、
気まずいな…
釣れたら船長に聞けばいいや(笑)


6番でもトラフグ釣れました。
デカいぞ。

そして再び、シャコだけフグに食われた私。

トラフグだよな、きっと。
私にも釣られておくれ…
シャコ食い逃げすんなよ…

専門に狙ったことはありませんが、
となりが外道でトラフグ釣るのは、ちょいちょいあるんだよな。


結局、
10時頃〜14時頃まで、
渋い展開が長く続きまして、

当然私にも全然釣れないし、
チップもしない状況なので、
ダレるし、
シャクリに迷いが生じます。


1杯釣れた時のシャクリを続けますが、
そのシャクリに自信が持てないまんま、
別の人が普通のシャクリで釣れば、つい真似っ子します。

すると、

独走の1番さんが2段シャクリで、スッテに乗せるものですから、
やっぱり釣れた時のシャクリに戻したり…

ブレっブレです。


濱生丸望月船長の、
というブログを読んだ方は多いと思いますが、

まさに
心の乱れはシャクリの乱れ
シャクリの乱れは心の乱れ

けだし名言。


14時をまわる頃、
かれこれ5時間半釣れていません。
何時までやるんだろ…
もう、帰りてぇ。
腹減った…


すぐ目の前を、
新明丸のフグ船が北へと突っ走って行きました。
いいな〜


5番、右どなりの常連さんはこの時間まで坊主でした。
が、ついに乗せました。
が、船べりでポチャリ。
…可哀想過ぎます。


が、何かを掴んだのでしょう、
あれよあれよと言う間に
立て続けに2杯釣りました。
まじか…


坊主の人がいて、
心の中では安心している、
醜い己がいました…

右の常連さんが立て続けに乗せた時、
さすがにバレてしまえとまでは思いませ………

ウソです。
少しは思いました。
心が乱れているというより、
心が汚れています…




15:05 納竿。

いつの間にやら、
右舷で1杯は私だけ…スソでした。
他の方々は2杯か3杯。
スッテ名人がダントツの7杯でした。

船中1~7
結局、左舷を合わせても、
スッテ名人が竿頭で、
私がスソでした。



この日にはもう少し、続きがありまして、

腹減った〜
のど乾いた〜
ようやく近くまで戻ってきたぜ…と思ったら、
鶴見つばさ橋の下で停止しました。
新明丸の別船がエンジントラブルで投錨しています。
あらあら…大変…

曳航していくようです。

全員、前に移動。
ロープが切れて飛んできたら、
危ないからだそうです。
なるほど…怖っ。


でも、エンジントラブルが、
この辺りで良かった。
大貫沖とかだったらどうしたんだろ。
こんな超ノロノロで航路横切れないでしょ…
海上保安庁とかに連絡するのかな。



しばらくすると、
社長の別船が助けに来ました。
壊れた船に横付けし、
合体するようです。


こちらはお役御免とばかりにロープをほどいたので、
これで先に帰れるぞと、
自分のことしか考えていない小さい私ですが、
ぬか喜びでした。
後ろからエスコートするそうです。


そうですよね。
先に帰れると思った自分が恥ずかしい…


新明丸フグ船の釣果を見てびっくり。
トラフグ、大当たり。

23名 0〜30匹 16〜40cm
大貫沖。トラフグ大漁!
トラフグだけでトップ27匹!!

バケツで活かすぜ

2021-11-22 22:40:42 | スミイカ
2021.11.14(日)

柴漁港 三喜丸

 
スミイカは江戸前っぽくテンヤで釣りたいな。

ですが、シーズン初期のコロッケサイズは、エギやスッテが好みらしいです。


実際、エギ船根岸丸は好調です。

テンヤ船三喜丸の釣果欄ですら、スッテで釣っている写真が目立ちます。

上がスッテで、下がテンヤ。
三喜丸ではこのように、上にスッテを付けることを勧めます。

スッテだけで釣る人もいます。胴突き仕掛けなのですが、ルアー釣り用語を使って、ダウンショットなどと呼ばれています。ゆっくりスッテが沈んでいく様子です。スッテが4本付いているわけではありません。

テンヤにこだわっていると危険だな。スッテ買いますよ。親子サルカンと予備テンヤもついでに。

 
 
スミイカ船で、三喜丸だけはスミイカをバケツで活かしておきます。海水の中にポチャンと。


他船では、海水無しのバケツの底にスミイカを置きます。スミイカは確実に野死します。せっかく釣れたスミイカなのに如何なものか。以前から不満でした。

野死させる理由は、海水に入れると墨爆弾で大惨事となるからということですが、三喜丸はそれをさせるというのですから興味が湧きます。


三喜丸なら新鮮なスミイカを持ち帰れそうです。墨爆弾は本当に大丈夫なのかという不安は残りますが。


半年前も三喜丸に乗っていますが、あのときは、ボウズに終わり検証できず終い。今度こそ検証するぞ。
前日好調でしたので、盛況です。左舷10人の5番に入りました。


船長が常連に不吉なことを言ってます。

「今日は潮が無いから釣れないよ。ご愁傷さま(笑)。昨日はまだ潮があったからね。釣れたのだって潮のあった時間だけだよ。」

「昨日は人数少なかったから、潮が無い時も無理やり引きずれたけど、今日は沢山いるから引きずれない。オマツリしちゃうから。」

 
マジすか。不吉この上ないな。

エサのシャコ5匹。

一巻き92cmの、GLEORA CASTAを買いました。うしし。
一巻き40cmの、チタノス チヌスペシャルはスペアリールに格下げっす。


左舷10人の内訳は、端の4人ずつが常連で、私を含む真ん中2人がシロウトという布陣です。
    

三喜丸は和気あいあい、常連同士の会話が多いです。船長の人柄がこの和やかな空気を作っているのかな。


まずは中の瀬でスタートフィッシング。常連たちを尻目に、となりのシロウト仲間(失礼)が1杯目を釣りました。むむ。やはりスッテです。



7:40

ガシッ。オオオオオオ、私にも釣れました。私はテンヤでしたが。

でも、どうしたことでしょう。胴の間のシロウト2人がスタートダッシュ。


さてさて、海水にポチャリ検証タイムです。そぉっと入れましたよ。

オオオォォォ。なんともねぇじゃん。墨吐かねぇ。よかよか。いいじゃん。いいじゃん。


釣れた時のシャクリは、短くシュッってかんじをイメージしました。

良し良し。これは今日のパターンはこれかな。そして、そのイメージを引きずり、長いトンネルへ。カスリもしません。同じ手には乗らないのか。

 
たしかに船長の予言どおり、潮が流れず、今日はスミイカのやる気がありません。



アナウンスはこんな感じ。

「昨日は今日の3倍乗ったよ。」

「潮が全く流れないから、船はずっと同じ場所にいるよ。」

「流し替えたら、2~3杯誰かに乗るから直ぐ仕掛け入れな。特に釣れてない人は直ぐに入れな。」


朝は凪いでいましたが、湾内に南西風が入ってきました。強風です。

この風の中なので、錯覚してしまいますが、船は全く同じ場所にとどまっているそうです。オマツリしないよう操船しているんですね。


潮が動かないから、最初に仕掛けを落とした所から全く動いていないのです。これはきびしい。


10:40、北へ移動宣言。
11:00、木更津沖に到着。


潮が流れず、でも、引きずれず。こんな状況下ですが、船長には引き出しがありました。


「流れないからピンポイントでやるからね。」とのアナウンス。

引きずる代わりに、ピンポイントでずらし、スミイカを広く探る作戦のようです。

どういう意図で操船するか、いちいちアナウンスしてくれるので納得できます。勉強になります。


作戦成功。流し替えごとに何人か乗せます。1人また1人とボウズ逃れしていきます。私は最初の1杯きりで、増えません。



不思議なアナウンスが流れました。こんなの初めてです。

「次の流し、3杯釣ってる人はちょっと休んでてね。3杯釣ってない人だけでやるからね。」

おもしろ〜い。
下手くそ救済措置。ピンポイントで狙っても上手い人にしか釣れないからということか。


左舷のほとんど全員が救済措置該当者です。チャンスタイム到来です。

右舷はけっこうクリアしているようで、お休みタイム。

う〜ん。今日は左舷、外れだったかな。


右舷のひま人達が、ミヨシ側からこちら側を見学しています。
左舷の常連組には屈辱のようです。
船長も船長で、常連を名指しで煽っています。
なんとも楽しい船です。

が、
結局、誰も釣れずに、チャンスタイム終了。
救済ならず。
はははは…

へへへへへ…
ホホホホホ…
世の中そんなもんだな、
って、笑っている場合じゃないか。


そういえば私、
朝から同じシャクリしてたな。
どうせ釣れないし、シャクリ変えてみるか。

釣れた時の、短くシュッってかんじから、優しく、ほわ~んってかんじに変えた、その直後、

 
12:40、ガシッ。
テンヤに乗りました。 
なななななぬぅぅ。


1杯目から6時間。
6時間ですよ。
なんだよ、シャクリが違ってたのかよ。

そして、5分後、


12:45、ガシッ、う、うそだろ。
3杯目もテンヤに乗ってきました。


5分で2杯。
なんだよ。やっぱりそういうことじゃん。シャクリが違っていたんじゃん。



船の振動と濡れたスカリの重みのせいでしょうか、スカリの中央部が徐々にずり上がって、スミイカのスペースがやたらと狭いです。落ちそうだな。
スペースを広げてあげようとイジってみましたら、

スミイカが機嫌を損ねて、ブシュブシュしてきて、まっくろけ。うぅぉぉぉ。危険危険。
 

「ダメだよ、スカリイジっちゃ〜」
船長から指導をいただきました。いやはや、ちゃんと見られています。


ちゃんと見ていると言えば、
こんなアナウンスも流れました。


「スッテは色々変えてやんなきゃだめだよ。朝からずっと同じ色でやっている人いるな〜」


ピンクでずっとやってた私のことだな。とほほ。



やる気のないスミイカは底にいるようでして、アナウンスで教えてくれます。


「テンヤにしか反応しないな。ダウンショットの人は、ズルズル引きずるくらい底でやんなきゃ乗らないよ。」


そういえば、となりのシロウト仲間はスッテで2杯乗せているな。



あ〜そうか。そういうことか。気が付いたぜ。



彼のスッテとテンヤの距離は異様に近いです。つまり、スッテが底に近く、底から離れないスミイカにも近いってこと。

 
いや〜船長のアナウンス、参考になるな。
 
 
 
ところで、優しく、ほわ~んのシャクリですが、あれっきり、もう効きません。なぜだ。

 
そして、あきらめのアナウンス。
 
「もう、全然乗らないや。スミイカのやる気がいよいよ無くなったので、これで上がっていきます。」

さっきブシュブシュされて黒くなった海水も、キレイになってます。

少しずつ流れたせいか、船を汚したふうでもないです。


やはり、バケツの底で野死したイカより、どう考えても旨いはずです。


 
スミイカは11月にして、すでにコロッケではなかったな。400gステーキサイズってかんじ。成長早いな。


結局、スッテでは釣れず、
テンヤで3杯でした。


船中0~8杯でした。